こんにちはー!島村楽器イオンモール広島祇園店のサックスインストラクター石原です。
今回もサックスを始めたばかりの方々によくあるお悩みについて記述していきます!
はじめに
演奏中、唐突に「ピ!」と甲高い音が混じってしまうあの現象のことをリードミスと言います。
大きな前触れもなく音が出る時もあれば、本番中に何度も鳴ってしまう時もありますね…。
しかし対策に慣れてしまえば一切鳴らなくすることもできます!
仕組みを知って快適にサックスを吹きましょう!
リードミスの仕組み
倍音と関係!
サックスに限らず、多くの楽器の音にはいくつもの「倍音」と呼ばれる音が同時に鳴っています。
例えば「ド」の音を出したとき、「ミ・ソ」をはじめとした高音域の倍音が微かに混ざります。
奏者の音のコントロールが上手くいかないとき、その倍音の中の特に高音域の音が突発的に引き出されます。
これがリードミスです。

☝ド(白玉)に含まれる倍音の一部(黒玉)。この中の高音のいずれかが引き出されリードミスになります。
理論上の最高音?
リードミスは非常に甲高い音が出ますが、それは理論上その楽器が出せる最も高い音のひとつです。
このリードミスの仕組みと似た奏法がフラジオレット奏法(フラジオ)です。
♬正しいリードのコントロールをすることで将来のフラジオ習得の基盤を整えることにもなります!
原因と解決策
1.アンブシュアの噛む力が強い
シンプルな原因です!緊張したときによく起きます。
同時に極端な音の揺らぎ、ピッチの上ずり、低音域が出にくくなるなどの症状が出る時もございます。
リラックスしてアンブシュアを少し緩めるか、リードの番手を1段階下げて楽に吹けるセッティングに変更するのも手です。
下の歯にクッションを取り付けることでアンブシュアを疲れにくくするグッズを活用してもいいですね!

2.息の量や速さが合っていない
こちらもよくある症状です。
同時に出る症状として、音量が極端に大きくなる、音が跳躍するときに裏返るなどの症状があります。
ピアニッシモ(小さな音)の練習や、チューナーを見ながら正しい高さの音を出す練習をしてみましょう。
3.トーンホールがしっかり塞がっていない
特定の音でリードミスが出るときはこの原因が多いです。
キイを押す際に力が入りすぎているか、またはしっかり押せていないときにおきます。
こちらは楽器の調整しだいで治ることがございます。
4.リードの状態が悪い
何カ月も前の古いリードや、乾燥したリード、割れや欠けのあるリードを使っていませんか?
リード自体の状態が悪いとリードは安定して振動しません。
定期的に新しいリードに替えてしまいましょう!

左は正常なリード。右のリードは印の中が少し欠けています。
これだけでもリードミスの原因になる事もあります!
こういうときどうする?
タンギングをするとリードミスになる
タンギングの際にアンブシュアや息の流れが変わっているか、タンギングの際に舌のリードに着く部分が奥過ぎる可能性がございます。
チューナーを見て、タンギングの際にピッチが変わらないようにタンギングの練習をしてみましょう。
本番でリードミスが止まらない
本番中にリードミスが止まらないと頭の中が真っ白になってパニックになりますよね…
いつもと違う状況で力が入ってしまい、アンブシュアの噛む力が強いか、息の量が合っていないことが多いです。
休み小節などで深呼吸をしてください。少しだけ落ち着いて演奏できるはずです。
パッセージの中でリードミス
トーンホールが上手く塞がっていない状態になる瞬間があったり、息のスピードが不安定になっている瞬間があったり、様々な原因があります。
キイを押していない指が楽器に軽く触れた状態になるように力を抜くか、パッセージを声に出して歌う練習をしてみましょう!
また、以下の動きは特にリードミスが起きやすいです。丁寧に指を動かしてみましょう!
さいごに
リードミスは誰しもが通る道です。
目立つ現象なので、数が多いとモチベーションも下がってしまいがちですが、
正しい対処法を知ることで格段に数を減らすことができます!
今回例に挙げた以外にもリードミスの原因となる要因はたくさんございます…
快適にサックスを演奏したい方は是非島村楽器イオンモール広島祇園店までお訪ねください!
練習に役立つ記事がたくさん!

☝高音域の運指について

☝低音域の運指について

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