【防音室の選び方②】遮音性能を選ぶ

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2019年08月24日

防音室の基礎知識編~防音室のえらび方~

  1. 大きさ・部屋のサイズを決める
  2. 遮音性能を選ぶ
  3. 施工のタイプを選ぶ

②遮音性能を選ぶ

防音室で一番大事なのがこの遮音性能「Dr**」。Drのあとにくる数字は防音室の壁1枚でどれだけ音をカットできるかを示す数値です。そのため、数字が大きければ大きいほど音を小さくすることができます。

遮音性能比較表(500Hz基準)

種類 性能
防音室 Dr30~50 -30~50dB
住宅外壁 戸建(一般)
戸建(高気密・高断熱)
マンション(壁厚180mm鉄筋コンクリート)
-30~35dB
-40~45dB
-45~50dB
一般サッシ
断熱防音サッシ(ペアガラス)
断熱防音二重サッシ(一般サッシ+ペアガラス)
-15dB
-25dB
-40dB

組立式の防音室はDrが30・35・40と3タイプ、お部屋ごと施工する場合は30~50以上まで自由に設計することができます。

どの楽器を演奏するかでご提案するDrは変わりますが、音を可能な限り小さくしたい方は間違いなくDr40です。当店では人気のDr35とDr40をお試し・比較が可能となっております。

■dB(デシベル)■

音の大きさを表す単位のことを、dB(デシベル)を表記します。数字が大きくなればなるほど音が大きくなります。
一般的に人は65dBで「うるさい!」と感じるそうです。
楽器とdB(デシベル)の目安については、本記事の以下に詳しく記載しています♪



Dr30?35?40?どれを選べばいいの??

dB(デシベル)

音の大きさを表す単位のことを、dB(デシベル)を表記します。数字が大きくなればなるほど音が大きくなります。
一般的に人は65dBで「うるさい!」と感じるそうです。
dB(デシベル)の目安については=本記事の下の方にッ詳しく記載していますので、[#o:titleコチラ]をクリックしますと飛びます。


■dBの目安 ~理想の空間~

お部屋の種類 理想的なdB等級
書斎、勉強部屋 35dB
寝室、リビング 40dB
ダイニング 45dB
キッチン 50dB
静かな京都桂川店店内 60dB

※繁華街や住宅地など、お住まいの地域の環境によって変わります。
やはりショッピングモールということもあり、オープン前の時間帯でもBGMや空調などでdBが高くなっています。

数字だけを見ていても、実際にそのdB等級の空間にいた場合、どう感じるのかを見ていきたいと思います。


■dBの目安 ~人とdB~

騒音レベル dB等級 音源の例
聴力機能に障害 105~130dB ジェット機、コンクリート工事、オーケストラ
とてもうるさい 85~105dB 地下鉄、滝の近く
うるさい 65~85dB パチンコ店、ボーリング場、新幹線車内、蝉の鳴き声
ふつう 45~65dB テレビ、水洗トイレ、都心の住宅地
しずか 25~45dB 郊外の住宅地、囁き声、衣服が擦れる音、鉛筆の音
とてもしずか 10~25dB 小さな寝息、雪の降る音


■dBの目安 ~楽器別~

楽器 dB等級の目安
ドラム 子供:80~100
大人:100~
プロ:120
ピアノ 子供:70~90
大人:90~100
プロ:110
金管楽器 100~110
木管楽器 70~95
声楽・ボーカル 90~110

ピアノとドラムがほぼ同じぐらいのdBということに驚いた方も多いでしょう。(わたしもその1人です。)
実はドラム・ピアノと管楽器や声楽・ギターでは遮音性にかなり差が出てきます。それは前者は固体音、後者は空気音になるからです。

  • 固体音とは...

床や壁など固体が振動して伝わる音のことです。グランドピアノなら3本の足に、ドラムならスタンドに...といったように、振動が床に伝わります。チェロも同様です。ですので、振動を吸収するマットなどを敷くことが必要です。

  • 空気音とは...

空気を伝わる音のことです。固体音とちがい、比較的音をシャットアウトすることが可能です。



Dr等級

遮音性能を表す日本工業規格(JIS)の単位。数字が大きくなればなるほど遮音性能が高くなります。
例えば、子供がピアノを練習している部屋(90dB)を防音室にしたところ、隣の部屋ではうるさくない程度の50dBまで下げられたとしましょう。この場合、
 90dB-50dB=40
となるため、この防音室の防音性能は「Dr-40」ということになります。

遮音性能 聞こえ方の目安
Dr-30 壁を隔ててピアノの音が「小声」くらいに聞こえる。
Dr-40 壁を隔ててピアノの音が「ひそひそ声」くらいに聞こえる。
Dr-50 壁を隔ててピアノの音がほぼ聞こえない。

他こちらも併せてご覧ください♪

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  2. 施工のタイプを選ぶ

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