ギターだけではなく…【リペアマン寺田の「アコギは打楽器!」十四打目】

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2019年10月19日

===z=== こんにちは、名古屋ギター&リペア店の寺田です!]]街はすっかり秋の風ですね。スポーツの秋、食欲の秋、芸術の秋。色んな秋がありますが、皆さんはどんな秋をお過ごしでしょうか。 スタッフ寺田はカメラを片手にお出かけでもしたいな、などと企んでいます。(キャンプも行きたい) そんな秋の今日この […]

こんにちは、名古屋ギター&リペア店の寺田です!
街はすっかり秋の風ですね。スポーツの秋、食欲の秋、芸術の秋。色んな秋がありますが、皆さんはどんな秋をお過ごしでしょうか。

スタッフ寺田はカメラを片手にお出かけでもしたいな、などと企んでいます。(キャンプも行きたい)

そんな秋の今日この頃、今回はウクレレの調整作業のご紹介です!季節外れとは言わせない!

ローポジションの音程が合わない…

開放弦のチューニングは合っているのに、ローポジションでコードを弾くとなんか気持ち悪い…との事でお持ち込みくださいました。


原因は…

ナット側の弦高が高いことが原因でした。(写真では伝わりにくいですが…)

それって音程に影響するの?と疑問を抱く方もいらっしゃるかもしれませんが、実はここ、ローポジションの音程に直結するのです。

ナット側の弦高が高い状態だと、ナットに近いフレットを押弦した際に必要以上に弦が引っ張られ、結果、音程がシャープしてしまう…という具合です。

ナットの溝切りをしていきます

ナット側の弦高が適正になるように、1弦ずつ溝切りをしていきます。

ナット弦高が低い方が押弦も楽になりますが、低すぎると開放弦のビリつきが生じてしまうので、音程と音色と押さえやすさのバランスを取りながら作業を進めて行きます。

些細な箇所ですが、楽器の肝になる部分なので集中しどころです。


ローポジションの音程もばっちりです。

ナット側の弦高が下がったため、ローポジションの音程も正確になりました。(やはり写真では伝わらない…)


お客様にご確認いただき…

無事にお渡し完了です!



修理後記

いかがでしたか。ウクレレは小さい楽器だからピッチが甘いのは仕方ない…なんて言われることも多いですが、実は今回のように明確な原因がある場合も多々あります。

名古屋ギター&リペア店では、ギターだけでなくウクレレの修理・調整も承っておりますので、「何かちょっと気になる箇所がある…」「最近調子悪いんだよね…」といったご相談がございましたら是非お気軽にご来店ください。


スタッフの中にはウクレレを好んで演奏する者もおりますので、まずはご相談からでも頼りにしていただければと思います。

名古屋ギター&リペア店へのご来店が難しい、という方はお近くの島村楽器が窓口となりますので、お気軽にご依頼ください。




ではでは、作業に戻ります!


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