バイオリン講師3人が送る「バイオリンのと・り・こ　Vol.23」

江戸川区平井のバイオリン科講師による月替わりブログの第23回目は、金曜日にレッスンしている川島夏奈江先生です。

バイオリン科講師　川島　夏奈江

こんにちは！バイオリン講師の川島です。
秋をむかえて急に寒くなってきましたね。バイオリンは湿気にとても気を付けないといけない楽器ですが、同時に乾燥しすぎるのにも要注意といった、非常にデリケートな楽器です。

演奏中に弦が切れたら！

楽器のボディが割れたり、はがれてしまったり、時には弓が折れてしまうこともあります。
毎日楽器をさわっていれば中々無いことだとは思うのですが、一番よく起こってしまうのは弦が切れてしまうことです。
チューニングをする際に切れることが多いのですが、演奏しているときに切れてしまうということもあります。
これがオーケストラだった場合はどうするのかご存知ですか？
例えば、コンサートマスター（指揮者の次に大事な役割。チューニングをする時に立ち上がり、全体に支持を出すバイオリニスト）の弦が切れてしまったとき、順番に後ろの人の楽器と交換していきます。
一番後ろの席に行き渡ったら、後ろの人がステージからはけて弦を張り替えてステージに戻ります。
その後は、後ろから前へ張り替えた楽器を送り出していきます。
このような連携プレーで音楽を止めずに演奏を続けていきます。
実際に私も屋外でオーケストラの本番があったときに一度だけ起こりました。
一番前の席の人の弦が切れ、みんなでリレーをして無事に演奏を続けることが出来ましたが、ハラハラドキドキでした。
中々出くわすことはないと思いますが、もしかしたらどこかでそんなアクシデントに遭遇するかもしれません。

スタッフから

オーケストラ演奏中に弦が切れてしまっても動じることなく演奏を続けられるのはさすがプロですね。
自宅で練習中に弦が切れてしまうこともありますよね。
もしもの時に備えて、予備の弦を常に準備しておくと安心だと思います。
弦の張り替え方はレッスンの中で先生から教えてもらうことができますよ。
店頭にはバイオリン分数サイズの弦からお取り扱いしております。
もしもに備えて、ぜひ予備の弦もご準備ください。
川島先生からはオーケストラでの出来事など、楽しいお話を色々と伺えます。
川島先生と一緒にレッスンしてみませんか？
バイオリンのレッスンが初めての方でも安心して下さい。
バイオリンの構え方、弓の持ち方、丁寧にレッスンさせていただきます。楽しんでレッスンしましょう。

次回は12月、黒田由貴子先生です。お楽しみに。
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