スネアドラムヘッドの選び方講座

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2025年07月30日

こんにちは、島村楽器 浦和パルコ店 ドラム担当の杉山です🥁

「スネアドラムのヘッドって、いったいどれを選べばいいの?」「そもそも交換時期って、どうやって分かるの?」
そんな疑問や不安を持っている方、多いのではないでしょうか。

スネアはドラムセットの中でもとても大切な楽器ですが、ヘッド(打面)の違いや替えどきって、意外と分かりづらいですよね。
「今のままで大丈夫?」「音がいまいちパッとしないのは何でだろう?」と悩んでいる方も多いはず。

実は、ヘッドを交換するとスネアの音や叩きごこちが驚くほど変わるんです。
逆に、古いヘッドをそのまま使い続けると、音がもやっとしたりチューニングが安定しないなど、色々なトラブルの原因になることも…。

今お使いのスネアのヘッド、一度じっくり見てみてください。
・真ん中が凹んでいる
・コーティングがはがれて透明になっている
・チューニングしても音がぼやける/ピッチが合わない
・音がにじむ
・痛い音になる
・スティックの跳ね返りが悪く、叩きにくい
…こんな症状があったら、それが交換のサインです!

初心者の方でも分かりやすいよう、
今回はスネアヘッドの選び方や替えどきの見分け方を紹介します!

スネアヘッド選びのポイント

(1) プライ(枚数)

〇1プライ
 ヘッドが1枚だけで作られているタイプ。軽やかで響きがよく、オープンなサウンドが特徴です。スティックの細かなタッチも表現しやすいため、ポップスやジャズなど繊細な音色を活かしたい場面におすすめです。
〇2プライ
 ヘッドが2枚重ねで作られているタイプ。音が太くまとまりやすく、耐久性もアップします。音量やパワーが求められるロックや激しめな演奏スタイルにピッタリです。

(2) 厚さ(ミル数)

〇厚め
 同じ1プライでも、厚さで音や耐久性が変わります。厚みがあるとしっかりとしたパワフルな音になり、長持ちします。
〇薄め
 薄いヘッドはレスポンスが良く、繊細で軽やかな音が出しやすいです。細やかな表現やタッチを重視したい方に向いています。

(3) コーテッド or クリア

〇コーテッド(白くザラザラ)
 表面に白いコーティングが施されたヘッド。たたくと温かみのある落ち着いた音が鳴りやすく、ジャンルを選ばず使えます。ブラシを使った演奏にも向いています。
〇クリア(透明)
 コーティングなしで透き通った見た目。明るくヌケの良い音が特徴で、特にロックやポップスなど、存在感のあるサウンドが欲しい時に選ばれることが多いです。

(4) その他

〇リングや黒点がついているタイプ
 ヘッドに消音用のリングや黒点が付いているモデルや余計な倍音(にごり)を抑えてくれて、まとまったクリアな音が出しやすいのがポイント。録音やライブなど、扱いやすさを重視したい時に便利です。

〇特殊ヘッド

 特殊な素材だったり、小さな穴が開いていたり...様々なメーカーからいろんなモデルが出ています。

まとめ

まずは「コーテッド」の1プライか2プライから選んでみるのがおすすめです。
・明るくてオープンな音がほしい人は「1プライ」
・もっと太くてしっかりした音や、長持ちさせたい人は「2プライ」
どちらにしようか迷ったら、店頭で音を聴いてみるとイメージしやすいですよ!

もし「もっとアタック感が欲しい」という方は、CSやミュート付きのヘッドもチェックしてみてくださいね。

ヘッドの替え時が分からない方は、だいたい3〜6か月ごとにチェックするのが安心です。
見た目や音に変化を感じたら、早めの交換をおすすめします。

さいごに

ヘッド選びは難しく感じるかもしれませんが、分からないことや迷うことがあれば、ぜひ気軽に杉山に声をかけてください!ご希望やお悩みに合わせて、分かりやすくアドバイスさせていただきます。一緒に自分にぴったりのドラムヘッドを見つけましょう!

ベストなヘッドを一緒に探しましょう!

✍️ この記事を書いたのは
浦和店のPA・ドラム担当、杉山です!

録音やミックス、演奏の現場で培った経験をいかし、お客様の「理想の音作り」をお手伝いしています。
店頭でじっくり比較もできますので、気になる方はぜひご相談ください!


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