みなさん!こんにちは!!!!
島村楽器名古屋則武新町店の管楽器担当:矢井(ゆきまる)です🎷
吹奏楽ユーザーの皆さんにとって、夏のコンクールが終わった後にやって来る大きなイベントの一つが、
「アンサンブルコンテスト」通称、「アンコン」です。
「今年はどんな編成にしよう?」
「どんな曲を選ぼう?」
「連符が無い曲は勝てないかな?」
そんなふうに、選曲に悩んでいる方も多いのではないでしょうか?
そのそも「アンサンブルコンテスト」って?
アンサンブルコンテストは、少人数のメンバーで演奏を行い、その演奏を審査員が評価する大会です。
メロディーを担当する人だけでなく、伴奏やハーモニー、リズムを担当する人も含め、全員で一つの音楽を作り上げることが大切です。
そして、あくまで「音楽」なので、しっかり自分たちの意思を持って演奏することが大事です!
そのため、選曲の際には「難しい曲だから」という理由だけではなく、
- 自分たちの編成に合っているか
- メンバーそれぞれの得意なことを活かせるか
- どんな音楽を表現したいか←ここ、かなり大事です!!!
- 本番までにどこまで完成度を高められるか
といったことも考えてみるとよいでしょう。
今回は「こんな演奏をしてみたい!」という目的別に、さまざまな木管楽器が一緒に演奏する【木管〇重奏】と呼ばれるアンサンブルの中からおすすめ作品をいくつかご紹介します。
木管3重奏「連符は苦手!でも表現は任せろ!!」
『サテライト ~遠く離れた友へ』/福島弘和
作曲者:福島弘和(Hirokazu Fukushima)
演奏時間:4分40秒(約)
グレード:4.5
フルート、B♭クラリネット、アルトサックスによる木管3重奏作品です。
3人という少人数編成だからこそ、それぞれの音色やフレーズの歌い方が、そのままアンサンブル全体の表情につながります。
緩やかなテンポの中で繰り広げられる場面展開で、旋律の歌い方や音色、ハーモニーなどを丁寧に作り込むことが魅力につながる作品です。
「連符や細かなパッセージが得意ではないけれど、音楽表現でしっかり聴かせたい」という方にも、ぜひ候補に入れてほしい1曲です。
・連符は苦手だけど表現力で勝負したい!
・きれいなフレーズを聞かせたい
・それぞれの音色の良さをいかしたい
という方はぜひ、挑戦してみてください!
私も2年前にアンサンブルコンテスト演奏してかなり思い入れがある曲です(県大会金賞でした♪)
木管3重奏「3人の感性と技術で圧倒したい!」
『見えない鳥たち』/田村修平
作曲者:田村修平()
演奏時間:4分20秒(約)
グレード:4.5
フルート、B♭クラリネット、アルトサックスによる木管3重奏作品です。
タイトルの通り、目で見えるものではなく、音や匂い、記憶、想像力などを感じて音楽を作っていきます。
音を合わせることも難しい楽曲ですが、3人のイメージをしっかり共有しフレーズや音に反映させることで完成する楽曲です。
・3人でじっくり音楽を作り込みたい
・技術と表現力、両方をみせたい
・没入感を生み出す表現がしたい
という方はぜひ、挑戦してみてください!
木管8重奏「8人集まるともはや吹奏楽レベルのスケール」
『月に寄せる哀歌』/松下倫士
作曲者:松下倫士(Tomohito Matsushita)
演奏時間:5分00秒(約)
グレード:4.5
フルート(ピッコロ持ち替え)、B♭クラリネット2本、Bassクラリネット、ソプラノサックス、アルトサックス、テナーサックス、バリトンサックスの木管楽器8人によるアンサンブル作品です。
3人や4人のアンサンブルとはまた違い、8人になると音色の組み合わせやハーモニーにも、より大きな広がりが生まれます。
『月に寄せる哀歌』は、木管楽器ならではの繊細な音色を重ねながら、幻想的な世界観を表現できます。
『赤い蝋燭と人魚』というお話がもとになっており、物語を理解すると楽曲の表現が一気に深まります!(ちょっと怖いお話だけど私はすごく好き)
8人それぞれに異なる役割があるので、自身を登場人物の1人だと思って演奏して欲しい作品です!
・物語性のある楽曲を演奏したい
・個々の技術をいかしたい
・幅広い楽器の種類を使ってアンサンブルしたい
元役者である私はこういう感情移入がしやすい曲が好き、、、!
最後に
アンサンブルコンテストの選曲では、ついつい「難しい曲を選ばなきゃ」と考えてしまいがちです。
もちろん技術的な挑戦も大切ですが、それ以上に大切なのは、「自分たちはこの曲で何を表現したいのか」ということ。
同じ編成でも、メンバーが変われば得意なことも、音色も、演奏したい音楽も変わります。
ぜひメンバー全員で「どんな演奏をしたい?」と話し合いながら、自分たちにぴったりの一曲を探してみてください。
皆さんのアンサンブルコンテストへの挑戦を応援しています!
名古屋則武新町店 管楽器上級アドバイザー 矢井 憂紀(やい ゆうき・ゆきまる)

学生時代から音楽とお芝居を専門で学び、吹奏楽部では木管楽器を担当しておりました。木管楽器全般の演奏が可能で現在はサックスをメインに演奏しています。
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