スタッフ本平の【宅録のススメ Vol.2】~DTM・DAW入門!まずは何を用意すればいいの?~

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2020年10月29日

こんにちは。島村楽器松本パルコ店デジタル・PA担当の本平です。]][!!【宅録のススメ】!!]と題して始めた記念すべき[https://www.shimamura.co.jp/shop/matsumoto/dtm-dj/20201022/5331:title=1回目の記事]は[!!「配信」!!]をテ […]

こんにちは。島村楽器松本パルコ店デジタル・PA担当の本平です。
【宅録のススメ】と題して始めた記念すべき1回目の記事「配信」をテーマに必要な機材を紹介しました。今回はパソコンを使って自分で楽曲を制作するにはどんなツールが必要か紹介します。

宅録を始めるのに最低限必要なもの

技術の進歩により、音楽制作の環境はデジタルが主流になりました。それにともない音楽の制作方法は自由度が増してきており、ドラムやピアノ等を演奏データとして「打ち込み」、その伴奏の上にボーカルやギターを実際に演奏・録音・編集したりと、誰でも簡単に音楽制作が出来る時代になりました。今回はパソコンを主体とした場合(DTM=デスク・トップ・ミュージック)の必要機材を紹介します。

必要な機材1【パソコン】

DTMを快適に行うのであれば、スマートフォンやタブレットではなくパソコン(以下PC)が良いでしょう。PCは今日では多くのご家庭に1台はあるでしょうし、スマホなどはDTMをするには画面が小さく操作するのにもストレスを感じることがあります。ぜひPCで始めることをおすすめします。近年のPCはスペックも高ので、一般向けの標準的なタイプでも十分にDTMは可能だと思われますが、もしこれから新たにPCを新調するのであれば、必要に応じたスペックを当店にてご提案いたします。

必要な機材2【DAWソフト】

DAWとは「デジタル・オーディオ・ワークステーション」の略称で、デジタルで音声の録音、編集、編曲、ミキシングなど一連の作業が出来るように構成された一体型のシステムを指します。簡単に云えば、PC等で音楽制作をするために必要なソフトウェアです。各メーカーから様々なDAWソフトがリリースされていますが、ここでは音源も充実していて、「楽曲制作~ミックスダウン」まで一括して行えるDAWソフトをひとつ紹介します。

Steinberg Cubase

Cubase(キューベース)は世界中のクリエイターに愛用されるDAWソフトで、どんなジャンルの音楽でも直感的に素早く作成することができる音楽制作ソフトウェアです。プロの作曲家からこれから曲作りを始めてみようという初心者まで、アイデアを音楽という形にするために、必要なすべてが揃っています。国内では中田ヤスタカさんが長年愛用されているのが有名ですが、本当に多くの方が使用しています。
各クリエイターのインタビュー記事はコチラ

メーカー 型名 販売価格(税込)
Steinberg Cubase Pro(通常版) ¥62,700
Steinberg Cubase Pro(アカデミック版) ¥41,800

※日本国内の教育機関教職員、および学生の方はアカデミック版の価格にてお求めいただけます。

必要な機材3【オーディオインターフェイス】

楽器やマイクをPCに接続するために必要な機材がオーディオインターフェース(以下I/F)です。PCには音声の入出力端子が搭載されているものもありますが、内蔵のサウンドカードでは適切な信号レベルの調節や電気的特性が合わず、マイク性能および楽器本来の音は得られません。また、接続できる機器が限られるケースも多いので、I/Fは宅録を楽しむのであれば必須です。
コチラにも詳しい記事がありますのであわせてご覧ください。
I/Fにも様々なものがありますが、ここではこれから始める方でも使い易いモデルをご紹介します。

Steinberg UR22C

UR22Cは先に紹介したCubaseと同じブランドであるSteinberg(スタインバーグ)のI/Fです。入出力数はI/Fを選ぶ上で重要なポイントですが、ギター、ベース、ボーカル等の収録に最適ともいえる2イン/2アウト仕様です。さらにdspMixFx機能を搭載しているので、PCに負荷を掛けずにリバーブやアンプシミュレーターが使えます。もちろんCubaseとの互換性はバッチリです。

メーカー 型名 販売価格(税込)
Steinberg UR22C ¥17,820

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必要な機材4【ヘッドフォン】

せっかくI/Fを入手しても、音を鳴らす装置がなければそのサウンドを聴くことができません。音楽鑑賞用のイヤホンやヘッドフォンでも代用はできますが、音楽制作にはフラットな音特性のヘッドフォンの方がより細かい確認や調整が可能です。

