【フルートの選び方】管楽器アドバイザーが解説します!

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2022年04月26日

こんにちは!管楽器アドバイザーの瀬口です! 元々フルートを専門で勉演奏していた私が、フルートの選び方を徹底解説致します! 始めの1本目でも、2本目でも、納得のいく1本を一緒に探しましょう! *目次 [#a:title=フルートの歴史]]][#b:title=フルートとは]]][#c:title=フル […]

こんにちは!管楽器アドバイザーの瀬口です!

元々フルートを専門で勉演奏していた私が、フルートの選び方を徹底解説致します!

始めの1本目でも、2本目でも、納得のいく1本を一緒に探しましょう!

目次

フルートの歴史
フルートとは
フルート選びのポイント
メーカーの特徴
吹奏楽部の方にオススメ
趣味、ソロで使う方にオススメ
担当者より


フルートの歴史

ヨーロッパでは旧石器時代の頃に、動物の骨で作られた横笛が使われていました。
しかし、現代活躍するフルートの原型が現れ、広く使われ始めたのは、ルネッサンス時代の16世紀位のことです。
現在の形になったのは18世紀にドイツのテオバルト・ベームによって改良されてからです。
直接管体に穴が開き、リコーダーのように直接指で
いでいましたが、キィが使われるようになり高い運動性に加えてタンギングがしやすくなりました。
もともとフルートという言葉は、横向きに構える笛と、縦向きに構える笛の両方に使われていました。
つまり、縦笛のリコーダーもフルートと呼ばれていたのです。
むしろ、18世紀半ば頃(バロック音楽の時代)まで、フルートという呼び名はリコーダーを指していました。
そしてリコーダーと区別するために、横笛のフルートは、イタリア語で「フラウトトラヴェルソ Flauto toraverso」、と呼ばれていたのです。
因みにフルートは木管楽器のひとつです。なぜ金属製なのに木管?と不思議に思われますが、初期のフルートは木製だったんです!

フルートとは

木管楽器のフルート。唄口に息を当てることで空気を振動させ発音するエアリード奏法の木管楽器です。

フルートの各パーツの名称

頭部管・主管・足部管の素材の違いによって吹きやすさや音色も変わります。

キイカバー

カバードキイ

一般的なフルートのキイです。キイカップがフタ状になっており、より自然で押さえやすいです。指の小さい方などリングキイの穴が塞ぎきれない方などに適しています。

リングキイ

キイカップがリング状のため孔(穴)を確実に押さえるのに技術が必要です。指先に空気の振動を直接感じることができ、細やかな響きのニュアンスをコントロールすることが可能になります。リングキィのほうが若干音抜けが良く、明るめになると言われています。

指導者によっては、初めからリングキイで学ぶことを推奨する先生もいらっしゃいますがどうしてもキイが押さえにくい場合は、リングキイの穴を塞ぐ樹脂製のプラグ(栓)も販売しておりますので、慣れるまでプラグを使うという方法もあります!

キイの配列

オフセット

左手薬指で押さえるキイが少し出っ張っている押さえやすいキイの配列です。よく使われるのはオフセットです。

インライン

キイが1直線で並んでいる配列です。カバードキィに比べ音の立ち上がりが少し良くなります。

Eメカニズム

『Eメカニズム』は、フルートの構造上出しづらい第3オクターブの「ミ」(E音)を出しやすくするためのキイシステム。スタンダードモデルに使用されていることが多いです。

トーンホール(音孔)

ソルダード(音孔ハンダ付)タイプ

トーンホール(音孔)にリング状のパーツをハンダ付加工したもの。

ドローン(音孔引き上げ)タイプ

トーンホールの立ち上がり部分を管体から引き上げ、先端をカーリングして製作します。明るい響きを持ち、レガートがかけやすく軽快に演奏できるのが特長です。

足部管

C足部管

最低音が「ド」までのモデル。一般的にはC足部管を使用しているモデルが多い。C管フルートは明るく輝きのある音色です。

H足部管

最低音がさらに下の「シ」の音までが演奏できる。H足部管は管体が長くなり、ダークで艶のある音色が特長。音域の拡大のほかに、中音域での音色や音程の安定というメリットがあります。

フルート選びのポイント

①使用されている素材を選ぶ

頭部管銀製モデル・・・10万~20万程度

管体銀製モデル・・・20万~30万程度

総銀製・・・40万~60万以上   など

②価格帯で選ぶ

初めての方、趣味で始める方・・・5万~15万程度

吹奏楽部で使う方・・・20万前後

経験者、買い替えの方・・・20万~30万

より良い物をお探しの方・・・40万~150万

③メーカーで選ぶ

YAMAHA、Pearl、Altusなど

実際に吹いて好きな音色、吹きやすさを比べることがおすすめです。

メーカーの特徴

YAMAHA

1966年に発売されたヤマハ管楽器の第一号はトランペットだったそうですが、「管楽器といえばヤマハ」というイメージを持たれている方も多いのではないでしょうか!ヤマハのフルートは、初心者でもとにかく吹きやすく、材質のラインナップが多いので値段の幅も広く、ご予算に合わせて選びやすいのが特長です。

ムラマツ

ムラマツは、国内では老舗のフルートメーカーです。
ムラマツフルートは人気が高く、フルートといえば『ムラマツ』が浮かぶ方も多いのではないでしょうか?
歴史は古く、日本国内で最初にフルート製作を始めたのもこのメーカーです。
又、国内外の演奏家にも愛用されています。
特徴としては、音量が豊かで、響きのよい音を出すことができます。
初心者向けには、頭部管のみ銀製、洋銀フルートのEXモデルが出ています。
入門モデルからすべてハンドメイドで作られており、音色は他メーカーと比べると柔らかく繊細な響きが特長です。国内外で人気のため、現在当社でも在庫が限られており、納期が半年から1年のモデルもございます!

