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第五回 音楽教室担当 冨田
──冨田さんは島村楽器へ入社される以前はどのようなお仕事をされていたのですか?
ブライダルのお仕事をしていました!
──すてきなお仕事ですね。楽器業界への転職を決めたきっかけなどがあればお伺いしたいです。
ちょうど30歳ぐらいのころだったかな、ブライダルの仕事がひと通りできるようになって。実はもともと、音楽教室や子供に教える仕事に興味があったんです。
──なるほど。
音楽大学に通っていたので、就職の時にヤマハとか、音楽を教える仕事か、もしくは全く違う職種にするかのどちらかだなと思っていたんです。その時にブライダルの仕事を選んだんですね。
──ちなみに音楽大学ではどのようなことをお勉強されていたんですか?
私は電子オルガンの専攻でした。
──え!そうなんですか。それは初耳でした。
あはは(笑)。実はそうなんです!
──吹奏楽部に入っていたと聞いていたので、てっきり管楽器なのかなと。
実は電子オルガンなんです!
──電子オルガンというと、『エレクトーン』のことですよね?
そうですそうです。ちびっ子のレッスンの勉強をしました。
──お子さん大好きですもんね。お店でもいつもお子さんたちと楽しそうに遊んでる(笑)。
ちびっ子大好きです(笑)。
──ブライダルのお仕事を選んだ理由を聞いてもいいですか?
ヤマハの指導グレードは取っていたので、今すぐじゃなくてもやりたくなったらできるなって。それよりも経験した事のないブライダルの仕事にその時は興味が勝って。
──転職する時は悩みましたか?
悩みましたね。でも、やっぱり音楽の仕事も諦められなかったです。
──1番最初のお店は?
名古屋パルコ店です。
──愛知県内でも大きなお店ですよね!
はい。
──入社当時はいかがでしたか?
音楽教室担当として入社できて嬉しかったんですけど、よく考えたら「音楽教室担当って何するのかな?」って(笑)。先輩もいましたが、バトンタッチのタイミングだったので最初は右も左もわからず受付みたいな感じでした。
──私たちの会社って、販売員だったり、商品の担当だったり、いろんな役割がありますよね。
そうですね。私も当時は音楽教室のみでしたけど、今は副店長と、音楽教室担当、ピアノの担当を掛け持っています。
──イメージしていた楽器店のお仕事とのギャップを感じて驚いた事はありましたか?
・・・発表会のときにステージ上で司会をすることですね!(笑)
──(店長爆笑)
影アナ(※1)なら自分が演奏する立場の時に人がやっているのを見ていたしイメージもできてたんですけど、ライトミュージックの発表会の際にステージ上で出演者の方にインタビューをすることになったときは本当に緊張しました。
※1 影アナウンス・・・発表会やコンサートでの場内アナウンスやプログラムの読み上げを行う役割。
生徒さまが毎年成長されていく姿を、親のような気持ちで見ています。
──さて、冨田さんが思う「音楽教室のお仕事のやりがい」とは?
色々ありますけど、やっぱり発表会が終わった後の達成感というか。私たちは実際のレッスンを見ることは普段できないわけですけれど、本番で演奏されている姿を見て、こんなに頑張って練習されてきたんだな、と背景が見えてくるようで驚きます。毎年成長されていく姿を、親のような気持ちで見ています。生徒さんの「頑張ってよかった」という言葉を聞いたりすると、それまでの準備がどんなに大変でも、サポートを頑張ってきてよかったと思います!
──冨田さんは発表会が本当に大好きですよね。
大好きですね!毎回「また来年もやりたい!」と思います。成長していく姿を見るのが楽しみです。ブライダルのお仕事も、誰かの思い出に残る場面に立ち会いたいという気持ちがあったので。今の仕事では、生徒さまや会員さまの成長していく姿を見ることが楽しみですね。
──それでは発表会以外で、音楽教室担当のお仕事といえば?
お教室をお探しの方へのご案内はもちろんですが、今通われている生徒さまや会員さまのレッスンの管理、講師の先生方との情報共有、お月謝の管理なども大事なお仕事ですね。
──コミュニケーションがとても重要なお仕事ばかりですね。
そうですね。
──コミュニケーションで大事にされていること、意識していることは?
なるべく相手の方・・・お客さまだったり、生徒さまだったり、講師の先生だったり、話しやすい雰囲気をつくることです。
──私たちのお店の音楽教室は店内の奥まった場所にありますが、冨田さんと会員さまとの笑い声が、お店の真ん中まで聞こえてくるんですよね(笑)。いつも楽しそう。
うるさかったらどうしよう?!(笑)でも、嬉しいですね。お仕事は楽しいです!
──1日のお仕事の流れを教えてください。
朝出勤したらまず、その日のレッスンがあるお部屋を回ってレッスンの準備が出来ているかを確認します。それからタイムテーブルでお休みの方や、体験レッスンにお越しになる方の確認を行います。レッスンの準備ができたら、ホームページを更新したり、体験レッスンの日程のチラシを作ったり、事務作業を。イオンモール大高店には20名近い先生方と300名以上の生徒さま、会員さまがいらっしゃいますので、レッスン前やレッスンの合間にいかに先生や会員さまと短い時間でコミュニケーションを取れるかを気にしています。夜ですと、翌日のレッスンの準備もします。
思い出を一緒につくる、ということ。
──私たちは楽器店でもあるので、楽器との出会いから立ち会うことも多いと思います。冨田さんは音楽教室の担当としてだけではなく、ピアノコーナーの担当もされていますよね。
そうですね。私から楽器を購入してくださった方が、そのあと音楽教室に通ってくださって、半年後にはあっという間に上手になって発表会に出られる姿を見た時は嬉しかったです!
──お仕事をしていて、大変だと感じることは?
大変なところ・・・大変なところ?
──あれ?全然大変じゃない?(笑)
大変というのとは違うんですけれど、一生の思い出に残る場面に立ち会っているので、絶対失敗できないなとは思っています。でも、初めて発表会に出た方がどんどん上手になっていくのを見るのが嬉しくて・・・さっきも言いましたね!(笑)
──はい(笑)。でも、そんな風に成長を一緒に喜びながらお仕事ができることは素晴らしいですね。
──最後に、音楽教室のお仕事に興味がある方に、ぜひ先輩として一言お願いします。
そうですね、誰かのサポートをするお仕事なので、自分一人ではなく、一緒に何かを作っていける、というのがとても大きいと思います。先生や生徒さま、会員さま、ご家族の方と一緒に思い出を作り上げていく喜びを感じてほしいですね。
音楽教室担当 冨田(とみだ)
幼少期からピアノを習い、学生時代は吹奏楽部に所属。音楽大学で電子オルガンを通して幼児のレッスンを勉強後、ウェディングプランナーとして経験を積む。島村楽器に入社後は音楽教室担当として多数の発表会やイベントを企画・開催。現在イオンモール大高店副店長、音楽教室アドバイザーとして活躍している。 |
音楽教室コラム「音楽と、暮らす。」
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「今の暮らしに、ほんのちょこっと音楽を。」をテーマにイオンモール大高店のスタッフが音楽と暮らすあの人を紹介するコラムです。音楽と生きる、というとちょっと大げさ。けれど、もしも今の暮らしに、お仕事や子育ての合間に、音楽があったら?天気のいい日に楽器を持って出かけられたら?音楽が暮らしにある喜びを、あこがれのあの人を通じてお伝えします。 |
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