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スタッフ本平の【宅録のススメ Vol.4】~マイクの選び方~

あけましておめでとうございます。
コロナ禍の影響で自宅で過ごす時間が例年より増えているのではないでしょうか?先行きが見えない不安な状況ですが、自宅で楽しめるひとつとして、「宅録」や「配信」を始めてみませんか?
このブログではそんな方々の助けになる内容を目指しています。

↓過去の記事はコチラ↓

【宅録のススメ Vol.1】~配信に必要な機材について~

【宅録のススメ Vol.2】~DTM・DAW入門!まずは何を用意すればいいの?~

【宅録のススメ Vol.3】~DAWでLiSAの「炎」を制作してみた~

さて、宅録をするにしても配信するにしても、音の入り口である「マイクロフォン」は必需品です。
今回はマイクの選び方について案内します。

ダイナミックマイクとコンデンサマイク

マイクの種類は大きく分けて「ダイナミック型」「コンデンサ型」があります。これらはそれぞれ構造や機構(空気振動を電気信号に変換する仕組み)が異なっています。使用する上での大きな違いは「コンデンサマイクには電源が必要」ということです。

※現在の一般的なオーディオインターフェースやミキサーであれば殆どのモデルにコンデンサマイクに電源を供給する機能が付いています。

※マイクには他にもリボン型、クリスタル型(ピエゾなど)、カーボン型などの方式があります。

おおまかな違いと言えば、下記が挙げられます。

タイプ ダイナミックマイク コンデンサマイク
電源 不要 必要
強度 コンデンサ型に比べて衝撃や湿気に強い ダイナミック型に比べて衝撃や湿気に弱い
感度 コンデンサ型よりも低く、大きな音の収録に向く ダイナミック型より高く、小さな繊細な音もしっかり収音する

このような特徴の違いから、レコーディングにはコンデンサマイクライブにはダイナミックマイクが選ばれる傾向にあります。
自宅でボーカルやアコギの収録ならコンデンサマイク、ギターアンプから鳴る音を収録するならダイナミックマイクを選ぶと良いでしょう。

※もちろんレコーディング時の大きな音の収録(ドラムのオンマイクやギターアンプなど)にダイナミックマイク、ライブでもコンデンサマイクが使われることもあります。あくまで「めやす」として考えてください。

指向性

マイクには音を拾える方向(指向性)があり、こちらもマイク選びにおいて重要なポイントです。
指向性には大きく分けて3種類あり、目的に合った指向性のマイクを選ぶ必要があります。

単一指向性

正面に対しての感度が良いタイプで、ボーカリストがライブで使ったり、ギターアンプを狙うなど、一般的なマイクの指向性です。指向性のグラフが心臓の形に似ているので「カーディオイド(ギリシャ語が語源)」と呼ばれます。指向性がさらに鋭いものはその程度によって「スーパーカディオイド」<「ハイパーカーディオイド」<「ウルトラカーディオイド」<「ショットガン」等と呼ばれます。

双指向性

マイクの正面と背面からの音に対して同等の感度を持ち、側面からの音に対して感度が低くなるタイプです。向かい合った2つの音源から音をピックアップするので、ラジオ番組などで向き合った二人の会話を1本のマイクで収録する際に使用されるケースが多いです。楽器の収録においてはMS録音の際にも使用し、通常のステレオ録音にはできないサウンドメイキングが行えますが、これについてはまた別の機会に触れたいと思います。

無指向性

マイクの360度方向に指向性があり、収録現場全体の音を収録することができます。例えばテーブルに座っている人々の声を拾い上げたり、ドラムなどの楽器のアンビエントを収録する際に使用されます。ただし特定の音を優先して収録する用途には向きません。

おすすめのマイク

「ダイナミック型」/「コンデンサ型」別におすすめのマイクをご紹介します。

ダイナミック型

SHURE / SM58

ボーカルマイクロフォンの世界標準モデル…、と言っても過言ではない超定番モデルです。ロックスター、ポップアイドル、コメディアン、大統領、ローマ法王…。何世代にもわたり多くのレジェンドたちが、このマイクを通してその声を残しました。その堅牢さから、世界中の殆どのスタジオやライブハウスでも使われています。ボーカルマイク選びに困ったらこれを選べば間違いないでしょう。

方式 ダイナミック
指向性 カーディオイド
周波数特性 50 to 15,000 Hz
感度 –54.5 dBV/Pa
寸法 (L)162 mm x (W)51 mm
重量 298g
価格 ¥14,080(税込)
SHURE / SM57

SM58がボーカルマイクロフォンの定番なら、SM57は楽器収録向けマイクの定番モデルです。宅録でもギターアンプ等から鳴っている音をリアルに収録したいのなら楽器用マイクも必須です。

方式 ダイナミック
指向性 カーディオイド
周波数特性 40 to 15,000 Hz
感度 -56.0 dBV/Pa
寸法 (L)157 mm x (W)32 mm
重量 284g
価格 ¥12,980(税込)
SHURE / BETA58

SM58よりも高域の“ヌケ”が良く、スーパーカディオイド特性でより声にフォーカスした収音が可能です。ライブパフォーマンスにおいて、その真価を発揮するでしょう。

方式 ダイナミック
指向性 スーパーカーディオイド
周波数特性 50 to 16,000 Hz
感度 -51.5 dBV/Pa
寸法 (L)--- mm x (W)--- mm
重量 278 g
価格 ¥12,980(税込)

