【キタジマピアノサロン通信】♪第十三回♪音程の知識を深めよう~その⑤~

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2023年05月29日

はじめに こんにちは。ピアノインストラクターの北島です。キタジマピアノサロン通信にてピアノに関する記事を掲載しております。 音程の知識を深めましょう 第十三回目のテーマは第四・五・七・八回の「音程の知識を深めよう~その①、その②、その③、その④~」の続きとなります。まだお読みでない方は下記の記事を読 […]

はじめに

こんにちは。ピアノインストラクターの北島です。
キタジマピアノサロン通信にてピアノに関する記事を掲載しております。

音程の知識を深めましょう

第十三回目のテーマは第四・五・七・八回の「音程の知識を深めよう~その①、その②、その③、その④~」の続きとなります。
まだお読みでない方は下記の記事を読まれた後にこちらのページへ戻ってきてくださいね♪



【キタジマピアノサロン通信】♪第四回♪音程の知識を深めよう~その①~

【キタジマピアノサロン通信】♪第五回♪音程の知識を深めよう~その②~

【キタジマピアノサロン通信】♪第七回♪音程の知識を深めよう~その③~

【キタジマピアノサロン通信】♪第八回♪音程の知識を深めよう~その④~

1度、4度、5度、8度音程の判別方法

これまでは「長・短系」と呼ばれる2度、3度、6度、7度音程の表し方を勉強してきました。
今回はもう一つのグループである1度、4度、5度、8度音程を判別していきたいと思います。
下の表を見て頂きますと、これらの【1・4・5・8】は同じグループで「完全系」というグループに分類されます。



それではまず、4度音程の判定をしてみましょう。

4度は完全系の音程となります。判別の仕方は【2・3・6・7】長短系も【1・4・5・8】完全系も同じように判別していきます。
鍵盤で確認してみるとわかりやすいのですが、2つの音の音程間の鍵盤数(キー)が6個の場合「完全4度」、7個の場合「増4度」となります。
鍵盤数が少ない方が完全音程、多い方が増音程となります。

「ファシ」音程のみが増4度と覚えると便利です!

以前の記事でも取り上げましたが、この音程を判断する際には、「ミファ」と「シド」の数を見ると、楽に判断できるようになります。
詳しくは下記の図をご覧ください。

ピンク色の線が音程の範囲を示します。
上の段は完全4度音程、下の段は増4度音程を鍵盤で表しております。

上段の「ドファ」「ソド」は完全4度となりますが、「ミファ」「シド」の鍵盤が完全な形で1つ含まれております。
下段の「ファシ」は増4度となりますが、「ミファ」「シド」の鍵盤が完全な形で1つも含まれておりません。
まとめますと、4度音程において、「ミファ」「シド」が完璧な形で音程の中に一つ含まれている場合は「完全4度」、含まれていない場合は「増4度」となります。

それではこの方法も使って、5度音程も判定してみましょう。


2つの音の音程間の鍵盤数(キー)が8個の場合「完全5度」、7個の場合「減5度」となります。
鍵盤数の多い方が完全音程、少ない方が減音程となります。

「シファ」音程のみが減5度と覚えると便利です!

「ミファ」「シド」の鍵盤数も確認してみましょう


5度音程において、「ミファ」「シド」が一つ音程の中に一つ含まれている場合は「完全5度」、
2つ含まれている場合は「減5度」となります

次に1度と8度音程です。この2つはとても簡単で、どちらも完全系の音程となりますが、
臨時音程が含まれない場合はそれぞれ全て完全1度、完全8度なります。

以上を踏まえて最後の問題を解いてみて下さい♪

いかがでしたでしょうか?
次回は今まで勉強した1~8度音程の練習問題を一緒に解き、さらに新しい音楽理論知識を勉強していきましょう!

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