DTMあれこれ② ~MIDIキーボードの必要性と当店ラインナップ~(10/13更新)

コクーンシティさいたま新都心店

コクーンシティさいたま新都心店店舗記事一覧

2018年09月11日

*効率の神様、MIDIキーボードのススメ 島村楽器さいたま新都心店、デジタル担当朝倉です!こんにちは! 前回は「DTMとは何か?」「DTMには何が必要か?」についてお話しました。DTMには「パソコン・DAWソフト・オーディオインターフェース・スピーカー又はヘッドフォン」があればできるということが分か […]

効率の神様、MIDIキーボードのススメ

島村楽器さいたま新都心店、デジタル担当朝倉です!こんにちは!

前回は「DTMとは何か?」「DTMには何が必要か?」についてお話しました。DTMには「パソコン・DAWソフト・オーディオインターフェース・スピーカー又はヘッドフォン」があればできるということが分かりましたね!

(まだ見ていない方は要チェック!→ DTMあれこれ① ~始めてみたい方へ!必要なものをざっくり解説~ )

しかし、まだ一つ「必須級」の機材をご紹介していないのです。



それが「MIDIキーボード」です!

他のDTMあれこれシリーズはこちらから!

DTMあれこれ① ~始めてみたい方へ!必要なものをざっくり解説~

DTMあれこれ③ ~ヘッドフォンの重要性と当店おすすめラインナップ~

DTMあれこれ④ ~オーディオインターフェースの必須性と当店ラインナップ~

DTMあれこれ⑤ ~作編曲におけるボーカロイドのススメ~

DTMあれこれ外伝① ~DTMの最重要点は「パソコン」にあり~

DTMあれこれ外伝② ~吸音材は隠れた名役者!手軽に心地よい音場を~

当店のMIDIキーボードラインナップ紹介

デジタル楽器総合案内ページはコチラから!

MIDIキーボードとは?

MIDIキーボードとは、「MIDIに対応した鍵盤型キーボード」です。はい、この一言ではポカーンですね。分かりません。DTMで音楽制作をする時、一般に「MIDI」というデータの形をした音符を打ち込んでいきます。下の図の赤矢印が一例です。

早い話が、MIDIキーボードとはその「リモコン」です。例えば、テレビのチャンネルを変えるのには方法が2つあります。1つ目はテレビに近づいて直接チャンネルを切り替える。2つ目はリモコンでポチポチッとチャンネルを切り替える方法です。どちらが楽かは一目瞭然ですね。私はゴロゴロしながらテレビが見たいです(笑)

「ド・ミ・ソ」と打ち込みたい時、マウスでカチカチカチカチ入れていくより、鍵盤3つを一緒に押した方が断然早いです。特に鍵盤楽器の演奏経験がある方は、MIDIキーボードがあるだけで数倍の作業効率を誇るといっても過言ではありません。

ということは私は鍵盤弾けないし関係ない・・・そう考える方もたくさんいらっしゃいます。

が!

弾けなくてもMIDIキーボードは必須レベルなんです!音入力だけでなく、全体の音量を上げ下げしたり、いろんなパラメーターをツマミで調整できたり、モノによってはパッドでドラム演奏を入力したり、鍵盤の演奏面以外でも活躍が目覚ましいのがMIDIキーボードです。

今使っている音色はどんな音だろう?この音はどんな音だろう?今作った音はどんな音だろう?そんな確認も、鍵盤1つ押すだけで確認できます。MIDIキーボードを持っていない場合、音色1つ確認するのにもわざわざ打ち込まなければなりません。鍵盤が弾けない方も、短いタイプのMIDIキーボード1つ持つだけで、効率が断然よくなりますよ。


当店のMIDIキーボードラインナップ

AKAI MPK mini MK2

コンパクトサイズながら、音楽制作に欲しい機能を一通り揃えた万能型MIDIキーボードの代名詞、MPK MINI MK2です!強弱に対応できる25鍵に8つのバックライトつきのMPCパッド、様々なパラメーター調整をするのに必要なツマミがこのサイズで8つ、オクターブ変更ボタンにモジュレーションやピッチベンド操作が出来る4方向型のノブもあり、同価格帯のMIDIキーボードの中で唯一と言えるぐらいの操作感を備えました!重さも750gと非常に軽い設計です。USBパスパワーで動作するので接続も簡単ですね!