サンキョウ

フルート専門メーカーとしては比較的歴史の古い三響フルートは、比較的明るくはっきり響く音・響きが特徴です。

反面、他の楽器との音色面での相性があまり良くない場合があるので、
ジャンルとしてはアンサンブルよりもソロ向きのフルートと言われています。
現行機種の中では、エチュードP.A.・シルバーソニックP.A.・アーチストP.A.モデルが三響フルートの中心モデルになります。
世界で初めて24金ゴールドを製作したフルートメーカーで、入門モデルからハンドメイドまで幅広く製造しています。独自の「ニューEメカシステム」により、フルートの重さをなるべく軽くしたまま高音のミを出しやすくしました。

ミヤザワ

ムラマツ、アルタス、サンキョウと同様入門モデルからハンドメイドです。キィアクションを軽くし速いパッセージをスムーズにする独自の「ブローガーシステム」も特長です。音色は、輝かしく芯のある印象です。

パール

もともとは打楽器の製作から始まったメーカーです。

ドラムに「Pearl」の文字がプリントされているのを、見たことがある人も多いのではないでしょうか?
今ではすっかりフルートメーカーとして有名なパール。

フルート製作では独自の「ピンレス・メカニズム」で、楽器全体の強度を上げているという点も注目です。吹き心地は息がスッと入るような吹奏感が特徴で、柔らかい印象の音色です。当店ではパール×島村楽器とのコラボレーションモデルも展示販売しています。

アルタス

長野県安曇野に工房を構える、主要メーカーの中では比較的新しいフルートメーカーです。入門モデルからハンドメイドで作られ、独自の「アルタススケール」構造により音程がとりやすくなっています。パワフルで明るい音色が特長です。

パウエル

パウエルフルートは、アメリカのボストンで約90年前に出来たフルートメーカーです。海外の有名楽器メーカーは、ほとんどヨーロッパにありますが、フルートだけヨーロッパではなく、アメリカのボストンが本拠地なんです。昔はフルートメーカーも、フランスやドイツにあったんですが、ほとんどが途絶えてしまいました。
また、パウエルは元々高級フルートの代名詞で、今もパウエルのハンドメイドモデルは、最高級フルートとして知られています。パウエルフルートは、世界中で最も有名な、歴史のあるフルートメーカーです。

吹奏楽部の方にオススメ

吹奏楽部の方のフルートは大体20万前後~50万まで、幅広い価格帯で使われています。

メーカーは、YAMAHA、パール、サンキョウ、ムラマツ、をよく見るイメージです。


趣味、ソロで使う方にオススメ

趣味では少し良いフルートが選ばれます。大体30万~100万くらいです。

ソロで使う方は大体50万~300万くらいです。

メーカーはサンキョウ、ムラマツ、ミヤザワなどが人気です。


担当者より

管楽器担当の瀬口です!小さいころからピアノとフルートを習い、中学で吹奏楽部に所属し、フルートを吹いており、高校にはフルート専攻で音楽科に入り、その後、大学にて管弦打楽器リペア科を卒業。管楽器の構造、修理、メンテナンス方法など学んできました!

1本目でも、2本目でも、マウスピースや小物でも、今までの経験を活かし、お客様にあった商品を一緒に探していけたらと思っています!

因みに、担当者瀬口が使っているフルートはこちらです。↓

メーカー 型番 価格(税込)
ムラマツフルート PTP ¥1,456,950(税込)

銀製のヘッドジョイント・ボディ全体に、最高級貴金属のプラチナをコーティング。

それによって優れた音の透徹性と豊かなボリュームが得られます。

音の透明度とクリアさ、表現力の豊かさ、明確な指向性による遠鳴り、いずれもプラチナによる魅力と特性を備えた最高級フルートです。吹奏楽ではもちろんですが、ソロで使うと尚楽器の良さが引き立ちます!

また、プラチナがコーティングされていることによって錆びないようになっています。

ムラマツフルートのホームページで永遠の輝きと言われているだけあります!

お店にムラマツフルートの在庫はありませんが、選定ができる機種もございますので、興味のある方は是非瀬口までご相談ください!!!

はじめての方も!演奏者の方も!フルート教室開講中♪

当店ではフルート教室も開講中です♪

お子様から大人の方までお客様に合ったレッスンをご用意しております!

ご興味ある方はまず体験レッスンへ♪

写真
氏名 渡邉佐和子
曜日

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店舗名 島村楽器 モレラ岐阜店
担当 瀬口(せぐち)

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