チューンOマチック ブリッジ搭載のギター Gibson Les Paul等に代表される、T.O.M.(Tune-O-Matic)ブリッジ搭載のギター。弦高の上げ下げも両端のサムナットで簡単に行えて、弦のテンション感もテールピースの高さで調整可能。非常に使い勝手の良いブリッジと思います。 しかし・・・ […]

レスポールの宿命!? Tune-O-Maticが撓む(たわむ)?

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公開:2026年04月10日

更新:2026年04月10日

チューンOマチック ブリッジ搭載のギター

Gibson Les Paul等に代表される、T.O.M.(Tune-O-Matic)ブリッジ搭載のギター。
弦高の上げ下げも両端のサムナットで簡単に行えて、弦のテンション感もテールピースの高さで調整可能。
非常に使い勝手の良いブリッジと思います。

しかし・・・・・

最近なんか3弦4弦の音に張りが無くなったなぁと感じるアナタ!
3弦4弦でちょっとビビりが出てきたと感じるアナタ!
3弦4弦のピックアップ出力がちょっと強く感じるアナタ!

それもしかして、T.O.M.の撓み(たわみ)が原因かもしれませんよ。。。

T.O.M.が撓む(たわむ)?

エレキギターは弦を張った状態では、約40~50kgの張力が掛かっています。
T.O.M.には上から押さえつけられるように力が加わり、長期間その張力に晒され続けると、金属とはいえどうしても反ってきてしまいます。
両端はサムナットで留まっていますから、中央付近(3弦4弦辺り)が下に撓むような形に変形します。

突然ですが、ここに撓んでしまったT.O.M.があります。

この角度じゃ分かりづらいですね。
横から見てみます。

これでも分かりづらいですか?
ではスケールを当ててみましょう!

両端が接地して中央付近が大きく撓んでいることが分かりますね。
一番広いところで1mm弱くらい隙間が出ています。

修理方法ですが、基本的にはパーツ交換がベストですが、
予算の関係やお急ぎの場合には”叩き修正”を行うこともございます。

T.O.M.叩き修正

慣例で”叩き修正”と呼んでいますが、モリモンは叩きません。
叩くと部分的に曲がってしまい、最悪割れる場合もある為、万力を使って修正していきます。

モリモンお手製の治具を上の画像のようにセットします。
T.O.M.の下の木は、指板Rと同じ12"Rになっています。

そして少しづつ万力を締め上げていきます。

下側の木が12"Rになっているので、全体に均一に力が加わります。
その為、割れやヒビが入る可能性がグンと下がります。(撓みが酷い場合にはごく稀にヒビが入ることもございます)

この状態で暫く放置しておきます。

さてどうなったでしょうか・・・

目視でもだいぶ真っ直ぐに見えますね。
スケールも当てて確認してみましょう!

良いですね!叩き修正の完了です!

一度撓んでいますので、また経年で元に戻ってしまいます。
ですので基本的にはパーツ交換をお勧めしていますが、
叩き修正をご希望の際はもちろんこの方法で修理させていただきます!

お持ちのギターのT.O.M.を一度チェックしてみてください!

もし撓んでいるようでしたら、是非モリモンまでご相談ください!
キッチリ修理させていただきます!!!

執筆:森本(モリモン)

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