![皆さんこんにちは!島村楽器ダイナシティ小田原店でオーダー(特注)ギター・ベースの担当をしております、白井(しらい)です。 今回はタイトルの通り、私自身の「ニュー・エレキギター」をオーダーいたしました!せっかくの機会ですので、オーダーがどのような流れで進むのか、私のこだわりを交えながらご紹介いたします […]](https://www.shimamura.co.jp/shop/odawara/wp-content/uploads/sites/214/2026/07/20260716-shima260716-0109.jpg)
逸深巡礼 番外編:自分のギターをオーダーしてみた!
皆さんこんにちは!
島村楽器ダイナシティ小田原店でオーダー(特注)ギター・ベースの担当をしております、白井(しらい)です。
今回はタイトルの通り、私自身の「ニュー・エレキギター」をオーダーいたしました!せっかくの機会ですので、オーダーがどのような流れで進むのか、私のこだわりを交えながらご紹介いたします。
伝説のクラフトマンが手がけるブランド「SONIC」
今回私がオーダー先に選んだのは、株式会社ラムトリックカンパニーが展開するブランド「SONIC(ソニック)」です。
ところで、皆さんは『エレクトリック・ギター・メカニズム』という本をご存じでしょうか?
ギターリペアマンやクラフトマンのバイブルとして今なお読み継がれている名著で、1998年の初版刊行から間もなく30年を迎えようとしています。2019年には最新情報を盛り込んだ改訂版『エレクトリック・ギター・メカニズム-New Edition-』も発売されました。
この伝説的なバイブルを執筆されたのが、ラムトリックカンパニーの代表であり、マスタークラフトマンでもある竹田 豊(たけだ ゆたか)氏なのです。
私と「SONIC」の出会い
今から約10年前、私が初めてお客様からカスタムオーダーを承ったのが、まさにSONICのギターでした。
当時は浜松の店舗に勤務していたのですが、東京に用事があったこと、そして何よりお客様の熱烈なご要望もあり、一緒に工房へ伺って木材選定をさせていただきました。
(当時の様子は旧「シマブロ」に掲載していましたが、現在はWeb移行で見られなくなってしまいました……!)
あのときオーダーいただいたモデルの素晴らしさは、今でも鮮明に覚えています。「いつかは自分もSONICを所有したい」という夢を抱き続け、今回ついにその決意を固めました!
「SONIC」とはどんなメーカー?
SONICは1983年10月に発足。竹田氏の基本理念である「誠実な仕事をする」を40年以上にわたって貫き通し、数多くのプロプレイヤーやアーティストから絶大な信頼を獲得してきました。
ネジ1本に至るまで一切妥協のないこだわりが詰まっています。SONIC公式ホームページのコラム「Sonicの考える良いギターとは?」は、ギター好きなら誰もが熱くなる内容ですので、ぜひ一度読んでみてください!
知っておきたい!カスタムオーダーの基本的な流れ
「楽器をオーダーするのってハードルが高そう……」と感じる方も多いのではないでしょうか?
そこで、オーダーがどのように進むのか、5つのステップで分かりやすくご紹介します。
① カスタムオーダーを依頼するメーカーを決める
・国内には独自のこだわりを持つ魅力的なハイエンド工房が多数存在します。もちろん、国外のメーカーのご相談も大歓迎です!
