ちょっと気になる！楽器店のスタッフってどんなお仕事なの？

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2019年03月12日

カテゴリ商品情報

この記事をご覧になられる皆さんは、一度は「島村楽器梅田ロフト店」へ遊びに来てくれたこと、ありますよね？

「まだないよ～」って方にも「よく行くよ～」って方にも、梅田ロフト店を知ってもらう為にいつもの記事とは少し違った視点で「梅田ロフト店のちょっと気になるところ」をご紹介していきます。

今回のテーマは「楽器店のスタッフってどんなお仕事なの？」

楽器店のスタッフってどんなお仕事をしているのでしょう？

「楽器を売っているんじゃないの？」

確かに楽器を販売しています。
でもコンビニやスーパーみたいにレジで待ってる感じじゃありませんね。
どちらかと言えば、楽器店のスタッフはアパレルショップと近いお仕事かも知れません。

梅田ロフト店のスタッフを例にして、色々とお話ししていきます。

【目次】

それぞれの楽器に「担当者」がついている
音楽生活のコンシェルジュのような役割
ご購入の後もお仕事はたくさんあります
他にもやれるお仕事はたくさん！
やっぱりお客様に喜んでもらいたいお仕事

それぞれの楽器に「担当者」がついている

楽器には担当者がついている

梅田ロフト店内には楽器やデジタルソフト、消耗品やアクセサリーといった、たくさんの商品が並んでいます。
そして、これら全ての商品は「エレキギター関連」や「シンセサイザー関連」といった「大きな関連グループ」で分けることができます。

1つのグループには「担当者」が配属しています。
梅田ロフト店だと、アコースティックギターは「下森(シモモリ)」、エレキギターは「久保(クボ)」という感じです。

そして、この「担当者」のお仕事は、楽器の陳列や品揃えはもちろん、ご来店いただく皆さんに【良い楽器を「良い楽器」と伝える工夫】を日々、試行錯誤しています。
さらには、同じスタッフ同士にも【良い楽器であるということ】を伝える必要があるんです。

なぜなら、我々スタッフが【良い楽器】と知らないとお客様に紹介することが出来ないからなんですね。
「担当者」は、自分が担当しているグループの楽器をどのようにして知ってもらい、どのような人に情報を届けるかを考えます。
そして、ご来店いただいたお客様に【どう満足して帰ってもらえるか】が梅田ロフト店としてとても大切にしていることです。

音楽生活のコンシェルジュのような役割

本当にやりたいことを考える

楽器店のスタッフは、お客様にとって「音楽生活のコンシェルジュ」のような役割を果たします。

「コンシェルジュ」とは、ホテルなどでよく聞く「お世話をしてくれる人」のこと。
我々の場合、お世話とは違い「音楽生活における悩みや不安を解消する」という意味合いが近いでしょうね。

例えば、初めてアコースティックギターを買おうと思ってお客様がご来店したとします。
初めての場合は、ほとんどの方が漠然としたイメージしか持っていません。
これは誰でも最初はそうですよね。

最初はたいてい
「〇〇円以下で弾きやすい」
「持った時に違和感を感じない」
「他の初心者のみんなが選ぶ無難なもの」
など、こういった「何となくのイメージ」をお持ちのはずです。

しかし、アコースティックギターを始めたいと思った「きっかけ」や「どうなりたいか」など、自分ではあまり意識していない「理由」がそこには必ずあります。

自分の演奏で小さなライブハウスに出たいと思う人、自分の好きな曲を自分の手で弾いてみたいと思う人、有名ミュージシャンに憧れて自分も夢を追いたいと思う人・・・何となく始めようと思った人にも何かしらの「きっかけ」があるはずです。

楽器店のスタッフはここを重要視します。

「お客様がどういう目的で楽器を始めようと思っているのか？」というところを知り、その人が思っている悩みや問題、こうなりたいという願望を解決することがお仕事なんですね。
その結果が「楽器」の場合もあれば、「楽器じゃない」場合もあります。

よく「試奏をしてもらう」ことを勧めるのは、体験こそが一番【良い楽器を「良い楽器」とわかる】為の方法だからです。
その体験でお客様の悩みや問題、願望の解決の糸口が見つかるかも知れません。
イベントを勧めるのも同じですね！

お客様が思う「音楽を始めたい本当の理由」を知ることで、求めている楽器がどういうものか？を分析し、今自分のお店にある楽器で悩んでいる事や実現したい事を解決する。
まさに「音楽生活のコンシェルジュ」とも言える役割をお仕事としています。

