![こんにちは。ピアノインストラクターの村上です! こちらのページでは、会員様からのご質問や楽曲分析を掲載しています。 今回は「Summer/久石譲」です! CONTENTSSummer/久石譲中身はどうなっているの?すこしだけ覗き見👀さいごに執筆者:村上友巴(当店ピアノインストラクター)体験レッスンの […]](https://www.shimamura.co.jp/shop/koube/wp-content/uploads/sites/62/2022/08/20220822-20220314-11299212159113.jpg)
こんにちは。ピアノインストラクターの村上です!
こちらのページでは、会員様からのご質問や楽曲分析を掲載しています。
今回は「Summer/久石譲」です!
Summer/久石譲
『Summer』は1998年公開の邦画『菊次郎の夏』のメインテーマです。
映画を見たことがない方でも、この曲はご存知の方が多いと思います。かくいう私も映画を見たのはずいぶん後で、この映画を勉強した世代になります。笑
CMなどにも採用され、演奏会などでも演奏されることが多い曲です。
ピアノで演奏するととびきり綺麗な曲で沢山のピアノを趣味にしている方が挑戦されています。
Summerの構成としては、前半の主題(映画のメインタイトルおよびCMで流れる旋律)と、後半の副題と、主題の変奏から構成されています。
有名な主旋律は劇中歌でも使用されています。
サウンドトラックでは、「Going Out」「Mad Summer」「River Side」が主題の旋律となっていたり、「The Rain」「Summer Road」の終結部も主題の旋律となっています。
楽譜も初級から上級までいろいろな編曲の楽譜が出版されており、難しくなればなるほど華やかになっていきます。
中身はどうなっているの?すこしだけ覗き見👀

弾きやすそうな所、覚えやすい場所ないかな、、?
コードを見てみましょう。
冒頭と主旋律は始まってからBm→G→A→Dを繰り返しています。(楽譜のレベルよって音が違うかもしれませんが、2小節ごとのまとまりを作っています。)これはピアノを弾くうえで大きなヒントです。見つけておきましょう。
これらのコードによって左手の進行が決まります。左手の冒頭が一緒の動きをしているように見えませんか?
もちろん楽譜レベルは上級ですから、当然毎回同じ動きはしてくれません。和音進行や音の動きは同じでも、形や音の高さを変えることで違う表現になります。さあ、どうやって味付けしましょうか??笑
最初のコードに隠されたイメージは?
これを弾くと、なんと「学校のチャイム」の音が聞こえてきます。
夏休みが始まる直前のチャイムかな?という妄想とともに(笑)、曲の冒頭をお知らせする象徴になっていると思います。音が1音だけの構成から、2音構成、3音構成、そして左手が8分音符とともにリズムが生まれいよいよ主旋律に入っていきます。
なぜそんなところに休符が?
メロディを見てみましょう👀
休符の場所はひょっとすると、楽譜の難易度によって変わってるかもしれませんので、あくまで参考にしてください。
ピアノでメロディを演奏するとき最もよく言われるのが「歌うように」という指示。
ピアノで歌うって何という方もおられると思いますが、実際にメロディを口ずさんで頂くと分かります。
息継ぎや力のかけ方がどうなっているのかを知る事ができます。
そういった意味で休符は本来音がないように演奏するという指示、息継ぎができる場所になるという事ですね。
・・・最初の第1印象は変なところで息継ぎするなあという印象を受けましたが、実際歌ったり弾いてみたりするとこれがまたエモい。笑
メロディの歌い方が一気に切なくなります。
さいごに
いかがでしたでしょうか?いろいろなレベルの楽譜がありますが、お決まりの進行パターンは関連付けて覚える事ができます。そういった所を沢山見つけて譜読みを進めてみて下さい。この音は何を表現しているのかな、と一度立ち止まって弾いたり聞いたりするとより音楽を深く味わえます。是非やってみて下さい。
執筆者:村上友巴(当店ピアノインストラクター)

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