フルートを始めてみたいと思ったとき。 思うように音が出ず、少し悩んだとき。 もっと良い音で吹きたいと思ったとき。       これまで、フルートの奏法だけでなく、練習、本番、音楽との向き合い方、そして私自身の経験について、さまざまな記事を書いてきました。 同じ「フルートが難しい」という悩みでも、その […]

フルートに悩んだとき、もっと楽しみたくなったときに─これまでの記事まとめ【島村楽器 名古屋パルコ店|フルートインストラクター 森川健士】

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公開:2026年09月20日

更新:2026年09月20日

フルートを始めてみたいと思ったとき。

思うように音が出ず、少し悩んだとき。

もっと良い音で吹きたいと思ったとき。

     

これまで、フルートの奏法だけでなく、練習、本番、音楽との向き合い方、そして私自身の経験について、さまざまな記事を書いてきました。

同じ「フルートが難しい」という悩みでも、その理由は人によって違います

技術的なヒントが必要なこともあれば、「このままでいいのかな」と気持ちの面で立ち止まることもあります。

そこで今回は、これまでの記事をテーマごとにまとめました。

     

今の自分に少し近いかも。

そんな記事から、気軽に読んでみてください。

フルートインストラクター森川 健士

フルートインストラクター森川 健士

クラシックのフルート奏者として研鑽を積む一方、「和」の表現に定評がある。木製フルートを愛用し、尺八の技法であるムラ息、メリ、カリ等の奏法を取り込んだ音作りは、従来の西洋フルートの透明感に日本の陰影を重ねた音として評価を得ている。
ソロ・アンサンブルでのリサイタル、プロオーケストラの客演、その他商業施設や企業イベントでの演奏や、2025年パリ「Fête de la musipue」出演、メキシコ観光大臣ご一行の前での演奏等、様々な演奏活動を展開。
日本フルートコンヴェンション・アンサンブル部門金賞、同アンサンブルアワード部門入賞、その他コンクール入賞多数。
CBCラジオなどメディア出演もあり。

フルートを始めたい・久しぶりに吹きたい方へ

大人からフルートを始めても遅くない理由

「今から始めても遅いでしょうか?」

大人の方からよくいただく質問です。

でも、子どもの頃から始めなければ楽しめない楽器なのでしょうか。

実際に大人の方をレッスンしていると、むしろ大人だからこそ楽しめることもたくさんあって……

フルートを始める前に、できなくていいこと─できることは当たり前ではない

「楽譜が読めない」「リズム感がない」「肺活量に自信がない」

フルートを始める前から、いろいろな心配をされる方がいます。

でも、それらができるようになってからレッスンに来る必要はなくて……

昔フルートを吹いていたあなたへ─ブランクがあっても、音楽はまた始められる

学生時代には吹いていたけれど、何年、何十年と楽器に触れていない。

久しぶりに吹けば、昔のようにはいかないかもしれません。

でも、「昔の自分に戻ること」再開の目的でなくてもいいと思っています。

フルートを始めたいあなたへ─「センスがない」と言われた私が伝えたいこと

私自身、フルートの2回目のレッスンで「センスがない」と言われた経験があります。

部屋を出て泣きました。

それでも、そのままフルートをやめることはありませんでした。

その経験があるからこそ、初めて楽器を習う方に伝えたいことがあります。

フルートに悩んだとき・上達について考えたいとき

音大生で局所性ジストニアを発症。私が再びフルートを吹けるようになるまで

大学3年生の頃、それまで普通に動いていた左手が、思うように動かなくなりました。

練習してもできない。

むしろ練習するほど怖くなる。

一時は「左手がなくなれば諦められるのに」と思うところまで追い詰められたのですが……

「練習できませんでした」と謝らなくて大丈夫─忙しい大人がフルートを続けるために

レッスンの最初に、

「すみません、今週全然練習できなくて……」

と謝られることがあります。

でも私は、練習できなかったことを謝っていただく必要はないと思っています。

レッスンは、練習の成果を先生に提出する場所ではないからです。

「もっと練習すればいい」とは限らない─フルートが伸び悩んだときに見直したいこと

うまくいかないと、「もっと練習しなきゃ」と考えがちです。

もちろん練習は大切です。

でも、原因が分からないまま同じことを繰り返していると、その練習が悩みを深くしてしまうこともあって……

上達しているのに、上達した気がしないあなたへ─昨日までの目標が、今日の最低条件になっていく

「前より吹けるようになったはずなのに、全然上手くなった気がしない」。

そんな時、本当に上達していないとは限りません。

以前は「音が出れば嬉しい」と思っていたのに、今は「この音色では満足できない」と悩んでいる。

それは、できないことが増えたのではなく……

間違えても、音楽は続いていく─本番の緊張と向き合うために

本番で一音間違えた。

その瞬間に、「失敗した」と思ってしまうことがあります。

でも、4分の曲の中で10秒失敗したからといって、残りの3分50秒まで失敗だったことにする必要はありません

もっと良い音を出したい方へ─音・奏法の記事

フルートの音は、吹く前に決まる─音の出だしをきれいにするために

きれいな音の出だしを作ろうとして、タンギングばかり気にしていませんか?

