CONTENTSルーパーの常識が塗り替えられた圧倒的な「6トラック」がもたらす自由高音質と「現場主義」の入出力自分専用に「化ける」カスタマイズ性どんな人にオススメ?島村楽器店員が直伝!RC-600を買ったら「最初にやるべき設定」3選ルーパーの常識が塗り替えられた 今やシンガーソングライターやギタリス […]

「独奏が、独走する。次世代ルーパーの最高峰『BOSS RC-600』を現役楽器店店員が解説」

ららぽーと愛知東郷店

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公開:2026年04月10日

更新:2026年04月10日

ルーパーの常識が塗り替えられた

今やシンガーソングライターやギタリストにとって、ルーパーは「ただの練習道具」ではなく「楽器の一部」。

その中でも「最強」の呼び声高いRC-600。なぜこの機材が、プロ・アマ問わず注目されているのか?その理由を紐解きます。

圧倒的な「6トラック」がもたらす自由

これまでのルーパー: 1つか2つのトラックを重ねていく「積み上げ式」。一度重ねると特定の音だけを消すのが難しかった。

RC-600: 完全に独立した6つのトラック。

ここがポイント: 「ドラム、ベース、コード、コーラス、オブリガート、遊びの音」……これらを別々に録音し、足元で自在にON/OFFできる。もはやこれは「足で操作するレコーディング・スタジオ」です。

高音質と「現場主義」の入出力

32bit処理のクリアなサウンド: 何度重ねても音がボヤけない、プロクオリティの音質。

マイク2本、楽器2系統の同時入力: 弾き語りプレイヤーなら、マイクとギターを別々に接続し、それぞれに最適なエフェクトをかけられます。

豊富な出力(パラアウト): 「ドラムだけを別出ししてPAさんに渡す」といった、ライブ現場で泣いて喜ばれる仕様。

自分専用に「化ける」カスタマイズ性

9つのフットスイッチ。実はこれ、「どのボタンにどの機能を割り当てるか」を自由に決められます。

「自分は録音ボタンはここがいい」「このボタンは一発でエフェクトをかけたい」など、使い込むほどに「世界に一台の自分の相棒」になっていく楽しさがあります。

どんな人にオススメ?

ソロプレイヤー: 1人でもバンド並みの厚みと展開を作りたい人。

SSW: 配信やライブで、その場で曲をビルドアップしていくパフォーマンスを見せたい人。

島村楽器店員が直伝!RC-600を買ったら「最初にやるべき設定」3選

「とりあえず音を出してみたけど、なんか使いにくい…」という事態を防ぐための、必須設定を厳選しました。

リズム・クオンタイズを「MEASURE(小節)」にする

デフォルトだと、録音を止めた瞬間にループが確定してしまい、お尻がズレて「ガタッ」とリズムが崩れがちです。
設定: MENU > LOOP > REC > QUANTIZE = MEASURE

なぜやるの?: これをONにすると、多少踏むタイミングがズレても、機械が「小節の区切り」で綺麗にループを閉じてくれます。
初心者からプロまで、スムーズな演奏に必須の設定です。

リズムを止めない「RHYTHM KEEP」をONにする

曲の途中で音色を切り替える(パッチを変える)際、標準設定ではドラムも止まってしまいます。
設定: MENU > RHYTHM > RHYTHM KEEP = ON

なぜやるの?: パッチを「01(Aメロ)」から「02(サビ)」に切り替えても、ドラムだけは同じテンポで鳴り続けます。
リズムという「軸」があることで、演奏を止めずに曲を進行させることができます。

フットスイッチの「アサイン(役割)」を一つだけ決める

「全てのボタンを使いこなそう」とせず、まずは「一番踏みやすいボタンに、一番使う機能を入れる」ことから始めましょう。
設定例: 一番右上の「CTL 1」スイッチに、「ALL START/STOP」を割り当てる。

なぜやるの?: 演奏の終わり際、6つのトラックを一つずつ止めるのは至難の業です。
どこを踏んでも「一発で全部止まる」ボタンを一箇所作っておくだけで、ライブの安心感が劇的に変わります。



「RC-600は、いわば『自分好みにカスタマイズできるコックピット』です。

最初から完璧に使いこなす必要はありません。まずはこの3つだけ設定して、楽器を鳴らしてみてください。設定を一つ変えるごとに、この機材がどんどん『自分専用の楽器』に化けていく。その過程こそが、RC-600の本当の面白さなんです。」

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