皆さんこんにちは。
最近ギターよりもウクレレの方が弾けるようになったリペアマン兼デュエリストの長谷川です。
ウクレレを買って曲を弾こうと思って楽譜を買ってみて演奏してみるとなんか音が違う。チューニングはレギュラーのはずなのになぜ?
よく見るとLowGという記載が、ナニコレ?
特にソロ演奏をしようと思っている方は最初にぶつかる壁ですよね。
これはチューニングは同じですが、4弦を太い弦にして1オクターブ低いGの音にチューニングするのです。つまり弦が違うという事ですねww
さて今回のリペアはそんなウクレレのLowG加工、そしてサドル交換の紹介です。
楽器はKaalaのKU100です。
依頼内容はLowG弦に弦交換する事と、3弦がビビっているため直したいという内容でした。
まずはLowG弦に弦交換をします。
弦がブリッジの溝に入らないですね。
早速加工して行きましょう。
今回張る弦は約1mmなので、1mmの精密ヤスリで真っすぐ幅だけ広げて行きます。
しっかりと弦が入りました。
次に3弦のビビリがある為直していきます。3弦がサドルから浮いています。これではいくらチューニングをしてテンションを掛けてもサドルに弦が触れバリバリと音が鳴ってしまいます。弦がサドルに密着する高さで新しくサドルを作成し交換します。
全ての弦がサドルに密着しビビリも無くなりました。
これで今回のリペアは完了です。
おまけ
今回はおまけとして交換した弦を紹介致します。
今回張った玄はAquila(アクィーラ)ソプラノウクレレ用弦 Low-G 「AQ-SLW 5U」です。
この弦はナイルガットという弦を使用しています。サウンドはガット弦に限りなく近くガット弦の弱点である耐久性や温度などの環境の変化による音程の不安定さなどを抑えている新素材です。
ナイロン弦よりも弦が伸びにくく、カーボン弦よりも柔らかい手触りで演奏性も抜群です。
長谷川もお勧めの弦です。
是非一度お試しください。
今回の修理内容
LowG加工、サドル交換、弦交換(パーツ、弦代込み)
合計金額 | ¥14,688(税込み) |
---|
*修理費用は同じ症例でも楽器の種類や形状・仕様によって異なる場合があります。
ご不明な点はお近くの島村楽器にぜひともご相談ください。
お近くの島村楽器はこちらから、
リペアブース併設店と専門店はこちらをご参照ください。
※記事中に販売価格、在庫状況が掲載されている場合、その情報は記事更新時点のものとなります。店頭での価格表記・税表記・在庫状況と異なる場合がございますので、ご注意下さい。