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オンラインストア運営

【オンラインストア運営】

近年、消費者によるインターネットショッピングの需要が加速し、当社の売上の中でも大きな割合を占めるオンラインストア。いまや商品購入時における選択肢のひとつとして欠かせないものになっている。店舗とオンラインストアをつなぐ、その重要な役割を担う社員に、オンラインストアの運営と今後の展望を語ってもらった。

楽器を買うときのひとつの選択肢として、お客様に寄り添いたい EC営業部 芳賀

はが
芳賀
2017年入社

EC営業部
2017年に新卒入社。島村楽器新宿PePe店で販売スタッフを経験したのち、EC営業部に異動し、マーチャンダイジングチームに所属。オンラインストアのページ作成や商品管理、在庫確保などの商品関連業務を担当している。
好きな音楽ジャンルはロックとエレクトロニカ。趣味はカメラ。

EC営業部の仕事

複数のオンラインモールへ出店することで、一人でも多くのお客様に音楽の楽しさを提供する

芳賀

ECとはElectronic Commerceの略称で、インターネットショッピングのことを指します。(以下:EC)島村楽器では現在、自社販売サイトの「島村楽器オンラインストア」の他に、5つのオンラインモール(※)に出店しています。EC営業部ではこれら6つのサイト運営と商品ページの管理を行っています。
部内では、お客様のご注文やお問合せに対応するチーム、システム管理を行うチーム、商品ページの作成や商品管理、在庫の確保などを行うマーチャンダイジングチームに分かれており、私はマーチャンダイジングチームに所属しています。

例えばエレキギターのように、楽器単体では音を出すことができないものもあるので、楽器の知識がなくても演奏をするために必要なものが揃うように、最初に揃えておく必要のあるものをセットで販売するなど、お客様に商品をお届けしたあとのことも考えた販売を意識しています。

※オンラインモールとは
インターネット上で、商品やサービスを販売する「オンラインショップ」が複数集まったウェブサイトを表す。同じ施設に様々な店舗が集まったショッピングモールになぞらえて呼ばれている。例を挙げると楽天やAmazonが該当する。

ページの見せ方で他社との差別化を図る

楽器は家電製品などと一緒で、基本的には他社と同じ製品を販売することがほとんどです。そのためオンラインモール上では実店舗とは異なり、他社競合がとくに起こりやすい環境になります。
そこでどういった商品ページの見せ方にするべきか、日々考えて工夫を凝らしています。”いかに他社ページとの差別化を図るか”という部分が重要となりますが、お客様が当社のオンラインストアから購入したいと思って選んでいただけるように試行錯誤しています。

その方法として、オンラインストア限定のオリジナル商品の展開を行ったり、セット販売に力を入れています。
新卒で新宿PePe店に配属となり、対面でお客様のサポートをさせていただいた経験が活きています。またご購入後も全国の店舗でアフターフォローを受けていただけますので、お客様に安心してご購入いただける点が当社の強みとなっています。

芳賀

触れずに購入していただくことの難しさ

インターネットショッピングで購入するという選択肢

楽器という特性上、実際に店舗スタッフに話を聞き試奏してから購入したいという方も多くいらっしゃいます。しかし店舗までが遠かったり、時間がなかったり、なかなか楽器店に行くことができないというお客様もいらっしゃいます。そのようなお客様に対して、インターネットショッピングで購入する選択肢を提案できるということが、EC営業部の使命であり、社内での役割であると考えています。

しかし、「実際に商品を見ずに購入する」という不安はどうしても残ると思います。そのようなお客様が、安心してオンラインストアでご購入していただけるように様々な取り組みを行っています。
実際に音を鳴らしながら商品の特徴を説明する動画を配信したり、掲載画像の撮影時にはディティール(細部)まで分かるように撮影したり、ここで私の趣味であるカメラが活きることもあります(笑)。
ときには"スタッフコメント"欄にその楽器に対する熱い気持ちを記載することもあります。
とにかく、お客様にご購入後のイメージを持っていただけるような商品ページづくりを意識しています。

お客様の手元に届いたときに「そうそう、これこれ」と心から満足していただけるのが理想です。
現状まだまだ足りない部分が多いですが、「実際の商品」と「商品を直接目にしていないお客様のイメージ」とのギャップをさらに埋めていくのが今後の課題です。

お客様のニーズをすすんで取りにいく

店舗とは異なり直接お客様と会話をする機会がないので、なかなか市場の動向を掴みにくいこともあります。
しかしオンラインモール上では店頭よりも早く反応が出ますので、日頃から市場の動向やメーカーサイトなどを見て、どのような商品を掲載すれば反応が出るか、また話題の新製品の在庫をいくつ確保することがよいのかなどを考えています。

ECに限らず、小売店にとって一番分かりやすいデータは「どの商品をどれくらい販売したか」ということですが、それと同時に「受注した商品が世間のニーズのごく一部である」ということも念頭に置き、自ら進んで情報を取りにいっています。新製品の評判も見ますし、SNSから商品レビューを見たりもしていますね。自分が分からなかったり知らない商品については、部内の担当者や取引先に直接話を伺っています。売上だけでは見えない部分の情報をなるべく集めるということは必要になってきますね。

芳賀

やりがい

自分で考えて行動したことがはっきりと結果に

単独の店舗と異なり、広い商圏や数多くの商品を扱い、会社全体のEC事業を一手に担うことに対して責任のある業務だと思っています。扱っている数字が大きいため、自分で考えて行動したことがはっきりと結果に表れるんです。例えば今まで1台も売れていなかった商品ページの内容を見直して修正することで、大きく売上が動くことがありました。逆に順調に売れていた商品がいきなり売れなくなってしまうこともしばしばあります。
EC業界ではよくあることですが、初めて経験したときは驚きました。自分の予想がピタッと的中したときは、とてもやりがいを感じますね。

今後の展望

実店舗と同じサービスを提供することがオンラインストアの理想形

楽器業界に関わらずインターネットショッピングの需要は年々増えています。
ただ楽器という特性上、実際に見て触ってから買いたいという人は減ることはなく店舗の価値が失われることはないと思います。店舗における接客の基本は、お客様お一人おひとりに一番合った楽器を提案してご購入いただくことだと考えています。それがオンライン上でもできるようになったら良いなと。お客様が迷わず安心して購入することができて、受け取ったときに期待通り、もしくはそれ以上に喜んでいただけることが理想ですね。

実際の店舗では売り場や倉庫の場所が限られています。したがってオンラインストアほどの商品数を置くことができないので、その点はオンラインストアのメリットとしてこれからも最大限活かしていきたいです。
リアル店舗とオンラインストアのお互いのメリットを共有しあって連携し、お客様のご都合に合わせてどちらも利用していただけるような、オムニチャネル化をより進めていければと思っています。

芳賀

楽器を買うときの1つの選択肢としてオンラインストアの役割があり、ご利用いただく際には店舗と同等のサービスを提供できるようにしていきたいと考えています。

リアル店舗とオンラインストアの両方を兼ね備えている島村楽器だからこそできることを日々考えて行動し、結果として”音楽の楽しさを一人でも多くの人に伝えること”に繋がっていけばうれしいです。

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