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ヴァイオリンまめ知識 No.6 弦の交換方法➀E線
こんにちは。ヴァイオリンインストラクターの小山です。
みなさんの知りたい!にお応えしてバイオリンの知識についてまとめた記事を掲載していきます。
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自分で取り換えてみよう!
自分で弦を交換するのが苦手という方も多いのではないでしょうか。弦は3ヶ月~半年で劣化してしまうため、1~2年放置しているとサビてしまうことも。
『切れるまで使えるんじゃないの?』という方も中にはいらっしゃいますが、それは大きな間違いです。弦は古いものを使い続けると音のハリもなくなりますし、音程も変化していきます。5度の音程を取る時(隣の弦の同じ場所を抑える時)やフラジオレット音程のずれが生じてくるため、変色していたら赤信号!
いますぐ新しい弦に張り替えましょう。
弦楽器の中で一番細い弦 E線
弦楽器に中で一番繊細な弦です。グッとペグを強く回すとすぐに切れてしまうので、私は弦をはじきながらゆっくりとペグを回し、音程を確認しながら張り替えています。
まずはE線のエンド部分を確認
E線にはアジャスターのタイプによってひっかける弦の形が決まってきます。ボールエンドとループエンドそれぞれのアジャスターと弦の画像をご覧ください。
ボールエンド
アジャスター
弦の形
ループエンド
アジャスター
弦の形
テールピースがアジャスターの場合はボールエンドになります
E線についているビーズはどういう役割?
E線についている小さなビーズは駒のひび割れ防止のためのものです。
E線は他の弦に比べて細いため、駒に深く入ってしまい溝や割れに繋がります。補強テープがついていない駒には必ずビーズをつけるようにしましょう。
補強テープあり
補強テープなし
早速張っていきます
私はキンキンとした音が苦手なので、
優しい音色を奏でてくれるピラストロ ゴールドを使用します。
ちなみにピラストロ オリーブもお気に入りで使っています♪
まずペグの穴に先端を1cm程出して左に一回転させ、
右に寄せながらて巻いていきます。
弦の先を長めに出して置くと、巻く張力が強くても抜けにくくなりますよ。
1.ペグに弦をいれる
2.左に一回転
3.右寄せ
この時弦を引っ張りながら巻くのがポイントです!
弦をアジャスターに引っ掛け、最後にビーズを駒の上に乗せたら完成です。
4.弦を引っ張る
5.アジャスターに弦を引っ掛ける
6.駒にビーズを乗せる
弦をはじきながらゆっくり弦を巻いてE線の音程まであげます。
最後に駒の傾きをチェックして倒れていなければ完成です!
最後に小山から一言
E線は劣化が激しい弦なので、3ヶ月以上経っていなくてもこまめに取り換えるようにしましょう。
柏の葉店には弦もたくさんご用意していますので、迷われたら私に相談してくださいね。
こちらで紹介した弦やアクセサリーは全て島村楽器 柏の葉店に在庫がございます。
ヴァイオリンの在庫もそろっていますので店頭にいらして下さい。
お問い合わせ
店舗名 | 島村楽器 ららぽーと柏の葉店 |
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電話番号 | 04-7135-7306(音楽教室直通) |
担当 | 小山 |
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