型名 販売価格(税込)
MPK mini MK2 ¥10,165
担当朝倉のオススメポイント

万能屋!この言葉がピッタリです!打ち込みや音色確認のために鍵盤があることは大前提として、強弱を付けられるパッドがこの値段でしっかりついていること、そして8つもパラメーター調整に使えるツマミがあること、この2点が最大の魅力です。ドラムの打ち込みをする際はパッドの方が簡単かつ正確に行えますし、作曲を行う際にカットオフやレゾナンスなどといった項目をたくさん操作することになるのですが、つまみが3つ4つ程度だとすぐ埋まってしまうのです。とにかくこの1台で一通り完結できるので、最初の1台としては勿論、セカンダリーコントローラーとしても最強のコスパを誇ります!

KORG MICROKEY2-25AIR


お手軽MIDIキーボードの代名詞とも言える、25鍵のこのMIDIキーボードはBluetooth接続、つまりワイヤレス接続が可能です!電池駆動ですが、約1ヶ月間もの間、電池交換は不要です。1日1時間の使用で、約1ヶ月間使える長時間駆動を実現しており、電池切れを気にせず音楽制作に集中できます!ペダル端子も搭載されているのが地味にうれしいポイントで、簡単なピアノ伴奏、コード入力をする際に音を伸ばせるのが良いですね。重さもなんと670g。某麦茶とほぼ同じ重さです。すごい軽い。


型名 販売価格(税込)
MICROKEY2-25AIR ¥8,108

担当朝倉のオススメポイント

小さい!軽い!!使いやすい!!!と、衝撃が走るレベルのポータブルタイプ・MIDIキーボード。それだけでもありがたい話なのに、なんとワイヤレス。DTM環境はその性質上、どうしてもコードが増えて煩雑になりがちなので、これは思わず涙を流してもおかしくないぐらい素晴らしい機能性です。置いても邪魔にならないそのサイズは、鍵盤が弾けない方でも音色の確認や、簡単な演奏入力を行うのにものすごい便利!とにかく「迷ったらとりあえず買っとけ」レベルで初心者の方や、経験者にもセカンドコントローラーとして用意していただきたい逸品です!


iRig Keys I/O 25


一言で言えば、全てを兼ね備えた音楽制作用コントローラーです。その実態としてまず、オーディオインターフェースとしても使えます。DTMに必須な機材がこのMIDIキーボードに入っています。

他にもヘッドフォン出力端子、ラインやマイク、楽器を接続するためのファンタム電源対応のモノラル・コンボ入力端子など、音楽制作に必要な機能すべてを1台に凝縮しています。機能面としても、カスタマイズ可能な2つのスライダー・ストリップ(初期設定はピッチ・ベンドとモジュレーション)、5つのタッチ・センシティヴ・ノブ、8つのヴェロシティ対応マルチカラー・パッドを装備。勿論こちらも、USBケーブル1本で使えるようになる快適さMAXの性能です。


型名 販売価格(税込)
iRigKEYS I/O 25 ¥28,600

担当朝倉のオススメポイント

必須機材として「DTMあれこれ➀」で説明させていただいた「オーディオインターフェース」としての機能を完備したMIDIキーボード。。。一瞬ワケが分からなくなりそうですが、このMIDIキーボードに楽器やマイクを接続してDTMに録音できる上、MIDIキーボードとしての機能もしっかり一通り以上備えているハイパーすごい25鍵です!!これだけの機能があるのに、USBケーブル1本で使え、重さも1.2kg!鍵盤が弾けない方のメインコントローラーとしては勿論、鍵盤が弾ける方や既に1台大きいMIDIキーボードを持っている方でも、サブコントローラーとして大活躍間違い無しです。コントロールしたい操作を多くツマミやスライダーに割り振りできるのもコントローラーとして非常に秀逸です。

更に、そして更に、日本円に換算するとおよそ約77,000円のソフトが付属してくるというトンデモレベルの大盤振る舞い!!