接客時の「サポートシート」も実はその為にあるの知ってましたか？

サポートシートの役割

基本的にスタッフは「お客様との会話」から色々と分析していきます。
どういうアーティストが好きなのか？どんなジャンルの音楽をしたいのか？どれぐらいの経験があるのか？などなど。

しかし、先程もお話ししたように「お客様自身も気づいていないこと」もたくさんあるので、会話だけでは見えてこないこともあります。
そんな時に書いてもらうのが「お客様サポートシート」。1度は見たことある方もいるかも知れませんね。

これは、お客様に質問を答えてもらうシートなんですが、【文字として見た時に改めて気づくこと】って意外と多いんです。

例えば項目の6番目「楽器を選ぶ際、重視されるポイントはございますか？」という質問。
「耐久性」なんかは言われないと気付かないことが多い回答ですね。
でもチェック欄にあれば「あー、耐久性も重要だなぁ」と気づくかも知れませんよね。

こうして「お客様サポートシート」を書いてもらうことで、楽器店のスタッフはお客様の求めている楽器を分析し、ピッタリの楽器を提案することができるのです。

ご購入の後もお仕事はたくさんあります

楽器店のスタッフは、お客様に楽器を買ってもらって終わりではありません。
後日、そのお客様が喜んでくれるイベントがあればご案内したり、お話し中にちらっと「欲しい」と言っていた楽器が入荷したらご連絡したり、そういった「アフターフォロー」というものもお仕事の1つです。

もちろん、完璧に全てのお客様に対しては難しいですが、前述した接客時での会話や「お客様サポートシート」に書かれた情報から、お伝えしたほうが喜んでくれると思われる案内は可能な限りご連絡しています。

何度かご来店いただいた方なら経験があるかも知れませんが、久し振りに立ち寄った時に担当者が「そういえばこの前言ってたアレ入荷してますよ」と会話を覚えているのも、前回でしっかりとお話しをしているからこそ出来ることなんですね。

他にもやれるお仕事はたくさん！

他にもやれることはたくさんあります

平日の1日の中で、お客様が少ない時間ももちろんあります。
そういった時間は、お店の楽器を綺麗に並べたり、レイアウトを変えてみたりすることも多いですが、メーカーとの仕入れの連絡などもかかせないお仕事。

何より「色々な商品がある」ということもとても大事な事です。
中には梅田ロフト店でしか買えない商品もいくつかあり、それらも全て「担当者」がメーカーとやり取りしているからこそ、取り寄せできる商品なんです。

皆さんがお店に来られると、たまに楽器店スタッフが楽器を演奏している姿を見かけると思いますが、あれもただ弾いているだけではありません。
その楽器がどういう音なのか？どんな特性があるのか？などを知ることでお客様に紹介する時に活かされます。
実際に弾いてみる、触れてみることで、使い心地や性能、スペックと実感の違いなどが見えてくるということですね。

他にも、お問い合わせの電話を受けたらお調べする為にメーカーに確認を取ったり、在庫がまだあるかどうかを確認したり、などなど意外とたくさんお仕事があるんですよ。

やっぱりお客様に喜んでもらいたいお仕事

これまで楽器店のスタッフのお仕事についてお話ししてきましたが、全てはこの「喜んでもらいたい」というところが終着点です。

楽器の事で悩んでいたら、悩みを解決して喜んでもらう。
急に音が出なくなった問題を抱えていたら、解決して喜んでもらう。
やりたい事をどうすれば実現できるか悩んでいたら、実現してあげて喜んでもらう。

例えばもし、「音楽を始めたいけど、どの楽器を始めればいいのかわからない」といった場合は、梅田ロフト店のスタッフに相談しに来てください。
必ずとは言えませんが、少なくとも「解決の糸口」は見つけられるかも知れません。

今回は「楽器店のスタッフってどんなお仕事なの？」というテーマで書きましたが、楽器店のスタッフのお仕事がどういうものか、ちょっとはお分かりいただけましたか？

最近はテクノロジーが進んでいき、今後もしかすると今と大きく違う体制が生まれているかも知れません。
ですが、今回お話しした「お客様の悩みや問題、理想を解決する」という部分は、きっと変わらないままでしょう。
もしかすると、この記事を読んでくれているあなたも近い将来、梅田ロフト店のスタッフとして働いているかも知れませんね！

この記事を読んでくれた方が、ちょっとでも島村楽器梅田ロフト店に興味を持っていただけると嬉しいです！