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今回は特集記事!星野楽器株式会社様より志賀様にご協力頂き、Ibanezの歴史やこだわりなど大宮店三枝がインタビューをさせて頂きました!

国内メーカーの雄であるIbanezについて意外と知らないことも多いのでは?
インタビュー記事は全4回を予定しており今回はその第1弾!Ibanezの歴史についてです!
・星野楽器のヒストリーについて
星野楽器のスタートは明治41年(1908年)。実に114年に渡って楽器に携わっている企業だということは、あまり知られていないかもしれませんね。

もともとは名古屋市の老舗書店、星野書店の楽器部門として発足し、学校関係のお客様を主に相手としてオルガン等の楽器を販売していました。それから数年を経、昭和4年(1929年)には別会社として星野書店から独立したのですが、当時日本は空前の大恐慌であり、また今ほど楽器演奏が庶民の趣味として定着していなかったため、厳しい船出だったようです。ただ当時から海外の状況を注視することを重要視していて、例えばまだ日本では流行すらしていなかった麻雀牌をいち早く輸入、楽器売り場の傍らで販売しこれが大当たり、名古屋で一大ブームを起こすといったこともあったようです。
もちろん、この昭和4年(1929年)ごろからIBANEZは存在しました。
当時輸入していたスペインの「イバニエズ・サルバドール」社のクラシック・ギター、これこそ、現在のIBANEZの由来となるのです。
・いつ頃からギター製造やオリジナルモデルを開始したのか?
完全な自社製作のギターは昭和37年(1962年)から、多満製作所にて開始しています。
ご存じの通り1900年代から40年代までの日本は、戦争を除外しては語れない期間であり、それを考えれば会社の立ち上げ以来30年以上経過してから自社製造を開始、という一見長くも見える期間にも納得が行くと思います。
文化として音楽が、そして楽器演奏が人々の間で盛んに成り始める時期に開始したということなのでしょう。
当初は海外、おもにアメリカで活躍するアーティストが手にした楽器を参考にした、いわゆるコピー・モデルを製造していましたが、1970年代に入って大きく舵を切り、Ibanezブランドは完全なオリジナル・シェイプのギター「のみ」ラインナップすることをブランドのアイデンティティと決め、現在でもラインナップするRGやARなどの基になったモデルも、このころ生まれています。
さて、この多満製作所ですが、何かお感じになられないでしょうか。
星野楽器のドラムブランド「TAMA」も、ほぼ時期を同じくしてここの工場で生産を開始しています。
・RGシリーズはいつ誕生したのか(これまでのヒストリー)
「RG」(アール・ジー)というシリーズを表す略称の誕生は1986年ですが、実はそれ以前からその基になったギターは存在します。皆さんはRGが一体何の略称かご存じでしょうか?
恐らく、多くの方はご存じないでしょうが、ROADSTAR GUITAR(ロードスター・ギター)がその祖とも言うべきシリーズで、1970年代終盤に当時のアメリカ市場で販売されたギターなのです。そのシリーズ略称は「RS」でした。

その後、音楽シーンで隆盛を誇る新ジャンル、ハードロック、メタル、ヘヴィメタルが次々と生まれていく中でROADSTARは変遷を遂げ、ロッキングナットとフローティング・トレモロを装備したギター・シリーズ、ROADSTAR DELUXE(ロードスター・デラックス)となり、その時に初めて「RG」を名乗ったのです。ただ、この時のRGはまだ、今のRGとはボディ形状やトレモロのマウント方式、ネックシェイプそしてピックアップ・レイアウトなどが異なっていました。
そう、この1986年と、そして翌年の1987年は、Ibanezにとっても非常に大きな転換点になっています。
1987年には、皆さんが良くご存じのRG、そしてSやRなどのギター・シリーズ、さらにはSRベース、そしてなによりも、Steve VaiモデルであるJEMのデビューがあるのです。

・なぜHSHレイアウトでギターを製作するに至ったか
もちろんSteveと無縁ではありません。
JEMを手にする前の彼は、緑色のCharvelギターを持っていましたね。ピックアップはHSH配列でした。JEM以前に彼の手に渡ったIbanezギターもHSHです。
今回はここまで!
次回以降の記事も鋭意作成中ですのでお楽しみに!
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