私は、タンギングそのものが音を作っているとは考えていません。

舌が動くより前に、すでに準備しておきたいものがあります。

フルートは呼吸の延長線上─私が演奏で大切にしている考え方

フルートは、息を使って音を出す楽器です。

だからこそ私は、「楽器を吹く」というより、自分の呼吸がそのまま音になっていく感覚を大切にしています。

なぜかというと……

音のない時間は、休みではない─ブレスと休符に宿る音楽のこと

休符を見ると、「ここは音を出さない場所」と考えてしまいがちです。

でも、書道で筆が紙から離れた瞬間にも、その動きが止まっていないように、音がなくなった瞬間にも音楽の流れは続いています

なぜ中音域から音を作るのか─フルートの「地声」を考える

低音から楽に吹く。積み重ねていく。

いろいろな考え方がありますが、私は音を作る時、まず中音域を一つの基準にしています。

低音では多少息が緩くても音が出てしまう。高音では多少頑張りすぎても音になってしまう。

では、その間にある中音域はどうでしょうか。

私はここを、フルートの「地声」のように考えて……

口を変えずに、息を変える─フルートの音域をなめらかにつなぐ練習

低音、高音になるたびに、口を大きく変えていませんか?

この練習では、鏡を見ながらあえて口を変えずに音域を移動してみます。

目的は、うまく音を当てることではありません。

むしろ、音が変わらなかった時にも大切な情報があって……

同じラの中に、いくつものラがある─音域の境界線を探す

同じAの音なら、いつ吹いても同じAなのでしょうか。

実際には、低い音へ落ちる寸前のAもあれば、高い倍音へ切り替わる寸前のAもあります。

音程、音色、息の速さや密度。

その少しずつ違うAの中を行き来していくと、「ここを越えると次の音に変わる」という境界線が見えてきます。

この境界線が分かるようになると、高音を「当たるかな」と祈る必要が少しずつなくなっていって……

木製フルートとの出会い─なぜ私は木製フルートを使っているのか

私は現在、木製のフルートも使用しています。

銀製フルートを使っていた私が木製フルートを試奏した時、まず驚いたのは音色だけではなくて……

音楽との向き合い方・私が大切にしていること

楽譜通り吹くより大切なこと─なぜ私は「間違っても大丈夫」と言うのか

もちろん、楽譜を正しく読むことは大切です。

でも、間違えずに吹くことだけが演奏の目的になってしまったら、音楽から失われてしまうものもあると思っていて……

「表現する」とは何をすることか─水墨画のように音色を描く

「もっと表現して」と言われても、何をすればいいのか分からない。

そんな経験はないでしょうか。

私は音色を考える時、水墨画を思い浮かべることがあって……

フルートで尺八を吹く理由─《鶴の巣籠り》が教えてくれた一音と間の美しさ

私のフルート演奏には、尺八から受けた影響が多くあります。

きっかけの一つになったのが、《鶴の巣籠り》という曲でした。

初めて聴いた時、とてつもなく衝撃を受けて……

発表会に出る意味─上手さを証明するためではなく、音楽を分かち合うために

「まだ人前で演奏できるほど上手くないので……」

発表会のお話をすると、そんな言葉を聞くことがあります。

でも私は、発表会を「上手になった人が成果を証明する場所」とは考えていません。

山は逃げない、音楽も逃げない─富士山で感じたフルートの呼吸とリズム

音楽とは一見関係のない経験から、演奏について考えさせられることがあります。

富士山を歩いていた時に感じたのは、「先へ進むこと」だけを考えるほど苦しくなるということで……

フルートに魅了された理由とインストラクターになるまで

なぜフルートを選び、なぜ今、フルートを教えているのか。

ここまでの記事で書いている考え方の背景には、私自身がフルートと過ごしてきた時間があります。

「そもそも森川ってどんな人?」と思った方はこちらから。

レッスンを飛び出して─イベント・演奏・活動

普段の個人レッスンだけでなく、皆さんで音楽を作るイベントも行っています。

「イベントってどんな雰囲気なんだろう」

「自分でも参加できるかな」

と気になる方は、こちらも覗いてみてください。

【開催レポート】フルートアンサンブル会を開催しました─「合わせる」から「一緒に音楽を作る」へ

最初と最後に、同じメンバーで同じ曲を録音しました。

その間に行ったのは、ブレス位置をみんなで相談したり、純正律と平均律を聴き比べたり、風のような音を全員で探したり。

同じ楽譜なのに、最後の演奏では音楽の流れが変わっていて……

はじめてでも、久しぶりでも。新しい音をはじめよう

「初めてだから」「久しぶりだから」

と、楽器に触れることをためらう必要はありません。

まず一度、音を出してみる

そこから始まる時間を大切にしたイベントです。

フルートって、こんなに表情がある。─10/18 ミニライブ&フルート体験会

フルートというと、「柔らかくて、きれいな音」を思い浮かべる方も多いかもしれません。

でも、フルートにはそれだけではなく、一本の楽器から、いろいろな表情が生まれます。

まずは演奏を聴いてみる。

気になったら触ってみる。

そして、とりあえず息を入れてみる

フルートは、初めてなら音が出るだけでも十分すごい楽器なのですが……

最後に

技術的な悩みを解決したくて記事を探す日もあれば、ただ少し気持ちが楽になる言葉を探したい日もあると思います。

私自身、思うように演奏できず悩んだ経験もあれば、音楽を続けてきたからこそ出会えた景色もありました。

その両方があるから、奏法だけでも、気持ちの話だけでもなく、これからもいろいろな角度からフルートについて書いていきたいと思っています。

     

気になる記事が一つでもあれば、そこから読んでみてください。

そして、

「自分も、もう少しフルートを楽しんでみようかな」

と思っていただけたら嬉しいです。

     

島村楽器 名古屋パルコ店
フルート・オカリナ インストラクター
森川 健士

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