こんにちは!浦和パルコ店のデジタル担当 杉山(すぎやま) です。 ライブや発表会でPAを触るときに、まず一番はじめに大切なのが「ゲイン調整」。音作りの出発点ですね。 今回は、「そもそもゲインってなに?」というところから、実際の調整手順までをわかりやすく紹介していきます! 🔍そもそもゲインノブ(GAI […]

はじめてのミキサー講座 ~🎚「ゲイン」の決め方~

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公開:2025年11月01日

更新:2025年11月20日


こんにちは!浦和パルコ店のデジタル担当 杉山(すぎやま) です。

ライブや発表会でPAを触るときに、まず一番はじめに大切なのが「ゲイン調整」。
音作りの出発点ですね。

今回は、「そもそもゲインってなに?」というところから、実際の調整手順までをわかりやすく紹介していきます!

🔍そもそもゲインノブ(GAINつまみ)とは?

マイクから出力される微弱な電気信号を、ミキサーで扱える信号レベルまで増幅するためのノブです。
マイクや楽器など、入力機器によって音の強さがバラバラなので、それをちょうど良いレベルにそろえるのがこのゲイン(GAINノブ)の役割です。

ちなみに、ミキサーの信号の流れは
【ゲイン → フェーダー → 出力】
という順番になっています。

💡参考

⚙PADボタンってなに?

入力が強すぎる場合に使うのがPADです。
PADを押すと入力レベルを少し下げて、歪みやノイズを防いでくれます。

🎚フェーダー位置のポイント
フェーダー(スライダー)は中心の「0dB」付近が最も細かく音量をコントロールしやすい位置になっています。
メーカーが想定して設計している“基準位置”です。

この0dBでちょうど良い音量になるように、ゲインを決めてあげるのが理想です。
これができると、あとでフェーダー操作がとってもラクになります。

🧭ゲイン調整の準備


いきなり音を上げる前に、まずは安全のために以下のようにリセットしましょう

・ゲイン:最小(左に回し切る)
・PAD:ON(押す)
・マスターフェーダー:0dB
・チャンネルフェーダー:−∞(一番下)
・EQ:フラット(+−0dB)

これがスタートラインです。

🎤ゲインの取り方

音が出せる状態(演者さんが音を出している状態)で調整を行います。
※不意に大音量が出たり、ハウリングしたりするのを防ぐためです。

たとえばボーカルなら「マイクテスト〜」と喋ってもらいながら行いましょう。

手順
1️⃣ チャンネルフェーダーを0dBまでゆっくり上げます。
 → 出口を開けた状態(音を出す経路を作る)

2️⃣ ゲインノブをゆっくり上げていきます。
 → 音量がちょうど良く聞こえる位置を探しましょう。

⚠もし最大まで上げても音が小さい場合は、一度ゲインを戻してPADをオフにし、再びゆっくり上げてみてください。

3️⃣ 同じ手順を他のチャンネルでも行います。

これで「チャンネルフェーダーが0dBの位置で程よいバランスになる」理想の状態がつくれます✨


イベントが始まると、お客様の人数や演奏者のテンションなどによって音の聞こえ方は常に変化します。
でも最初にしっかりゲインを取っておくことで、あとからのフェーダー調整がとてもスムーズになります。

つまり、PAの第一歩=ゲイン調整。
ここからライブ全体の音作りが始まるんです!

💬まとめ&ひとこと

絶えず変化する音のバランスをコントロールし、
演奏者のパフォーマンスを最高の音でお客様に届ける――そこがPAエンジニアの腕の見せどころです!

わからないことや、実際にミキサーを触ってみたい方は、ぜひ浦和パルコ店 杉山までお気軽にご相談ください!🎶
一緒に音作りしてみましょう!

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