【バイオリン教室 講師ブログ】バイオリンのと・り・こVol.37

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2018年11月02日

*バイオリン講師3人が送る「バイオリンのと・り・こ Vol.37」 江戸川区平井のバイオリン科講師による月替わりブログの第37回目は、土曜日にレッスンしている[http://www.shimamura.co.jp/ms-hirai/index.php?itemid=151192::title=黒田由 […]

バイオリン講師3人が送る「バイオリンのと・り・こ Vol.37」


江戸川区平井のバイオリン科講師による月替わりブログの第37回目は、土曜日にレッスンしている黒田由貴子先生です。

バイオリン科講師 黒田由貴子

すっかり朝晩は冷え込むようになってきました。
今年も残すところ2か月、11月ですね。

さて少し時間が空いてしまいましたが、チューナー紹介第4弾!
とはいっても今回は厳密にはチューナーではなく、番外編として調弦をする際に使うもののご紹介です。
これまでの第1~3弾でご紹介したものとは少し毛色が違うかなと思います。

まず・・・機械ではありません。そして電池も要らない。でも音は出ますし、狂いません。軽くて場所も取りません。
何でしょうか???


正解は「音叉」です。

合唱をされる方は目にしたことがあるかもしれません。

また私は理科の実験で巨大なものを使ったことがあります。
これはヴァイオリンのA線のラ(A)の音が鳴るんですね。ですのでこのラにA線を合わせて、後はAD線→DG線→AE線と耳で聴いて音を合わせていきます。

どうやって音を出すかといいますと、Yの字の上の方(青〇の所)で固い所を叩きます。そして音叉に耳を近づけると、ラの音が聞こえてきます。音を鳴らすときに気を付けることは、音叉のYの字の下の棒の部分(黄〇の所)を持つこと。

そして叩いた後は、Yの字の上の部分(青〇の所)は触らないこと。この部分が振動して音が鳴っているので、触ってしまうこと音が消えてしまいます。
丸い部分(赤〇の所)を耳に押し付けても聞こえます。
私は小さい頃、色々な所を叩いて、色々な場所に当てて遊んでいました。

さて音は鳴りました。ただし音が小さい・・・どうするか。
音叉の下の丸い部分(赤〇の所)を机など触れさせると良いです。空洞が必要とのことのなので引き出しが付いていれば尚良いかも。つまり共鳴箱があれば良いわけです。
またヴァイオリンの駒の部分に当ててもラの音がよく響きます。

ヴァイオリンの駒が振動を本体に伝えていることが実感できると思います。
(楽器本体の木の部分に触れさせても響きますが、傷付けないように!)

特に駒に当てると音が聞き取りやすく、音叉の音量を楽器が増幅しているので、合わせやすいと思っています。

最後に注意点。

音叉にはラ(A)の高さのHzが440のものと442のものがあります。
最近はホールのピアノの調律も442Hzが多いので、ヴァイオリンの場合はこちらの方が使い勝手は良いかもしれません。

4回に渡ってチューナーをご紹介してみましたが、いかがでしたでしょうか。
皆さん、ご自身に合ったものを選んでくださいね。

スタッフより

黒田先生のチューナー紹介ページをまとめてみました!

バイオリンのと・り・こ Vol.30
「チューナーの紹介 その1」

バイオリンのと・り・こ Vol.32
「チューナーの紹介 その2」

バイオリンのと・り・こ Vol.34
「チューナーの紹介 その3」

全て見てみると、改めてチューナーの歴史が良く分かり、現在に至っては電子の技術が発達して利便性の高いものが多く発売されているということが分かります。
今回の第4弾で出てきた「音叉」は、1711年にイギリスのジョン・ショア (John Shore) がリュート(弦楽器)の調律のために発明したのが起源であるとされています。使用法やデザインもとてもシンプルですが、しっかりと調弦をすることができる優れものですね。
皆様はどのようなチューナーを使っていますか?まだお持ちでない方、ご購入を検討している方、はこの記事を見ればチューナーの重要性や便利なところが見えてきたのではないでしょうか?

スタッフからはこちらの商品をご紹介させていただきます!

「チューナー用マイク」といいます。こちらは楽器にマイクを装着させることで振動を直接チューナーに送ることができるクリップ式のマイクで、周りの人の声や音の影響を受けずに、より正確で素早くチューニングをすることができる優れものです。

吹奏楽、オーケストラなどの合奏中に周りの自分の音程だけを確かめたいとき、ありませんか?特に木管楽器はどうしても金管楽器の音に負けてしまい、チューニングする際は別室へ行ってチューニングしに行く、なんてこともあるかもしれません。(スタッフは学生時代そうしていました(笑))

しかしこのチューナーマイクがあれば解決!装着の仕方は、管楽器ならベル部分や足部管部分にクリップ状のマイクを装着できます。ギターやヴァイオリンなどの弦楽器には、ギターならヘッド部分、ヴァイオリンなどの弦楽器には駒部分に装着すれば使用可能です。
↓画像はクラリネットのベル部分に取り付けた参考画像です。↓

こちらのチューナーマイクは、KORGとYAMAHA製のものがありますので、お手持ちのチューナーに合わせたブランドを選択して頂けたらと思います。

商品名 販売価格(税込)
KORG CM-300 (ブラック) クリップタイプ チューナー用マイク ¥1,620

商品名 販売価格(税込)
YAMAHA TM-30 BK チューナー用 マイク クリップ式 ブラック ¥2,160

各ブランドカラー展開ございますので、ぜひ調べてみて下さいね♪
また、店頭でお取り寄せ可能ですのでお気軽にご相談ください!

次回は、上杉 典子先生です。お楽しみに。
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前回までのと・り・こ

バイオリンのと・り・こ Vol.27黒田由貴子先生 「普段とは違う練習場所」
バイオリンのと・り・こ Vol.28上杉典子先生 「美術館展とロシア芸術」
バイオリンのと・り・こ Vol.29川島夏奈江先生 「メンテナンス」
バイオリンのと・り・こ Vol.30黒田由貴子先生 「チューナーの紹介 その1」
バイオリンのと・り・こ Vol.31上杉典子先生 「ヨーロッパのクリスマスとクリスマス協奏曲」
バイオリンのと・り・こ Vol.32黒田由貴子先生「チューナーの紹介 その2」
バイオリンのと・り・こ Vol.33川島夏奈江先生「音のデジタル化と生音について」

バイオリンのと・り・こ Vol.34黒田由貴子先生「チューナーの紹介 その3」

バイオリンのと・り・こ Vol.35上杉典子先生「イギリス音楽の歴史」

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