ギターのヘッド落ちとは? ギターを立って演奏する際にヘッドがだんだん下がってきてしまうトラブルがヘッド落ちです。 原因はギターの重心がストラップを留めているところよりもヘッド側に寄ってしまうことでヘッドが重力で下がってしまう為です。 カッタウェイが深くネックが長いギターやボディの重量が軽いギター(S […]

ギターのヘッド落ち対策!!!

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公開:2026年03月30日

更新:2026年03月30日

ギターのヘッド落ちとは?

ギターを立って演奏する際にヘッドがだんだん下がってきてしまうトラブルがヘッド落ちです。

原因はギターの重心がストラップを留めているところよりもヘッド側に寄ってしまうことでヘッドが重力で下がってしまう為です。

カッタウェイが深くネックが長いギターやボディの重量が軽いギター(SGやES335等)で起こりやすいトラブルです。

ヘッドが落ちると常に押弦する手でネックを支えながら演奏しなくてはならない為、パフォーマンスの制約が増えます。

SGやES335はハイポジションも弾きやすく軽量であるメリットがありますが、反面ヘッド落ちしやすいというデメリットもあります。

今回はそんな楽器のデメリットを減らしてメリットを最大限パフォーマンスに活かせるよな“ヘッド落ち対策”をご紹介いたします。

ヘッド落ち対策

それでは早速スタッフの私物ギターでヘッド落ち対策の実験をしてみましょう!!!

今回はES335系統のセミアコEpiphone Sheratonで実験してみます。

深めのダブルカッタウェイは勿論、ヘッドに装着されているペグは重量のあるロトマチックタイプ、対してブリッジは軽量なT.O.Mブリッジとストップテールピースです。

そしてネックは頑丈だけれども重量のあるメイプル+ウォルナットの5ピースネックです。

全体的にヘッド側に重量があるギターです。

これを普通に立って弾くと…

ヘッド落ちしてしまいました。特に激しいステージアクションをするとストラップがズルズルと滑り落ちてしまいます。

左手で支えれば何とかなりますが、出来ればヘッド落ちを解消してパフォーマンスに集中したい…

こんな時は!!!

こんな時、よくご存じな皆さまなら“ペグを軽量なクルーソンタイプに交換する。”、“テールピースをBigsbyに交換する。”等の改造が思い浮かぶかもしれません。

確かにそれも正解ですが、これらには少し落とし穴があります。いくつか見ていきましょう。

①改造に費用と時間が掛かる。

これはギター改造の宿命ですが、改造には工賃とパーツ代、そして納期が掛かります。

すぐに使う予定がある場合やそこまで費用を掛けられない場合は他の方法でヘッド落ち対策をした方が良いです。

②音が変わる、機能が変わる、元に戻せない。

今回のテーマはヘッド落ちを対策する事であり、それ以外の演奏性や音が変わる改造は予定にありません。

例えばペグやブリッジを交換した場合、パーツ重量から楽器本体の鳴りが変わったり、チューニングの精度が変わったりと今回の改造の意図と違う作用が発生しますし、パーツ交換によって生じた加工痕は全く元通りにすることは不可能です。

改造せずにヘッド落ち対策

つまるところ今回はギター本体に加工を加えずにヘッド落ち対策をしたいというわけです。

今回のギターを所有しているスタッフ宮地のヘッド落ち対策を見てみましょう。

使うのはこの二つのアイテム!!!

幅の広い革ストラップとカールケーブル(かなり使い込んでいる)です。

ストラップでヘッド落ち対策するのは肩にストラップが触れる面積を増やし摩擦抵抗を大きくしてずり落ちないようにするため。

ではカールケーブルは?

答えはこちら!!!

カールケーブルを使用する事でエフェクターボードやアンプからギターのジャックまでの数メートル分のケーブルが錘になり、ボディエンド側の重量になります。

また、多少動いてもカールケーブルの伸縮性のおかげでアンプのジャックから抜けてしまう事もありません。※伸びきったら抜けてしまう場合があるためそれは別途対策が必要。

これでギター本体に想定していない作用を与えずに意図した効果(ヘッド落ち対策)のみを得ることが出来ました。

まとめ

今回結果的にヘッド落ち対策として行ったのはストラップとシールドケーブルを替えただけです。

ギター本体には一切加工はしていません。

これは今回ヘッド落ち対策“だけ”を解消するために適切な選択を行った為です。

ギターを改造してヘッド落ち対策をすることは可能ですが、本文でも紹介した通り意図とは違う効果やヘッド落ちに対する効果が薄かった場合に全く元通りに出来ないデメリットがある事から改造は行いませんでした。

条件が変われば対策も変わります。

ステージでワイヤレスを使用する場合は今回のカールケーブルでの対策は出来ないので本体の改造も視野に入れた別の対策が必要になる場合があります。

もし楽器本体を改造・加工する際は

・改造の目的

・目的とは違う効果(副作用)

・気に入らなかったときに元の状態に戻せるか

以上の3点をよく調べた上でどのような選択をするかを考えましょう!!!

島村楽器名古屋ギター&リペア店では修理・改造の際のメリット/デメリットをお見積り時にしっかりとご説明いたします。

ご相談はぜひ島村楽器名古屋ギター&リペア店へ!!!

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