内約として SampleTank3・Syntronik Pro-Vという音源ライブラリ、T-RackS Deluxeというマスタリング用プラグイン、Ableton Live 9 Liteという制限版作曲ソフトまでついてきます。早い話が、このMIDIキーボードを1台買うだけで作曲に必要なものが揃ってしまいます。なんてこった・・・。



Roland A-49


Rolandが誇る、シンプルかつ使いやすい、フル鍵盤の49鍵MIDIキーボードです!鍵盤楽器で最も重要な、優れた鍵盤タッチや演奏フィーリングを実現したモデルであるにも関わらず、コンパクトにまとまっているため、スマートなDTM環境を作ることが出来ます。

コントローラー面では、ピッチ/モジュレーション・レバー、2つのアサイナブル・ボタンとノブに加え、演奏やMIDIデータの入力に便利なオクターブ・ボタンとトランスポーズ・ボタンなど、操作に必要なコントロールを一通り揃えているため、ストレスなく使用していただけます。オクターブ/トランスポーズは使用中LEDにより光ってくれるため、視認性も抜群。何より、SuperNATURAL音源のコントロールに最適なパラメーターを瞬時にアサインできるSuperNATURALモードを搭載しているのも特徴的です。


型名 販売価格(税込)
A-49 ¥19,800

担当朝倉のオススメポイント

DTMにおけるMIDIキーボードとして標準的な49鍵であり、Rolandが誇るシンセ鍵盤をフルサイズで採用しているので、ちょっとしたフレーズからある程度しっかりしたピアノ伴奏まで作曲においてこなすことができます!

INTEGRA-7やJUPITER-80/JUPITER-50など、SuperNATURAL音源というものを搭載しているシンセサイザーを持っている方は、A-49を通してDTMにフル活用することができるため、非常にオススメです。デジタル担当である私、朝倉はJUPITER-50とこのA-49を両方持っているため、DTM環境のメインとして君臨しております。

普通にMIDIキーボードとしてもタッチ感や弾き心地が良く、コントロール面についても一通り操作できるため、鍵盤の演奏経験がある方は何も言わずにひとまず1台!というレベルでオススメする一品です!弾ける方は迷うことなく、49鍵以上を1台選ぶとスムーズになりますよ。



まとめ

・MIDIキーボードはDTMにおける「ほぼ必須」レベルの機材!

・鍵盤が弾けない方も1台あると効率化に貢献。いわばコントローラーである!

・音色の確認をするだけでもあった方が断然早い!

・鍵盤が弾ける方は49鍵以上あるとなお良い!

・何なら適当に弾くだけでも作曲のネタが出てくるかもしれない!



DTMにおける敵の一つは、「ダラダラしてくる」ことです。操作やコントロールする時間が長くなれば長くなるほど、だんだんダラダラと作業速度が遅くなってきてしまいます。こうなると作曲のモチベーションにも関わってきてしまい、クオリティが下がってしまう・・・なんてこともあります。その部分を効率化してあげることで、モチベーションの維持にも繋がりますし、適当に弾いているだけでも意外と作曲のネタが沸いたりと良い事が続々増えるのがMIDIキーボードです!

MIDIキーボードについてわからないこと、DTMについてわからないことがあればいつでも気軽にご相談ください。お電話でも受け付けております!

皆様のご来店を、心よりお待ちしております。


※記事中に販売価格、在庫状況が掲載されている場合、その情報は記事更新時点のものとなります。店頭での価格表記・税表記・在庫状況と異なる場合がございますので、ご注意下さい。