新宿店の小杉です。
コンデンサーマイクを使っていて、さらにもっと録音環境を改善したいという皆様。
宅録・配信のためのベストな選択がコンデンサーマイクだけとは限りません。
ダイナミックマイクにインライン・プリアンプを使用したセッティングをおすすめします!
まず、コンデンサーマイクとダイナミックの違い・特徴について確認します。
コンデンサーマイクは、ダイナミックマイクに比べると、
・感度が高く繊細な音が録れる
・振動や湿気に弱い
という特徴があります。
感度が高く繊細な音が録れるというのは、ダイナミックマイクでコンデンサーマイクと同じ音量感が得られるようにする場合、比較してマイクプリアンプでの増幅量は多くなります。 その場合、マイクプリアンプの音質変化の影響をより受けることになるため、コンデンサーマイクの方がクリーンな音質に感じやすいのではないでしょうか。
その他にもコンデンサーマイクのほうがマイクプリアンプに入る際のインピーダンス(抵抗値)が低いため、低ノイズになるようです。
技術的な詳しいことはわかりませんが、抵抗値が低いということは、電気が通りやすくノイズが乗りにくいということなのではないでしょうか。
ですので、音質のクリアさという面では、コンデンサーマイクが優れていそうです。
コンデンサーマイクは振動や湿気に弱いですが、それに比べるとダイナミックマイクは振動や湿気に強いので、取り扱いも気軽にできます。
ここまでだと、取り扱いが大変なだけでコンデンサーマイクの方が、音質がクリアで良さそうですが、最近海外や国内でも、SHUREのSM7Bというダイナミックマイクにインライン・プリアンプという機材を使って録音するというのが流行っています。
海外アーティストのライブでもよく見かけますし。レコーディング風景でもよく見ます。
元々放送用マイクとして扱われてきたマイクでしたが、マイケルジャクソンのスリラーのレコーディングで使用されて徐々に人気が出たと聞きました。
インライン・プリアンプは、ダイナミックマイクのゲインをクリーンな音質で増加させます。
マイクプリアンプへの入力レベルも十分確保でき、低いインピーダンスで接続されますのでダイナミックマイクでもクリーンな音質で録音が可能になります。
SM7Bもおすすめですが、ライブ用にお使いのダイナミックマイクにインライン・プリアンプを使うとまた印象が変わって新しいサウンドの発見があるかも知れません。
ボーカリストさんによって、合うマイク・合わないマイクがあると思いますが、マイクをお探しの際は選択肢として、ダイナミックマイク+インライン・プリアンプというのも選択肢としていかがでしょうか。
島村楽器新宿店取扱商品のおすすめの組み合わせは、
ダイナミックマイク(SM7) + インライン・プリアンプ(sE Electronics DM1) + マイクプリアンプ(Portico 511)
です。
Portico 511についての詳細はコチラの記事をご覧ください!
島村楽器新宿店は、マイク/マイクプリアンプの試奏ができますので、ご来店の際はぜひお気軽にお声掛けください!
※記事中に販売価格、在庫状況が掲載されている場合、その情報は記事更新時点のものとなります。店頭での価格表記・税表記・在庫状況と異なる場合がございますので、ご注意下さい。
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