みなさん、こんにちは!名古屋則武新町店の久野です。みなさんは普段どんな基礎練習をしていますか?基礎練習と聞いてまず思いつくのはロングトーンだと思いますが、金管楽器奏者にとってそれ以上に大切な練習があることをご存知でしょうか?今回はそんなリップスラーと跳躍練習についてご紹介いたします。 CONTENT […]

【金管楽器基礎練】毎日続けたい!リップスラーの練習

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公開:2026年01月02日

更新:2026年01月04日

みなさん、こんにちは!
名古屋則武新町店の久野です。

みなさんは普段どんな基礎練習をしていますか?
基礎練習と聞いてまず思いつくのはロングトーンだと思いますが、
金管楽器奏者にとってそれ以上に大切な練習があることをご存知でしょうか?

今回はそんなリップスラーと跳躍練習についてご紹介いたします。

リップスラーは何故やるの?

金管楽器の演奏で最も大切な唇。リップスラーはその唇を柔らかくする効果のある練習方法です。
唇が固いと柔軟性に欠け、演奏が思うようにいきません。要するに金管楽器にとっての筋トレ兼ストレッチです。

そもそもリップスラーとは何?

金管楽器奏者の皆さんは初めて楽器を持った時に感じたと思いますが、同じ運指で沢山の音が出ます。
一言で言うと、「指を使わずに、唇と息のコントロールだけで音の高さをなめらかに変えるテクニック」のことです。
金管楽器特有の練習方法で、基礎中の基礎でありながら、プロになってもずっと続ける非常に重要なトレーニングです。

具体的には
■指はそのまま(同じ運指、同じポジション)
■舌は突かない(タンギングしない・なめらかに繋げる)
■息のスピードと舌の位置(口の中)を変える

楽器のピストンを押したり、スライドを動かしたりせず、
「口元の微調整と息のスピード」だけで音を行ったり来たりするのがリップスラーです。

リップスラーをやると起こるいいこと

■バテずらい柔軟性のある唇になれる
奏者の皆さんも実感していると思いますが、金管楽器の最大の敵は唇のバテです。
ですがリップスラー練習を取り入れれば、柔軟性も上がり、唇の筋力も上がる超優秀なバテない唇を作ります。

■息のコントロール力UP
皆さん苦戦しがちな高音・低音。リップスラーにより息の正しい使い方(スピード)が身につきます。

リップスラーは曲に直結します

■「歌うような」なめらかな演奏ができるようになる
ゆったりしたメロディや朗々さを求められる曲を吹くとき、音がブツブツ切れてしまうと雰囲気が台無しです。
リップスラーで鍛えた「息の流れを止めずに音程を変える技術」があれば曲にピッタリな演奏が可能です。

■音の跳躍が怖くなくなる
曲の中では、低音から急に高音へ飛ぶ(またはその逆)フレーズがよく出てきます。
指使いは合っているのに「音がひっくり返る」「狙った音が出ない」というミスの多くは、唇と息の準備不足が原因です。
リップスラー練習をしていると、「この高さの音には、このくらいの口の形と息のスピードが必要」という感覚がつくため、離れた音でも当てられるようになります。

■早いパッセージ(速いフレーズ)が楽になる
金管楽器の速い曲では、指を動かすだけでなく、唇の柔軟性も同時に求められます。
リップスラーで口周りの筋肉が柔軟になっていると、指の動きに合わせて唇も素早く反応できるようになります。
結果、速い曲でも力まず、余裕を持って演奏できるようになります。

(上段)星に願いを (下段)ハトと少年 どちらもB♭トランペットを想定しています

実戦しよう!

私が実際に練習に取り入れている方法を伝授いたします。

B♭トランペットの楽譜を想定して作成しました。スラーで演奏してください

①とにかくテンポはゆっくりから挑戦してみましょう。(♩=60)
G(トランペットのソ)から半音階で下がっていき、H(トランペットのド#)まで吹きます。

②上手く出来れば8分音符、3連符、16分音符と音を細かくしてみましょう。

③音域を広げてみましょう。

応用しよう!

跳躍の幅を広げてみましょう!

リップスラーのパターンを決めて、パートの皆さんで音程も気にしながら練習してみましょう。

演奏アドバイス (全部リップスラーで解決)

高い音・低い音が出ない!

普段出るのに出ないといった場合は、唇が固く本来の柔軟性を発揮できていないことがあります。
低音のリップスラーの練習をすれば改善されることがあります。

音が安定しない・揺れてしまう

唇の筋力が足りず、音をキープできていない可能性があります。
リップスラーの練習をしましょう。

さいごに

みなさん、いかがでしたでしょうか。
万能なリップスラーですが、繰り返しの練習とその他の基礎練習とのバランスが大切です。

たまには適度に休憩を挟みながら、無理することなく取り組むのが楽器上達の近道です。
一緒に頑張りましょう!

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