バイオリン講師3人が送る「バイオリンのと・り・こ Vol.38」

ご無沙汰しております。しばらくお休みしていましたこちらのブログ、本日より再開いたします！

江戸川区平井のバイオリン科講師による月替わりブログの第38回目は、月曜日にレッスンしている上杉典子先生です。

バイオリン科講師　上杉　典子

久しぶりの更新となりました。今回はオペラについてお話しようと思います。
先日、オペラのガラコンサートにオーケストラのメンバーとして出演する機会がありました。
ガラコンサートとは、何かを記念して行われる演奏会です。
今回、私が出演したコンサートでは、たくさんの歌手の方が様々なオペラのアリア(歌)を披露しました。

さてオペラとはというと、演劇と音楽によって構成されている舞台芸術のことです。
演劇と言っても、台詞などは歌で表現されています。

イタリアが発祥の地とされていますが、その後、ドイツやフランスなどヨーロッパ各地に広まりました。初期の作品ではモーツァルトの「フィガロの結婚」や「魔笛」などが有名です。
その後、数多くの有名なオペラの作曲家がイタリアより生まれました。
「歌劇王」と呼ばれるヴェルディや「蝶々夫人」で有名なプッチーニはイタリア出身です。

ミュージカルとは何が違うの？と疑問に思うかもしれません。
ミュージカルはオペラに影響を受けて、アメリカ発祥で生まれました。
歌で表現するだけでなく、芝居やダンスなども含めて一体となった舞台芸術です。
またクラシック音楽だけでなくポップスやジャズなども使用されるのも大きな違いです。

オペラの中には日本が舞台となっている作品があります。
先程も書いた「蝶々夫人」です。有名なアリア(歌)「ある晴れた日に」は度々フィギュアスケートで使用され、とても有名で壮大な歌です。ぜひ聴いてみてください！

オペラは上演するのに3時間かかる作品やそれ以上に長い作品もあります。
全部を見聞きするのは大変なので、有名なアリアを抜粋したCDなども発売されているので親しんでみてはいかがでしょうか？

スタッフから

蝶々夫人より「ある晴れた日に」

オペラというと少し難しく感じる方もいらっしゃるかと思いますが、テレビCMや、フィギュアスケートで使用されることも多く、耳にする機会も実は結構あります！また、吹奏楽用で5～10分程度の長さに編曲されて演奏されることもよくありますね。
オペラから派生したものには、「オペレッタ」という演奏形式も存在します。有名なものでいうと、オッフェンバックの「天国と地獄」やヨハンシュトラウス2世の「こうもり」などがあげられます。これらはオペラと比べ、台詞部分も多く、軽妙に演じられます。オペラについて気になってきた、、、！という方は是非、調べてみて下さい。奥深い世界が待っていますよ！
また、当店ではオペラの楽譜なども取り扱っております。店頭にない商品はお取り寄せも可能ですのでご利用ください。
次回は川島夏奈江先生です。お楽しみに。

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前回までのと・り・こ

バイオリンのと・り・こ　Vol.27黒田由貴子先生 「普段とは違う練習場所」
バイオリンのと・り・こ　Vol.28上杉典子先生　「美術館展とロシア芸術」
バイオリンのと・り・こ　Vol.29川島夏奈江先生　「メンテナンス」
バイオリンのと・り・こ　Vol.30黒田由貴子先生 「チューナーの紹介 その1」
バイオリンのと・り・こ　Vol.31上杉典子先生 「ヨーロッパのクリスマスとクリスマス協奏曲」
バイオリンのと・り・こ　Vol.32黒田由貴子先生「チューナーの紹介 その2」
バイオリンのと・り・こ　Vol.33川島夏奈江先生「音のデジタル化と生音について」
バイオリンのと・り・こ　Vol.34黒田由貴子先生「チューナーの紹介 その3」
バイオリンのと・り・こ　Vol.35上杉典子先生「イギリス音楽の歴史」
バイオリンのと・り・こ　Vol.36川島夏奈江先生「アイリッシュについて」
バイオリンのと・り・こ　Vol.37黒田由貴子先生「チューナーの紹介　その4」

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