※寸法の公式表記はありませんが、SM58とほぼ同サイズです。

SENNHEISER / E935

ベーシックなカーディオイド指向性を備えたボーカル向けのマイクです。こちらも高域の“ヌケ”が良く、特に女性シンガーやハイトーンボイスの歌い手におすすめの1本です。

方式 ダイナミック
指向性 カーディオイド
周波数特性 40 to 18,000 Hz
感度 –54.5 dBV/Pa
寸法 (L)181 mm x (W)47 mm
重量 330g
価格 ¥21,780(税込)
SENNHEISER / E945

シャープな指向性(スーパーカディオイド特性)を持ったボーカル向けのマイクです。その指向性から、特にライブにおすすめの1本です。

方式 ダイナミック
指向性 スーパーカーディオイド
周波数特性 40 to 18,000 Hz
感度 –53.9 dBV/Pa
寸法 (L)186 mm x (W)47 mm
重量 365g
価格 ¥25,190(税込)
audio-technica / AE6100

ボーカル用にチューニングされた抜けの良いサウンドが特徴のマイクです。単一指向特性よりも、さらに指向性を狭めた「ハイパーカーディオイド特性」を採用しており、ハウリングに対する無類の強さを誇ります。

方式 ダイナミック
指向性 スーパーカーディオイド
周波数特性 60 to 15,000 Hz
感度 –55 dBV/Pa
寸法 (L)177 mm x (W)48 mm
重量 310g
価格 ¥18,480(税込)

コンデンサ型

audio-technica / AT2020

コンデンサマイクのエントリーモデル。ポッドキャスターなどのクリエーターに最適なマイクです。エントリークラスながらも、コンデンサマイク特有の明瞭なサウンドで収音が可能なので、「コンデンサマイクが欲しいけど値段がちょっと…」という方にもおすすめできる価格が魅力です。

方式 コンデンサ
指向性 カーディオイド
周波数特性 20 to 20,000 Hz
感度 –37 dBV/Pa
寸法 (L)160 mm x (W)52 mm
重量 345g
価格 ¥10,780(税込)
audio-technica / AT2035

同社の特許である「ダブル・ウェーブ・ダイアフラム」を採用し、収音性能が高くなっています。 AT2020にはない機構として不要なノイズを低減する「ローカットフィルタースイッチ」や、大音量な音源を収音する際に使用する「−10dBパッドスイッチ」も搭載。AT2020には付属しないショックマウントも付属するので、ファーストコンデンサマイクで迷ったらこちらをおすすめします。

方式 コンデンサ
指向性 カーディオイド
周波数特性 20 to 20,000 Hz
感度 –33 dBV/Pa
寸法 (L)171 mm x (W)52 mm
重量 403g
価格 ¥16,280(税込)
audio-technica / AT2050

「AT20」シリーズの最上位モデルで、AT2035の仕様に指向性の切り替え(単一指向性/双指向性/無指向性)が可能になったモデルです。アンビエンスの収録などにも使えるので、ステレオ収録用にペアで揃えたいマイクのひとつです。

方式 コンデンサ
指向性 可変(カーディオイド/双指向性/無指向性)
スイッチ 指向性切替、ローカットON/OFF、パッドON/OFF
周波数特性 20 to 20,000 Hz
感度 –42 dBV/Pa
寸法 (L)171 mm x (W)52 mm
重量 412g
価格 ¥25,080(税込)
audio-technica / AT4040

1インチ大口径ダイアフラムを搭載したトランスレス・コンデンサマイクで、スムーズで自然な音響特性かつハイスピードな音の立ち上りを実現しています。同社の高度な技術を結集した、まさにプロ仕様のマイクです。高品位ボーカル向けマイクをお探しの方におすすめです。

方式 コンデンサ
指向性 カーディオイド
周波数特性 20 to 20,000 Hz
感度 –32 dBV/Pa
寸法 (L)170 mm x (W)53.4 mm
重量 360g
価格 ¥32,780(税込)
audio-technica / AT4050

1インチ大口径デュアルダイアフラムを搭載した、AT4040の上位モデルです。こちらもAT2035と同様、単一指向性、双指向性、無指向性の3つの指向性に切り換え可能ですが、デュアルダイアフラムユニット設計により、設定した指性の周波数全域を確実に収音できる、まさに最上位モデルにふさわしいマイクです。

方式 コンデンサ
指向性 可変(カーディオイド/双指向性/無指向性)
スイッチ 指向性切替、ローカットON/OFF、パッドON/OFF
周波数特性 20 to 20,000 Hz
感度 –36 dBV/Pa
寸法 (L)188 mm x (W)53.4 mm
重量 510g
価格 ¥76,780(税込)

まとめ

いかがでしたでしょうか?
レコーディングや配信においてマイクは「音の入り口」でですので、目的や声に合ったマイク選びは非常に重要な部分です。今回の記事をご参考いただき、ご不明な点はお気軽にお問合せくださいませ。

デジタル・PA担当 本平(モトダイラ)

音響機器メーカー勤務を経たのち、商業スタジオ、ライブハウスでのサウンドエンジニアリングを経て現職に。これまでの経験を活かして皆さまのミュージックライフをサポートします!

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