仕事の扉
H.T.弦楽器リペア(工房) 2017年入社経済学科 卒
Deciding factor
みんなが生き生きと働く、
そんな職場に魅力を感じた。
6歳からヴァイオリンは続けていましたが、進学先は一般大学で、就活も他業界の企業から内定をもらっていました。しかし、たまたま知人づてに、ヴァイオリン工房のアシスタントの話をいただいて。それまで、技術職は特別な人しかなれないと思っていましたが、やっぱりヴァイオリンは好きでしたし、工作も好きだったので、この業界に飛び込むことを決意しました。その後、個人工房で修行しながら、アカデミーにも通い、さまざまな工房を訪問。その中で職人たちが黙々と作業するのではなく、活発に意見を交わしながら働いている島村楽器に惹かれて、入社しました。

Job description
きちんと修理するために、
徹底的にお客様と向き合う。
全国の店舗や店頭でお預かりした、ヴァイオリン・ヴィオラ・チェロの修理・修復が主な業務です。この仕事は黙々と作業をするイメージがあるかと思いますが、島村楽器ではどう修理するかなどを、お客様と会話をすることが多く、ほぼ接客業といっても過言ではありません。時には修理しないことをご提案することもあり、お客様の使い方や要望を聞きながら、その人が長く音楽を楽しめる方法を一緒に考えています。作業内容の多くは定期メンテナンスで、パーツの交換や毛替えなどがメイン。どの楽器も自分のものという意識で、半端な修理はしないようにしています。

Challenges and Rewards
想いまで託されている、
そんな意識で修理をする。
昔から大切にしている楽器や形見など、格別に思い入れのある楽器を託された時は、職人として燃えますね。「こう調整すれば音が際立つ」など、前よりも絶対に良くしてやろうと思えます。納品後には、感謝のお手紙をいただくこともあり、その時にはこの仕事を選んで本当に良かったと実感できます。一方で、苦労を感じるのはお見積りの伝え方です。お客様が想定する金額から大きく外れてしまうと、修理自体がキャンセルとなってしまうこともあり、二度とその楽器が弾かれなくなると思うと、辛くなりますね。なるべくそうした悲劇を生まないよう、伝え方には配慮しています。

Episode of Opening a Door
仕事を離れたからこそ、
自身の情熱の大きさを知れた。
入社7年目、子どもが生まれて半年間の育児休業を取得した時のことです。毎日、妻と慣れない子育てに追われる中、なるべく修理の腕が鈍らないように、時間を見つけては練習をしていました。それでも修理ができない日が続くほどに、「早くヴァイオリンを直したい、毛替えをしたい」という気持ちが強くなっていって。復帰初日は、自分の復帰を待ってくれていたお客様にどんどん電話をして、次々と修理をこなしていました。手を動かしていても「早く次の修理がしたい!」という気持ちから、作業スピードが向上し、気づけば過去最高の売上を出していました。自分がこの仕事を心から好きだと実感できた、“仕事愛”の扉が開いたエピソードです。

Comments from Colleagues
真摯で真面目ながらユーモアもある。さらに、古本屋で専門書を買い集めるなど、努力を重ねる姿勢はプロとして尊敬します。これからは、唯一無二のスタイルを確立し、未来を担う人材となることを確信しています!

How I spend my Time off
子どもがまだ小さいので毎回ではありませんが、休日はお気に入りの絵に囲まれた自宅の工房スペースで、修理の実験をして過ごすのが理想です。作業机はスウェーデンのブランドで、会社の机以上にこだわっています。

Other People

一つひとつの
修理の中で、
一歩一歩
進んでいきたい。
Y.N.
ギターリペア(工房)
2024年入社
音楽サービス創造学科 卒

お客様の声と
楽器の音を
頼りに、
理想を探していく。
K.I.
ギターリペア(店舗)
2020年入社
ギタークラフト科 卒

人の心の
琴線に触れる、
そんな修理が
したい。
M.K.
管楽器リペア(工房)
2016年入社
管楽器リペア科 卒

お客様の
理想の楽器を、
リペアで
形にしていく。
K.G.
管楽器リペア(店舗)
2007年入社
管楽器リペア科 卒

楽器と
まっすぐ向き合う、
この仕事を
まっすぐ歩む。
H.T.
弦楽器リペア(工房)
2017年入社
経済学科 卒

奏者によって
変化する、
ピアノの個性を
引き出す。
H.I.
ピアノ調律師(工房&外回り)
2021年入社
ピアノ調律科 卒

楽器だけでなく
人の和も、
整えられる人を
目指して。
G.K.
ピアノ調律師(工房&外回り)
2012年入社
ピアノ調律科 卒