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Moogよりセミモジュラーの第5弾モデルとなるLabyrinthが遂に公開!
海外サイトで既にリークされており、待ち望んでいた方も多いのではないでしょうか!

Parallel Generative Analog Synthesizer
と銘打たれた本機種は西海岸サウンドを意識して作られた、東海岸スタイルのシンセの代表とも言えるMoog社としてはかなり珍しいスタイルを持つシンセサイザー。
※西海岸?東海岸?という人はこちら

まずこのLabyrinthのブロック図は上記のような感じ。
はぇ〜…文字通り迷宮ですね!(笑
名前の通りいくつもの並行した信号経路をもつ本機種。

サイン波を出力するVCOとモジュレーション用のVCO(三角波)が1つ。
LFOではなくモジュレーション用のオシレーターもVCOなのが西海岸っぽい!
※LFOは0.01~50 Hzくらいの低い周波数のみを出力するものに対し、LabyrinthのMOD VCOはLFOの低周波数から1.3kHzまで対応
そしてそれらを掛け合わせるリングモジュレータも1基ずつ、更に別口でノイズジェネレータも搭載。

そして本機種の要となる8ステップのシーケンサーが2つ用意、並行しての仕様は勿論、SEQ CHAINを使って最大16ステップの単一シーケンサーとしても使用可能。
ですがなんとこのシーケンサー、典型的なものと違い各ステップに任意のノート(音階)の割り当てが出来ず自動で生成されるそう。

一応スケールクオンタイズが可能でメジャー、マイナーといった基本的なものからに日本の伝統音楽由来の平調子ペンタトニック(Hirajoshi Pentatonic Scale)等、全部で15種類のスケールを用意。
他にもBIT SHIFTでシーケンスを右に1ビット回転、BIT FLIPでON/OFFを反転(ビットがONになると-5~+5V間でランダムな電圧値を生成)、そしてCorrupノブは最小値ではシーケンスをループし続けるのに対し、12時以下でリズムパターンは維持されるものの電圧値をランダムに変更、12時以上に設定すると電圧だけでなくシーケンスのビット自体がランダムに反転するそう。
※ビット=シーケンサーのステップのON/OFF
Corruptつまみ=フレーズガチャ、ということですね!(笑
適当につまみを時計回りに回してランダム生成されたフレーズが気に入ったら、つまみを最左に戻すとそのフレーズで固定される模様。
完全にユーロラックタイプなシンセですねー中毒性高過ぎる!ヤバい!

一応MIDI INやVCO 1V/OCTのパッチ穴があるので、外部シーケンサーやMIDI鍵盤を使えばランダムじゃない演奏も可能ですネ。

そして西海岸スタイルではお馴染みのウェーブフォルダー(VCW)と従来通りのフィルター(VCF)も実装。

またVCW/VCFの流れも上記のようにを本体スイッチで切り替え可能。
つまみやパッチングで時間経過でVCFとVCWをスライドさせたり、他にもVCW BIASつまみで更に複雑な倍音を加え波形を折りたたみまくる事も出来る模様。
ワケわからん音の流れが作れそう…まさに迷宮すぎてどんな音が鳴るのか想像がつかない…。最高や!
まだまだ色んな機能がありますが、紹介しきれないので本項はこの辺りで!
気になる方は是非当店へお問い合わせ下さい!
製品の特長

Labyrinthは、クラシックな西海岸サウンドをもたらします。不可思議さと秩序の両方を持ち合わせた音のテクスチャーで、リッチなアナログシンセサイザーの歴史を体験してください。2基のジェネレーティブシーケンサーは、時間の経過と共に開花していくサウンドに命を吹き込み、あなたはその展開とスケールを自在にコントロールできます。これらを組み合わせることで、ポリメトリックなメロディーを生成できます。並行したアナログシグナルパスを備えたこの冒険的な楽器は、安定したドラムパターンやベースラインのバックグラウンドに彩りを与えることができます。

Labyrinthの鼓動の中心となるのは、強力なデュアルシーケンサーです。
偶然性の計算を用いて、互いに絡み合いながらねじれ曲がるふたつのユニークな8ステップのパスを生成します。

ウェーブフォルダーの出力とマルチモードフィルターのミックスバランスを調節可能なブレンド機能を備えた、パラレルボイス・プロセス・パスにより、時間の経過とともにサウンドをモーフィングすることができます。
電圧制御のウェーブフォルダーで、Moogサウンドに新しい解釈をもたらします。2基のオシレーターは、デュオフォニックでメロディックな対位旋律、金属的なFMサウンド、アナログらしいシンセドラムのサウンドを奏でます。
この記事を書いた人:立浦(たてうら)

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