弦楽器ヨーロッパ買付紀行2024年春④　リヨン（フランス）編

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2024年04月19日

カテゴリ商品情報

こんにちは、弦楽器上級アドバイザーの山崎です！

ウィーンでのホクホクの買い付けをしたマイスター茂木と山﨑は、次にリヨンに向かおうとするのだが・・・

弦楽器買付ヨーロッパ紀行2024春①
弦楽器買付ヨーロッパ紀行2024春②　ミュンヘン（ドイツ）編
 弦楽器買付ヨーロッパ紀行2024春③　ウィーン（オーストリア）編
 弦楽器買付ヨーロッパ紀行2024春④　リヨン（フランス）編
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CONTENTS

トラブル
フランス唯一の訪問先

トラブル

ウィーンの買い付けが終わって意気揚々とフランスへ向かうために空港に着いた茂木と山﨑。
まずは電光掲示板でチェックインをどこでするのか確認するのですが・・・
私たちの乗る便が掲示されていません・・・なぜ？
と思い調べてみたところ・・・

欠航してました・・・・

急遽カウンターで空港職員に聞いてみると「リヨンへは翌日到着の便しかない」と言われました。
今日は夕方にアポイントメントメントがあるのにそれは遅すぎるなぁ、困ったと、他に方法はないかと食い下がったところ
「トルコでトランジットしたら夕方18時ごろにリヨンに着く便ならある」
ウィーンからトルコってフランスの反対方向ですけど・・・仕方ないそれで行きます！
残念ながらこの日の夕方のアポイントメントはキャンセルし、一旦トルコに向かいます！
（要約：この日は移動だけに費やしました）

無時にリヨンに到着しました。

フランス唯一の訪問先

昨日のトラブルにより、結局リヨンでの訪問先は1軒だけになってしまいました。

しかし、このアトリエは島村楽器との取引年数で言うと今回の買い付けでは一番長い間柄・・・！
島村楽器の求める楽器のレベルや方向性を、きめ細やかに受け取ってくれていますので、

こんなに楽器が並んでいても、選びやすいです！

買付もラストスパート、楽器を検品する視線にも熱が入ります！

この2本ならどっちが良いかな・・・

どれどれ・・・

弾いた感触も確かめて・・・

よし！これだ・・・！！

約3時間の選定を経て9本のバイオリンと1本のビオラを買うことに決めました！
その成果の1部をお見せしましょう！

ガルネリモデルらしい艶やかで力強い音色です！
ベルリンで1910年ごろに製作された楽器が、
フランスの腕利き職人のセットアップによって
さらに高次元の演奏体験をもたらしてくれる楽器です！

買付の工程をすべて終え、満面の笑みの茂木と、初めての任務をやり切った表情の山崎！
しかし実はこれで買付が終わったわけではありません。
買い付けた楽器の輸入仕入れや、買い付けた楽器がいくらでどんな特徴の楽器なのかを1本1本データ化します。
また日本に入荷したら、工房のスタッフによって改めて検品してセットアップしなおします。

ヨーロッパで眠っていた楽器たちは、多くのスタッフにより途方もない手間と時間をかけられて、
島村楽器の弦楽器フェスタに並ぶことになります。
是非、私たちの労力の結晶ともいうべき、愛すべきがっきたちを弦楽器フェスタでご覧ください。

皆様のご来場をお待ちしております！

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