![皆さまこんにちは!ピアノインストラクターの芝田佳子(しばたかこ)です。 暑い日が続いておりますが皆様、体調にはくれぐれもお気をつけ下さいませ。私は、夏らしいことが何もできておらず、花火が見たいと思いながら叶わず、この暑さに耐えようと日傘とハンディファン必須でなんとか過ごしております(笑) 4月から島 […]](https://www.shimamura.co.jp/shop/nagoya-noritake/wp-content/uploads/sites/202/2023/08/20230814-468360526687895605.jpg)
皆さまこんにちは!ピアノインストラクターの芝田佳子(しばたかこ)です。
暑い日が続いておりますが皆様、体調にはくれぐれもお気をつけ下さいませ。
私は、夏らしいことが何もできておらず、花火が見たいと思いながら叶わず、この暑さに耐えようと日傘とハンディファン必須でなんとか過ごしております(笑)
4月から島村楽器名古屋則武新町店でピアノサロンを開講して、早いものでもう5か月が経ちました。
温かい会員様に出会い、一緒に音楽を楽しむことができ、日々充実しております。
本日は、3回目のブログという事で、ピアノを弾く時の姿勢について改めて見直してみようということで記事を書いていきます!
姿勢を意識することで演奏に変化が出るので実はとても重要なことなのです。
まずは基本的な正しい姿勢を知りましょう!
なぜ正しい姿勢でないといけないの?
大谷翔平選手が素晴らしい記録を更新されていますが例えば、野球のピッチャーの方が悪いフォームで投球することで肩を痛めてしまったり、非効率なフォームで練習を繰り返してもなかなか成果は上がりません。大谷選手のように一流のアスリートになればなるほど効率的で美しいフォームをしているのです。(例外もあります)効率的なフォームを追求することは、上達するうえで不可欠とされています。
ピアノも同じように、演奏する時は指で弾くだけではなく身体を使います。重心をしっかりして正しい姿勢で座ることで表現の幅が広がり、より豊かな演奏に繋がります。また、ピアノを演奏する時は横から見られることが多いため思っているより姿勢の良し悪しは目立ちます。せっかく沢山練習しても悪い姿勢では努力に反して楽器が上手く反応してくれませんし、身体を痛める原因になりかねません。
ピアノの音を出す前に基本的な ❝正しい姿勢で座る❞ ということを身につけましょう!
正しい姿勢のポイント
こちらが正しい姿勢です!
悪い例と共に一度姿勢の見直しをしてみましょう!

ポイント① 背筋を伸ばす
背筋はまっすぐ伸ばし、肩はリラックスした状態にしましょう!

悪い例猫背になっている
視線が下がりますし肩に余分な力が入ります。

悪い例肩が上がっている
肩に力が入っているため腕全体の可動域が狭くなってしまいます。
ポイント② 椅子に座る位置
椅子の半分ぐらいの浅い位置に腰掛け、重心はやや前にしましょう!

悪い例椅子に深く腰掛ける
重心のコントロールがききません。
ポイント③ ピアノとの距離
丁度膝がピアノの鍵盤の下にかかるくらいがベストです。お腹とピアノの間にこぶし3つ分が入る距離が良いです。

悪い例ピアノに近すぎてお腹との距離がない
肘、腕の動きが妨げられ自由が利きません。
ポイント④ 肘の角度は90°よりやや広いぐらい
椅子の高さによって変わってくるので、肘が手首に比べて極端に上がったり、下がったりしないよう、鍵盤と腕が平行になるように椅子の高さを調整しましょう。

悪い例椅子が低い
肘が落ちてしまい、余分な力が入りやすくなってしまいます。
ポイント⑤ 両足の裏がしっかり床につくように
足は身体を支える大事な部分です。土台をしっかるすることで上半身の無駄な力を抜くことができます。
足は閉じず、肩幅ぐらいに広げましょう。ピアノは低音域から高音域を弾くため重心の移動が必要になってきます。その際足を広げていると重心移動が行いやすくなります。
また、ペダルを踏むときは、かかとを床につけたまま、ペダルの丸い部分に足の母指球(足の裏の親指の付け根にあるふくらみ)がくるように置き踏みます。

悪い例足を組んでいる
重心の支えがしっかりしないため身体が安定しません。

悪い例足を椅子に掛けている
重心の支えが不安定になります。
ポイント⑥ 手は空間を持たせた卵の形
手の中に小さなボールを持っているイメージでそのまま手を鍵盤に置きます。手全体が丸みを帯びた状態が正しい手の形になります。正しい手の形でないと常に手首や指に余分な力が入っているので疲れやすくなり、手を痛めることに繋がります。脱力した状態で正しい手の形を保つことはとても重要です。

悪い例手首が鍵盤と手に指に対して極端に下がっいる
指に力が伝わらずか細い音になったり、手の甲に負担がかかります。

悪い例手を寝かせて弾く
鍵盤を押さえる(つかむ)ことが弱くなるためはっきりした音が出せません。表現によって柔らかい音を出したい時は指の先を使うよりも力が鍵盤に伝わりにくくなるため効果的ですが常に寝た状態の指で弾くのはやめましょう。
最後に
今回は姿勢のことについて取り上げましたが、これは『一般的に弾きやすいとされている正しい姿勢』で、「正しい姿勢で演奏しないといけない!」とこだわってしまい余計身体が固まってしまうと元も子もないので、大切なのは音楽表現に必要なあらゆる動きに対応できるよう、身体全体が柔軟に保たれていることです。また、体格や手の大きさなどによっても、人それぞれベストなフォームは違います。
ご自身にとって「弾きやすい姿勢」を見つけていただくことも大事です。
姿勢は客観的に見ないと気づけないことが多いのでレッスンの際にピアノの先生に確認してもらいましょう!
最後までご覧いただきありがとうございました。また次回のブログをお楽しみください!
ピアノサロンについて
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担当 | 芝田 |
電話番号 | 052-589-4050 |
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