【バイオリン教室 講師ブログ】バイオリンのと・り・こVol.16

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2016年04月26日

*バイオリン講師3人が送る「バイオリンのと・り・こ Vol.16」 江戸川区平井のバイオリン科講師による月替わりブログの第16回目は、月曜日にレッスンしている[http://www.shimamura.co.jp/ms-hirai/index.php?itemid=123726::title=上杉  […]

バイオリン講師3人が送る「バイオリンのと・り・こ Vol.16」

江戸川区平井のバイオリン科講師による月替わりブログの第16回目は、月曜日にレッスンしている上杉 典子先生です。

バイオリン科講師 上杉 典子

最近、私はバロックバイオリンを弾く機会がありました。
そこで今回はバロックバイオリンについてお話したいと思います。

バロックバイオリンとは

『バロックバイオリン』とは、名前にある通りバロック時代に作られたバイオリンのことをいいます。
また、新しいバイオリンをバロック様式に改造されたものもあります。
バロックバイオリンを大きなホールで演奏するために大音量が出るように改良された現代の形状のものを『モダンバイオリン』といいます。ちなみに現代に残るストラディバリウスはバロックバイオリンをモダンバイオリンに改造したものです。
モダンバイオリンと比べて、バロックバイオリンは指板が短く、ネックが太い、そしてアジャスターやあご当てがなく、肩当ても装着しません。そして最大の違いは、弓の形状です。モダンの弓は中間部が凹んだ曲線を描きますが、バロックの弓は中間部が膨らんだ曲線を描きます。
私は、バロックバイオリンを使ってバッハの無伴奏パルティータを演奏しました。モダンバイオリンと比べて、長い音が伸ばせなかったり、強弱がつきづらいなどありましたが、モダンの弓では弾きづらかった移弦がとても簡単に演奏できました。
そして、普段はチューニングは442Hzに合わせますが、バロックの場合は430Hzと少し低く音を合わせるので、聞き慣れない音程に苦労しました。
バロックバイオリンでバッハを演奏してみて、なんだかバロック時代にタイムスリップした気分になり、とても楽しかったです。
みなさんも、触れる機会があればお手に取ってみて下さい。

スタッフから

バロック時代とは17世紀始めから18世紀中頃までのことです。
バイオリンは作られた国によっても音色が違いますし、どの弓を使うかでも音色は変化します。
もちろん年代でも変わってきます。
バロックバイオリンでバロック時代の音楽を演奏した上杉先生の音色を聴いてみたいですね。
当時の方と同じ空間に居れる様で素敵だと思います。

次回は5月、川島 夏奈江先生です。お楽しみに。
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バイオリンのレッスン

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