【キタジマピアノサロン通信】♪第九回♪音程の知識を深めよう~その④~

イオン葛西店

イオン葛西店店舗記事一覧

2023年01月24日

CONTENTSはじめに音程の知識を深めましょう3度、6度、7度音程の判別方法バックナンバー体験レッスンのご案内はじめに こんにちは。ピアノインストラクターの北島です。キタジマピアノサロン通信にてピアノに関する記事を掲載しております。 音程の知識を深めましょう 第九回のテーマは第四・五・七回の「音程 […]

はじめに

こんにちは。ピアノインストラクターの北島です。
キタジマピアノサロン通信にてピアノに関する記事を掲載しております。

音程の知識を深めましょう

第九回のテーマは第四・五・七回の「音程の知識を深めよう~その①、その②、その③~」の続きとなります。
まだお読みでない方は下記の記事を読まれた後にこちらのページへ戻ってきてくださいね♪

3度、6度、7度音程の判別方法

これまでは2度音程の表し方にフォーカスしながら音程の知識を深めていきましたが、
今回は3度、6度、7度音程を判別していきたいと思います。
下の表を見て頂きますと、3度、6度、7度は長・短系のグループに分類されます。

それではまず、3度音程の判定をしてみましょう。

臨時記号が何もついていない場合、3度は長3度か短3度に分けられます。
鍵盤で確認してみるとわかりやすいのですが、2つの音の音程間の鍵盤数が多い方が長音程、鍵盤数が少ない方が短音程となるので、解答は以下の通りです。


この長音程か短音程を判断する際に、一つ簡単な方法をお教えします。
第五回のピアノサロン通信にて2度音程を取り上げましたが、
記事の一番最後で、短2度である「ミファ」と「シド」は重要!と書かせて頂きました。

実は、3度以上の音程を判断する際にはこの「ミファ」「シド」が音程間にいくつ含まれているかを数える事によって、
容易に判断ができます。(この方法は2つの音に臨時記号(#や♭)が含まれていない音程を判別する際に有効な方法です。
臨時記号のついた音を判別する際には、一度臨時記号をはずした音で音程を判別し、後に臨時記号分を計算すると答えが簡単に見つかります。
詳しくは第七回のピアノサロン通信にて説明しております。)
3度音程においては「ミファ」「シド」が完璧な形で音程の中に一つ含まれている場合は「短3度」、
含まれていない場合は「長3度」となります。

詳しくは下記の図をご覧ください。

ピンク色の線が音程の範囲を示します。
上の段は長3度音程、下の段は短3度音程を鍵盤で表しております。

上段の「ドミ」「ソシ」は長3度となりますが、「ミファ」「シド」の鍵盤が完全な形では含まれておりません。
下段の「レファ」「シレ」は短3度となりますが、「ミファ」「シド」の鍵盤が完全な形で含まれています。

まとめますと、3度音程において、「ミファ」「シド」が一つ完璧な形で音程の中に組み込まれている時は「短3度」、組み込まれていない場合は「長3度」となります。


それではこの方法を使って、6度音程も判定してみましょう。
6度も3度と同じ長短系に分類されますので、鍵盤数の多い方が長、鍵盤数の少ない方が短音程となります。
長6度には「ミファ」「シド」鍵盤が1つ含まれており、短6度には「ミファ」「シド」鍵盤が2つ含まれております。

それでは実際に下記の問題を解いてみて下さい♪






いかがでしょうか?






解けましたでしょうか??




正解は以下の通りです。

最後に7度音程を判別してみましょう!
7度も3度・6度同様に長短系に分類されますので、鍵盤数の多い方が長、鍵盤数の少ない方が短音程となります。
また、長7度には「ミファ」「シド」鍵盤が1つ含まれており、短7度には「ミファ」「シド」鍵盤が2つ含まれております。

以上を踏まえて最後の問題を解いてみて下さい♪

いかがでしょうか?

6度の時よりも早い時間で解けましたでしょうか??



正解は、以下の様になります。


いかがでしたでしょうか?
次回は残りの音程を判断していきたいと思います。
引き続き音楽理論の知識を深めていきましょう♪

バックナンバー

キタジマサロン通信 バックナンバーはこちらから

体験レッスンのご案内

私は普段東京都江戸川区西葛西にてレッスンを行っております。(高校生以上・予約制レッスン)
ご興味のあるお客様は是非体験レッスンからいかがでしょうか?

体験レッスンを申し込む

※記事中に販売価格、在庫状況が掲載されている場合、その情報は記事更新時点のものとなります。店頭での価格表記・税表記・在庫状況と異なる場合がございますので、ご注意下さい。