【バイオリン教室 講師ブログ】バイオリンのと・り・こVol.33

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2018年03月31日

*バイオリン講師3人が送る「バイオリンのと・り・こ Vol.33」 江戸川区平井のバイオリン科講師による月替わりブログの第33回目は、金曜日にレッスンしている[http://www.shimamura.co.jp/ms-hirai/index.php?itemid=134507::title=川島夏 […]

バイオリン講師3人が送る「バイオリンのと・り・こ Vol.33」

江戸川区平井のバイオリン科講師による月替わりブログの第33回目は、金曜日にレッスンしている川島夏奈江先生です。

バイオリン科講師 川島夏奈江

ヴァイオリン科講師の川島です。

最近クラシック以外にもポップス、ロック、ジャズなどいろいろな音楽を聴く機会が増えて来ているのですが、よく聴いてみると曲の中で流れている楽器の音が打ち込みといわれるデジタルな音で表現されるものが多くなって来ているように感じます。

クラシックはもちろん生音です。邦楽においても、もちろん生音もありますがデジタル化が進んでいるのかなと考えています。

今はパソコンがあれば誰でも音楽制作が出来る時代になって来て、生の楽器音をサンプリングした音で貼り付けるといった生に近い状態で提供出来る技術も発展し、再現度がとても上がって来ています。
それなりに綺麗な音が作れることに、今まで生音を扱って来た者として少し不安にもなります。いつか誰も演奏しなくなってしまうんじゃないか。機械任せになってしまうのではないか、、、。

ですが、今の技術でなかなか再現できないもの。

楽器の奏法。

弦楽器が一番再現するのが難しいといわれています。
スタッカート、ピチカート、トリル、トレモロなどの奏法の抑揚をつけられるのは生音ならでは。
それだけ繊細な楽器ということですね。
合奏をしたときにパートによって音を引き継ぐときの絶妙な間を表現するのも生音ならではです。

技術の進歩で綺麗な音が流れるというのはとても便利で良いことと思います。その環境の中でも生音を目で見て耳で感じるという環境がいつまでも続いて欲しいと思います。

スタッフから

生音ならではの個性は何処へ?とスタッフも最近の曲を聴いて感じていたことでした。
デジタル化が進んでいく便利な世の中で音楽的感性の幅までどんどん狭まっていってしまうのではないかと感じてしまいます。

しかし、最近はクラシックを題材にした漫画やアニメが増えてきており、クラシックの生音というのが日本人にとって身近になってきているのではないかとも思います。
モーツァルトやバッハは現代に新曲を出せないですから、生音が魅力のクラシックの流行が巡って来るのをじっと待つしかありません。

後世に生音の良さを残すことが出来る存在が1人でも多くなってくれることを願っています。

次回は黒田由貴子先生です。お楽しみに。

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前回までのと・り・こ

バイオリンのと・り・こ Vol.26川島夏奈江先生 「ヴィヴァルディ作曲『四季』より『春』」
バイオリンのと・り・こ Vol.27黒田由貴子先生 「普段とは違う練習場所」
バイオリンのと・り・こ Vol.28上杉典子先生 「美術館展とロシア芸術」
バイオリンのと・り・こ Vol.29川島夏奈江先生 「メンテナンス」
バイオリンのと・り・こ Vol.30黒田由貴子先生 「チューナーの紹介 その1」
バイオリンのと・り・こ Vol.31上杉典子先生 「ヨーロッパのクリスマスとクリスマス協奏曲」
バイオリンのと・り・こ Vol.32黒田由貴子先生「チューナーの紹介 その2」

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