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バンドでセルフレコーディングしてみよう!Vol.1 ― ドラム録音編 ―
こんにちは、デジタル担当の杉山です!
バンドでのセルフレコーディング、最初のハードルとなるのは「ドラム録音」。
マイクの数も多く、設置位置によって音が大きく変わるため「難しそう…」と感じる方も多いですが、基本を押さえれば十分トライできます!
今回は 9本マイク(Top2本、Kick In、Kick Out、Snare Top、Snare Bottom、Hi-Hat、Rack Tom、Floor Tom) を想定したセッティングをご紹介します。
CONTENTS
今回使うアイテム
マイク

| -ポジション- | -マイク- | ーセレクトポイントー |
|---|---|---|
| Over Head | C214/AKG | 中低域がさっぱりしていて、のびやかな高音が録れる |
| Kick In | ATM25/Audio Technica | 低音感とアタック感がよく録れる |
| Kick Out | YCM705/YAMAHA | レンジが広く、音圧にも強い。 |
| Snare Top | i5/AUDIX | 57と比べて「重心が低く、モダンな音」が録れる |
| Snare Bottom | SM57/SHURE | 音がパリっとしていて、前に出てくる |
| Hi-Hat | B5/Behringer | 主張しすぎず、比較的フラットに録れる |
| Tom | PL35/EV | MIDの押し出し感が録れる |
コンデンサーマイクorダイナミックマイク、指向性、周波数特性を判断材料に
マイクをセレクトしていきます。
マイクスタンド
セッティングしやすいように、背の低いスタンドと背の高いスタンドを用意しました。
マイクケーブル

XLRケーブル(キャノンケーブル)を用意します。
今回は個人的にとりまわしやすくて好きな4E6Sから自作した物を使います。
オーディオインターフェース

ドラム録音では入力が8Ch以上の物をお勧めします。
今回はデジタルミキサーのDM3S(YAMAHA)をオーディオインターフェースとして使用します。
DAWソフト
DAWをマルチトラックレコーダーとして使用します。
どのDAWソフトでも録音は出来ますが、今回はオーディオの扱いが得意な「ProTools」を使用します。
各マイクの役割

Top Mic(オーバーヘッド)
読んで字の如く、頭上からドラム全体の空気感やシンバルの響きを捉えるマイク。通常はステレオ(L/R)で立てて空間感を出します。
→ ここが“全体のまとめ役”。

Kick In
バスドラムの中に差し込み、アタック感・芯のある低音をキャッチ
Kick Out
フロントホールの外側に設置。低域の“ふくらみ”や自然な響きを補います。

Snare Top
スネアの上に設置。輪郭・アタック感をしっかり捉えます。
Snare Bottom
スネア裏側に設置。スナッピー(響き線)のジャリっとした成分をキャッチ。
※位相反転(位相を逆にする)処理をします。
個人的には基音の補強も担わせています。
Hi-Hat

ハイハット用に専用マイクを。繊細な刻みを強調できます。
スネアの音が大きく入り込むので、距離や角度で調整します。
Tom


オーバーヘッドマイクでは録りきれない音のボディーの補強。演奏の動きをはっきり録れます。
実際に録音してみよう!
ドラムのレコーディング方法を、1分間にギュッとまとめてみました🥁🎧
最後に
ドラムのレコーディングは、やってみると発見の連続!
ぜひみなさんもチャレンジしてみてください。
「こんな音を録ってみたい!」
「うまく録れない…コツが知りたい!」という時は、
お気軽に浦和パルコ店・杉山までご相談ください。
お店でも、お電話でも大歓迎です!🎶
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