【バイオリン教室 講師ブログ】バイオリンのと・り・こVol.35

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2018年06月19日

*バイオリン講師3人が送る「バイオリンのと・り・こ Vol.35」 江戸川区平井のバイオリン科講師による月替わりブログの第35回目は、月曜日にレッスンしている[http://www.shimamura.co.jp/ms-hirai/index.php?itemid=123726::title=上杉典 […]

バイオリン講師3人が送る「バイオリンのと・り・こ Vol.35」

江戸川区平井のバイオリン科講師による月替わりブログの第35回目は、月曜日にレッスンしている上杉典子先生です。

バイオリン科講師 上杉典子

5月19日にイギリスではウィリアム王子とメーガン妃のロイヤルウエディングがあり、話題となりました。
ちょうど同じ頃、私はコンサートでイギリスの作曲家であるブリテン(1913-1976)の作品を演奏する機会がありました。なので今回はイギリスの作曲家やクラシック音楽についえお話したいと思います。

イギリスでは、イタリアやドイツなどの国とは違った歴史があります。
「威風堂々」「愛のあいさつ」で知られるエルガーですが、彼は19世紀の作曲家です。ではその前、ハイドン、モーツァルト、ベートーベンが活躍した17〜18世紀の約200年近く、イギリスでは有名なクラシック作曲家は生まれていません。それはなぜでしょう?

ここには歴史が関わる問題があります。
17世紀にピューリタン革命という革命が起こります。それにより音楽は人間をダメにしてしまうとみなされ、禁止されてしまいます。
教会のオルガンは壊され、合唱団も解散させられました。多くの作曲家は国外へ逃亡し、低迷期を迎えるのです。
一度途絶えた文化は革命が終わっても復活するまでに長い年月を必要とし、エルガーが活躍する19世紀までクラシック音楽の文化は発展することはありませんでした。

その後、数々の作曲家が生まれ、クラシックだけでなくミュージカル、ロックなどの大衆音楽でも存在感を示す国となりました。
他のヨーロッパとは違う歴史を辿ったイギリス。ステキな曲がたくさんあるので聴いてみて下さい♪

エルガー「威風堂々」「愛のあいさつ」

ホルスト「惑星」

ウェーバー「オペラ座の怪人」「キャッツ」
(ミュージカル)

など

スタッフより

ピューリタン革命により音楽以外にも、競馬、賭博、演劇なども禁止となったようです。
ピューリタン革命が起こらなければイギリスの17〜18世紀にはどんな音楽が生まれていたのでしょうか… そんなことを考えるとなんだかワクワクしますね。

次回は川島夏奈江先生です。お楽しみに。

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前回までのと・り・こ

バイオリンのと・り・こ Vol.27黒田由貴子先生 「普段とは違う練習場所」
バイオリンのと・り・こ Vol.28上杉典子先生 「美術館展とロシア芸術」
バイオリンのと・り・こ Vol.29川島夏奈江先生 「メンテナンス」
バイオリンのと・り・こ Vol.30黒田由貴子先生 「チューナーの紹介 その1」
バイオリンのと・り・こ Vol.31上杉典子先生 「ヨーロッパのクリスマスとクリスマス協奏曲」
バイオリンのと・り・こ Vol.32黒田由貴子先生「チューナーの紹介 その2」
バイオリンのと・り・こ Vol.33川島夏奈江先生「音のデジタル化と生音について」
バイオリンのと・り・こ Vol.34黒田由貴子先生「チューナーの紹介 その3」

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