ピアノレッスンレポート「バイエルピアノ教則本Op.101-27」

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2022年08月22日

こんにちは。ピアノインストラクターの村上です。 こちらのページでは、会員様からのご質問やピアノを独学でされている方向けに情報発信しています。以前は「シマブロ」で掲載をしていましたが、閉じてしまいましたので、こちらで再開します~(>_<) 今回は、「バイエルピアノ教則本Op.101-27」です! […]

こんにちは。ピアノインストラクターの村上です。

こちらのページでは、会員様からのご質問やピアノを独学でされている方向けに情報発信しています。以前は「シマブロ」で掲載をしていましたが、閉じてしまいましたので、こちらで再開します~(>_<)

今回は、「バイエルピアノ教則本Op.101-27」です!

バイエルはピアノの基礎を学べるだけじゃない!

バイエルはピアノを始めるうえで一番最初にやるものとして認識がありますが、大人の方がピアノを始めるのに必須という訳ではありません。ピアノを「好きな曲から始める」「知っている曲で基礎を始めたい」というお声もありますので、そういった生徒様へは別の基礎の楽譜をおすすめしています。

でも、バイエルは基礎ばかりではなく、音楽としての表現へのヒントがたくさん隠れていて、それを再現する事で音楽力のUPにつながります。

今回は、「バイエルピアノ教則本Op.101-27」で少し見ていきましょう。

お手元にバイエルがある方はぜひ照らし合わせながらご覧になってください。

楽譜から読み取れる表現がバイエルにもある?

楽譜は上段と下段に分かれていて、上段は右手、下段は左手で演奏します。この曲の場合、両方ともト音記号で書かれているのでピアノの真ん中より右側で演奏します。

青線で囲ってある3つのフレーズは、音が違うだけでリズムと音の上下する順番が同じです。このような似たようなフレーズは同じように弾いてしまうとダサくなってしまいますので、違いをつけて演奏します。違いをつける方法はいろいろありますが、一番わかりやすい方法だと強弱をつける方法が良いですね。3つ目に向かってだんだん大きくしたり、小さくしたり、大・小・大など選択肢はいくらでもありますが、今回は3つ目になるにつれてフレーズの音程がだんだん高くなるので、だんだん大きくしていくのをおすすめします。

ピンク色に囲ってある左手のフレーズは青枠のフレーズの間を埋めているフレーズになっています。青枠のメロディと交代で出てくるので、人の会話を連想しても良いと思いますが、右手が盛り上がっているのに合わせて左手も盛り上がっているように演奏すると良いですね。

お友達同士の会話で、片方だけが盛り上がっていて、もう片方の方のテンションが変わらないのは悲しいですよね・・

それと同じです。

後半です。

水色枠は2行目も同じフレーズがありましたが、この曲の最高音が登場しますのでここは強弱も強い方が良いですね。強弱記号は何も書いていませんが、ドンドンつけていきましょう!

ピンク色のフレーズは今まで出てきたのは左手ですが、右手に出てきてしかも青枠のフレーズに繋げて出てきています。、、、よっぽど主張したいことがあったんでしょうねえ。。

右手のフレーズに合わせて左手の音も一緒に下りていっています。(黄色の線のところ)右手の音が下がっているのと併せて少し強弱も落ち着きぎみに演奏すると良いと思います。

終わりに

いかがでしたでしょうか?楽譜には強弱記号は特についていないので、自由に好きなように弾けるという事なので、メロディから沢山読み取って、どんどん自分の表現をつけていきましょう。

執筆者:村上 友巴(三宮オーパ店ピアノインストラクター)

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