② スペックを決める
・木材やパーツの選択肢によって、サウンドの方向性やビジュアルが大きく左右されます。じっくりと理想を詰め込んでいきましょう。
③ お支払い
・納得のいくスペックシートが完成し、メーカーから見積もりが出たらお支払いへと進みます。現金やクレジットカードはもちろん、手数料がお得な「ショッピングローン(分割払い)」などもご利用いただけます。
④ 製作
・納期はメーカーや混雑状況によって様々ですが、国内工房であれば早くて半年~1年程度。国外の人気メーカーなどでは2年~3年お待ちいただくケースもございます。
⑤ 納品
・完成した至高の楽器が店舗へと届きます!(※過去には、お客様と一緒に工房へ直接伺って納品を行ったこともございます!)。
以上が、カスタムオーダーのおおまかな流れです。
オーダーしたスペックと「こだわりの選択」
今回オーダーしたのは、エレクトリックギターの王道スタイルである「STR model」。
いわゆる「本当に良いストラトキャスター」が欲しかった私にとって、憧れのSONICでこのモデルをオーダーすることは必然でした。
多くのメーカーと同様に、SONICにも誰でもホームページからダウンロードできる「オーダーシート」が存在します。
フルオーダーの場合はゼロからの綿密な打ち合わせが必要ですが、今回私が選んだのは「セミオーダー」。基本となるフォーマットをベースに、木材やパーツ、カラーを指定していくスタイルです。
今回は王道スペックを踏襲しつつ、予算も考慮しながら以下のウッドマテリアルをチョイスしました。
| ボディ | アルダー |
|---|---|
| ネック | メイプル |
| 指板 | インディアンローズウッド |
塗装(アンティーク・ラッカー)へのこだわり
今回のポイントのひとつが「塗装」です。オープンで直感的な鳴りを目指し、「アンティーク・ラッカー」を選択しました。
SONICの塗装メニューには大きく分けて3種類あります。
※詳しくはホームページをご覧ください。
- 下地にウレタンを使用した通常のラッカー塗装
- 下地からすべてラッカーを使用するフルラッカー塗装
- 下地をあえて塗らず、極薄のラッカーのみで仕上げるアンティーク・ラッカー塗装
ハードウェア・コントロールの仕様
・ネックジョイント
ハイポジションでの演奏性を一切損なわないよう、「ヒールカットジョイント」を採用。
・ビジュアルパーツ
金属パーツはクラシックなクローム、プラスチックパーツはヴィンテージホワイト、そしてボディを引き締める赤鼈甲(あかべっこう)のピックガードをセレクト。
・ピックアップ
全体的にウォームでいなたいサウンドを目指し、竹田氏自身がハンド・ワインディング(手巻き)で製作する伝説のPU「Legend Series ST'60s」を搭載。
・サーキット
SONICの代名詞でもある「ターボ・ブレンダー(1Volume, 1Tone, 1Blender)」回路を採用。
今回はLegend Series ST'60sをチョイスしたため使用しませんでしたが、JUPITER Seriesを使用する際には「FULL-UP VOLUME」と「FULL-UP TONE」を使用してみて下さい。
フルテン時にはボリュームやトーンの回路を完全にバイパスし、一切曇りのない「アンプ直」のような抜けの良いサウンドを出力できます。
金額と気になる納期は?
今回の私のオーダーにかかった費用(オプションアップチャージ込み)の内訳は以下の通りです。
※ラムトリックカンパニーホームページのオーダーフォーム価格に準拠しています。(2026年7月時点)
| 項目 | 内容 | 価格(税込) |
|---|---|---|
| ベースモデル | STR Series | ¥473,000 |
| ボディ塗装 | アンティーク・ラッカー | ¥11,000 |
| ボディカラー | メタリックカラー | ¥11,000 |
| ネックジョイント | ヒールカットジョイント | ¥22,000 |
| ピックアップ | Legend ST'60s | ¥16,500 |
| 合計金額 | ¥533,500 |
島村楽器でオーダーをご利用いただく場合、お見積もりと納期に同意いただき、ご入金(または決済手続き)をいただいてから正式に製作が開始されます。
今回の仕上がり・完成予定は約1年後!
少し先にはなりますが、自分だけの極上ギターが届くのを待つ時間も、オーダーならではの最高の贅沢です。
あなただけの「理想の1本」、一緒に形にしませんか?
島村楽器小田原店では、SONICをはじめとする国内外様々なブランドのカスタムオーダー・セミオーダーを承っております。
「自分好みのネックプロファイルにしたい」「理想のサウンドが出せるサーキットを組みたい」「あのアーティストと同じルックスにしたい」など、どんなこだわりでも構いません。皆様の「憧れ」を形にするお手伝いを全力でさせていただきます。
オーダーの流れや見積もりについて少しでも興味をお持ちの方は、ぜひダイナシティ小田原店のオーダー担当:白井(しらい)までお気軽にお問い合わせください!皆さんのご来店・ご相談を心よりお待ちしております。
担当 エレキギター エレキベース アコースティックギター白井
島村楽器テクニカルアカデミー(代官山音楽院)のギタークラフト&リペア科卒業。
製作やリペア知識を活かし、皆さまに楽器を楽しんで頂く事をモットーに日々ご案内しております。
初めて楽器を触る方はもちろん、自分だけの1本、妥協したくない、理想像がある、など生涯の1本となる楽器のご相談も承っております!
下記リンクに過去の訪問レポートを掲載しておりますので、よろしければご覧ください。
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皆さまのご来店を心よりお待ちしております。
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