【ドラム】高い電子ドラムと安い電子ドラムって、何が違うの? 2. 鳴らせない音・奏法がある

八王子オクトーレ店

八王子オクトーレ店店舗記事一覧

2020年05月24日

[https://www.shimamura.co.jp/shop/hachioji/?p=9225&preview=true:title=] *上級モデルは、初級モデルの倍以上の値段  こんにちは!八王子店のドラム担当のフナハシです!電子ドラムの高いものと安いものでは、ものすごい価格差があります。 […]

上級モデルは、初級モデルの倍以上の値段

 こんにちは!八王子店のドラム担当のフナハシです!電子ドラムの高いものと安いものでは、ものすごい価格差があります。例えば、低価格帯の電子ドラムとして人気のYAMAHA DTX482K¥81,400(税込)です。対してRolandの最上位音源を搭載したTD-50SC-X¥521,400(税込)で、YAMAHA DTX482Kの6倍以上のお値段です。どうしてこんなにも価格差が生まれているのか、テーマごとに記事を書いていきます!

低価格帯のモデルは、いくつかの音・奏法が省かれている

シンバルの数が違う

 下の2枚の写真を見て下さい。どちらもYAMHAの電子ドラムDTX402シリーズの製品でグレードの違う商品です。ご覧の通り、上の写真の方が下の写真よりシンバル1つ少ないです。

YAMAHA DTX432KS



YAMAHA DTX432KUPGS

 まず、「ドラム」という楽器は複数のシンバルと太鼓をまとめた楽器と言えます。スタジオやライブハウスでは「クラッシュ」と呼ばれるシンバルが2枚使われることがほとんどですが、低価格の電子ドラムではクラッシュが1枚の場合が多いです。つまり、先程の写真でシンバルが1枚少なかったモデルは、クラッシュシンバルが1枚少ないのです。

 なお、クラッシュシンバルの数については中~上位モデルであっても、そのグレードや構成によって1枚であることがあります。選ぶときは注意しましょう。

シンバルのカップ(ベル)を鳴らせない

 シンバルには、その中央部分に膨らみがあり、これをカップ、またはベルと呼びます。

 ライドシンバルのカップを叩いて音を鳴らす事があるのですが、低価格・低グレードのモデルではカップの音が鳴らない場合があります。つまり、カップを叩くフレーズの登場する曲を再現できない、ということになります。ライドシンバルのカップを叩くことはドラムで全く普通の事なので、それが出来ないということを知らずに選ばないように注意しましょう。


スネアのリムショットに対応していない場合がある

 ドラムを構成する太鼓の一つであるスネア。このスネアには、太鼓の革を留めているリム・フープというパーツがあります。

 このリムを使った奏法で、オープンリムショットという奏法と、クローズドリムショットという奏法があります。オープンリムショットに対応している製品は価格帯を問わず多いですが、オープンリムショットとクローズドリムショットの両方に対応している電子ドラムは、低価格帯では非常に少なくなっています。クローズドリムショットが登場する曲は多くはありませんが、後々欲しくなる・必要になってくるケースがほとんどなので、やはり知らずに選ばないように注意したい点です。


目次

0. はじめに

1. 表現力

2. 鳴らせない音・奏法がある

3. サイズ

※記事中に販売価格、在庫状況が掲載されている場合、その情報は記事更新時点のものとなります。店頭での価格表記・税表記・在庫状況と異なる場合がございますので、ご注意下さい。