![*ヤマハが本気で考えた「サイレントサックス」 みなさまこんにちは。]]島村楽器新宿店の電子管楽器担当の蒔田でございます]]今回はヤマハから出てきた大絶賛!話題沸騰中のデジタルサックス「YDS-150」をご紹介していきたいと存じます。]]手に持ってるのはP Instrumentsというメーカーのプラス […]](https://www.shimamura.co.jp/shop/shinjuku/wp-content/uploads/sites/21/2020/11/20201117-13045645623304.jpg)
ヤマハが本気で考えた「サイレントサックス」
みなさまこんにちは。
島村楽器新宿店の電子管楽器担当の蒔田でございます
今回はヤマハから出てきた大絶賛!話題沸騰中のデジタルサックス「YDS-150」をご紹介していきたいと存じます。
手に持ってるのはP Instrumentsというメーカーのプラスチック製のトランペットです。ちなみに私はトランペットを吹いたことがありません。
「ウィンドシンセ」ではない?
ヤマハといえばそのむかし、WXという音源非搭載の木管楽器型のコントローラーが3種類出ていました。
(画像はウィンドシンセの中で最もデザインが一番好きなWX7という機種です)
今回はそれらの後継機種ではなく、
「真鍮と樹脂のボディ」
「サックス音色を56音色含んだ全73音色内蔵」、「マウスピースはアルトサックス相当」
「キーレイアウトもサックスを元に設計」
という非常にサックスライクな仕様に仕上がっており、完全にサックスの代用として生まれた「サイレントサックス」なのです。
前置きはこのくらいにしておきまして、店頭に展示機が到着しましたので、外観から紹介していきたいと思います!
同梱物
箱は真っ白、正面にYDS-150の絵がカッコよくプリントされています。
中にはケースに入った状態のデジタルサックスとマニュアル、替えのリード付き。
リードは樹脂製のもので、下の方に切り欠きがある不思議な形。
そして薄いです。実際にリードが振動して音が出るわけではないので、くわえ心地を考えられた設計なのかな?というところです。
一般的なアルトサックスのリードと同サイズなので、もしかしたらレジェールや葦(アシ)のリードでも使えるかもしれません(メーカー非推奨)
開封
ケースを開けて・・・
袋から取り出し・・・・
ジャジャーン!!!
デジタルサックスの登場シーンです。
外観
サイズ感はソプラノサックスと同じくらいで、重量は電池を含めなければ1kg
電池とは言っても単4が4本だけなので、体感は変わらないと思います。
背面も意外とシンプル
背面上部のディスプレイに音色ナンバーや、各種設定項目が表示できる。
オクターブキーは上下で1つずつ付いており、バリトンサックスのLowAキーにも対応。
右上の方には電源とBluetoothの状態が確認できるランプも搭載。
BluetoothはMIDI、オーディオに対応しています。
※Bluetoothオーディオはスマートフォンなどの端末から受けることはできますが、YDS-150本体の音をBluetoothスピーカーに送ることはできません。
サムフック(指かけ)はヤマハのアルトサックスの物に似ており、角度の調節も可能。
その左横に付いているのがアナログコントローラーというピッチや音色によってモジュレーションなどの効果が割り当てられている便利なボタン。
そしてイヤホン端子とインプット端子を備えているので音が出せない環境でも練習ができます。
ストラップフックとUSB端子。
USB端子は電源供給やUSB-MIDIコントローラーとして使えます。
マウスピース
本体がソプラノサックスに似ているので、マウスピースもソプラノサックス用かと思いきやアルトサックス用のマウスピースそのまんまでした!
標準的なヤマハのアルトサックス用マウスピースと比べると全く同じです。
強いて言うならばアルト用の「4C」という表記が「DS」(デジタルサックスの略・・?)というところ。細かいところまで力が入っております!
マウスピースはベノーヴァのように簡単に取り外しができて、お手入れが簡単です。
今までの電子管楽器には無かった「本物のベル」
YDS-150の大きな特徴として、サックスと同じ真鍮製(ブラス)のパーツを使用しており
本体のスピーカーからこのベルに共鳴させてより本物のサックスの響きに近くなるように設計されています。
ソプラノサックスとのベルの比較。
YDS-150の方が少し細くなっているように見えます。
単純にサックスのベルを取って付けました~的な要素は無く、デジタルサックス用に新しく金型を作っているのか、ここにもこだわりを感じました。
キーデザイン
キーの配列はヤマハのフラッグシップモデルを元に設計されており、ソプラノサックスのものに似ています。
ツヤのある感じがまた美しい・・・!
ただサックスのキー配列にしたわけではない・・?
本物のソプラノサックスと見比べると下のドやミ♭のキーが本体に近づいており、手の小さな方にも届きやすくなっている感じがありました。
気になる音は・・・
いくつかの音色を吹いてみましたので、まずはこちらをご覧ください!
いかがでしたでしょうか?
ソプラノ、アルト、テナー、バリトンまで本物に近い音源に仕上がっており、これは今までのどの音源よりもサックスに近い音源を搭載していると感じました。
これ1本でサックス4重奏ができる!
サックスインストラクター前田によるルパン三世のテーマのです!
音色、吹奏感、スピーカー、トータルですごい
音源もサックスの音色に関しては本物さながらの迫力がありましたが、そのイイ音をしっかり鳴らしてくれるのがこの「ベル一体型アコースティック音響システム」
上部にあるスピーカーユニットは最終的に真鍮製(ブラス)を通って耳に届いており、本物サックスと同じような振動、臨場感が味わえます。
そして何よりも音量が大きいので、小規模なホールではアンプを通さなくてもライブや演奏会に使えそうな感じがします。もちろん、音量を小さくしていけば家の中でも十分に使えます。
メーカー | 品番 | 販売価格(税込) |
---|---|---|
YAMAHA | YDS-150 | ¥95,700 |
こちらはご予約商品となります。
ご予約は店頭、電話、お問合せフォームより受け付けております。
・こちらの商品の試奏は可能ですが、ご試奏頂く前に検温とアルコール消毒を実施致しますのでご理解とご協力をお願い致します。
・展示本数が1本と少なく試奏のお問い合わせも多数いただいておりますので、試奏をご希望のお客様は事前にご連絡頂けますと幸いです。
写真ギャラリー
老若男女問わず似合うデザイン。
付属のケースは肩掛けがついているので持ち運びもラクラク!
メカメカしさといえばBerglund InstrumentsのNuRADといい勝負だと思います(笑)
電子管楽器は黒が多い・・・!
EWI SOLOと並べてみた感じですが、EWI SOLOの方がやや長く感じます。
ツヤ消しのボディが素敵です。
新宿PePe店 電子管楽器担当
蒔田(まきた)
高校1年生の時に買ったYAMAHAのWX5+KORG MS2000Rからウィンドシンセの世界(沼)に入り込み、EWI/EVIシリーズ,Lyricon,デジタルホーン,エアロフォンなどのウィンドシンセを一通り吹いてきました!シンセやウィンドシンセ(電子管楽器)の事ならお任せください! |
新宿PePe店デジタルフロア
各種デジタルシンセからDJ、電子ドラムまで多数展示中です!
店頭で楽器を触ってみたくなったら、是非ご利用下さいませ。
皆様のご来店、心よりお待ちしております。
店舗名 | 島村楽器 新宿PePe店 |
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電話番号 | 03-3207-7770 |
営業時間 | 11:00~21:00 日曜/祝日は20:00閉店 |
当社HPからの問い合わせ先 | お問い合わせ先 |
担当 | 蒔田(電子管楽器担当) |
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