皆さん、こんにちは!
弦楽器アドバイザーの伊藤です。
ビギナーの方もブランクのある方も、「おうち時間」でヴァイオリンを始められた方が多いのではないでしょうか?
そこで今回は、お家でゆっくり、動画を観ながら出来るヴァイオリンの弦交換方法についてご紹介します!
ご自分で弦を交換するのは苦手という方、しばらくご自分の楽器のメンテナンスをされていないという方も、この機会に新しい弦に交換してみませんか!
平常時には仙台泉パークタウンタピオ店にて月に一回くらいのペースで、ヴァイオリン ビギナーズ倶楽部を開催し、弦の交換方法や交換のタイミングについてなどお伝えしています。(※コロナ感染拡大防止のため、当面の間、中止しております。)
動画には、普段ビギナーズ倶楽部にてお伝えしている内容に加えて、より詳しいポイントや注意点を交えておりますので、是非ご視聴ください!
ご準備頂くもの
- 交換する弦(お好みのもの)
- 専用のクロス、ガーゼ素材のハンカチ
- ペグコンポジッション(糸巻き調整剤)
- チューナーまたは音叉
※画像はドミナント弦(G,D,A)、ゴールドブロカット 0.26ボール(E)です。
ヴァイオリンの弦の見方は?
楽器を正面から見てみましょう!
(メーカーによって弦の先端部分の色が異なります。)
左端の太い弦(4番線):G線(ゲー)「ソ」
左から2番目(3番線):D線(デー)「レ」
左から3番目(2番線):A線(アー)「ラ」
右端の細い弦(1番線):E線(エー)「ミ」
※アルファベットはドイツ語読みです。
交換のタイミングっていつ?
演奏頻度にも寄りますが、半年~1年に1回が望ましいです。弦が消耗し、巻き線(*)がほつれてくると、弦が切れてしまいます。
例えば、1年以上交換されていない場合で、切れた弦のみの交換ですと、張力がバラバラでトーン・バランスが悪く、あまり演奏には適していません。このような場合は1度にすべての弦を交換することをオススメします!
巻き線(*)・・・金線、銀線、アルミニウム線などを巻き付けたもの
【ご注意点】
※弦が切れやすい部分やその頻度によって、修理が必要な場合もありますので、まずは当店にお持ちください。
※毛の状態も一緒に確認しましょう!弦交換と同じタイミングで毛の交換をすると、より一層、演奏が楽しめます。手汗や埃、松脂の汚れで毛の根元部分などが黒くなっていませんか?
※当店にて毛や弦の状態を確認いたします!
料金表 | 修理・調整の流れ |
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弦のお手入れは?
演奏後はクロスでしっかり松脂を拭き取ります。
そのままにしておくと弦の消耗や雑音の原因にもなります。
どうしても松脂が取りにくい時は、ストリングクリーナーがオススメです!
使用方法は、クロスに少量を垂らし、弦に付着した松脂や汗、手垢などを落とします。誤って楽器にこぼしたり、手に付いたまま楽器を触らないよう注意しましょう。
保管方法は?
楽器と同様、湿度や乾燥に弱く、保管状態が悪いと直ぐに傷んでしまいます。
使わない場合は袋や専用の入れ物にいれたまま大事に保管しましょう。
予備弦って必要?
交換の時期が近い場合は、1セット予備弦を用意しておきます。
あまり長く使用しないでいると傷んでしまうので注意しましょう。
アクセサリーのご案内
メーカー | 型名 | 商品名 | 販売価格(税込) |
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YAMAHA | SICL-1PK | 弦楽器専用クロス 2枚組 | ¥1,760 |
FZONE | FT-550 | クリップチューナー | ¥2,200 |
PICKBOY | TFN70 | 音叉A=442Hz | ¥990 |
Hill | ペグコンポジッション | ペグコンポジッション(糸巻き調整剤) | ¥1,980 |
ROYAL OAK(ロイヤルオーク) | String Cleaner | String Cleaner | ¥1,650 |
お問合せ
弦交換や毛替えのタイミング、簡単な楽器の点検、各種アクセサリーのご相談は、弦楽器アドバイザーの伊藤まで、お問合せお待ちしております!
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