SONY MDR-CD900ST

MDR-CD900STは数多くのレコーディングスタジオでも愛用されている音楽業界の定番ヘッドフォンです。1989年の発売以来、数多くのレコーディングスタジオで愛用されている事実が、高い評価と信頼を証明しています。その特性は原音イメージそのままのクリアな音質で、こういったモニタリング環境はミックスをする上でとても重要な要素です。

メーカー 型名 販売価格(税込)
SONY MDR-CD900ST ¥19,800

あると便利な機材1【マイク】

アコースティックギターやボーカルなどの生音を収録するのであれば、マイクは必須と言えます。マイクも方式や指向性など様々タイプがありますが、ここではこれから宅録を始める方でも扱いやすく良い音で収音できるマイクを紹介します。

LEWITT LCT440PURE

LCT440PUREはいわゆるコンデンサタイプのマイクで、周波数特性は広く、低域から高域までバランスの取れたサウンドで収録できます。そのため、些細な音声から細かな表現なども収音できます。一方、この優れた感度特性から振動やポップノイズを拾いやすいので、ショックマウントとポップガードが必要になります。こちらのモデルはこれらが標準で付属されるので、ファーストコンデンサマイクとしてもおすすめです。

メーカー 型名 販売価格(税込)
LEWITT LCT440PURE ¥30,352

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あると便利な機材2【MIDIキーボード】

直感的な入力にはMIDIキーボードがあると便利です。鍵盤が弾けない方でも、音源探しの時に間違いなく活躍します。サイズ(鍵盤数)や打感など様々なタイプがありますが、ここでは初心者でも扱いやすい鍵盤タイプをご紹介します。

KORG microKEY

microKEYはコンパクトかつシンプルで扱いやすいMIDIキーボードのひとつです。USBバス・パワー駆動なので配線もPCと接続するだけでOKです。25 / 37 / 49 / 61鍵の4モデルがラインナップされています。

メーカー 型名 販売価格(税込)
KORG microKEY 25 ¥6,600
KORG microKEY 37 ¥11,880
KORG microKEY 49 ¥14,850
KORG microKEY 61 ¥18,414

あると便利な機材3【モニタースピーカー】

ヘッドフォンの項でも触れましたが、音楽制作をする上でリスニング環境は非常に重要です。音をモニタリングするなら出来る限りフラットな特性のスピーカーの方が、細かなサウンドを聴き分けられ、その調整がし易くなります。しかし自宅ではそれほど大きな音を出せる環境の方は少ないと思います。そんな宅録環境の方にもおすすめのモデルを紹介します。しかし、横幅9 cm、奥行き13.5 cmのiLoud Micro Monitorならこうした環境でも作業スペースを犠牲にすることはありませんし、机の上に置かれたさまざまな物による音の乱反射を補正する「DESKTOP」モードの他、低域、高域の補正を行う3つのEQスイッチが装備されているので、宅録環境におすすめのモニタースピーカーです。

IK Multimedia/iLoud Micro Monitor

iLoud Micro Monitorはコンパクトな筐体ながらもスタジオ・クオリティのモニタリング環境を実現した世界最小クラスのリファレンスモニタースピーカーです。大抵の宅録環境では、理想的なワーク・スペースからすれば小さく、ベッドサイドの壁に沿って置かれた机の上にすべての機材が設置されている、などといった状況もしばしばです。一般的なモニタースピーカーは、こうした作業環境を意図して設計されたものではありませんので、ブーミーでぼやけた不鮮明なサウンドになりがちです。

メーカー 型名 販売価格(税込)
IK Multimedia iLoud Micro Monitor ¥40,700(ペア)

まとめ

いかがでしたでしょうか?
PCも導入となるとなんだか難しく感じるかもしれませんが、PCも含めて当店でご提案できますのでお気軽にお問い合せください。また、今回ご紹介した機材は店頭に展示しているものがほとんどです。気になる商品がございましたら是非ご来店ください。

デジタル・PA担当 本平(モトダイラ)

音響機器メーカー勤務を経たのち、商業スタジオ、ライブハウスでのサウンドエンジニアリングを経て現職に。これまでの経験を活かして皆さまのミュージックライフをサポートします!

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【宅録のススメ Vol.1】~配信に必要な機材について~

【宅録のススメ Vol.2】~DTM・DAW入門!まずは何を用意すればいいの?~

【宅録のススメ Vol.3】~DAWでLiSAの「炎」を制作してみた~

【宅録のススメ Vol.4】~マイクの選び方~

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