【実機比較】Universal Audio Volt 1 & Volt 2 Gen 2 レビュー!32-bit化と新プリアンプトーンの進化を徹底解説|島村楽器 梅田茶屋町店 | 梅田茶屋町店

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島村楽器 梅田茶屋町店 デジタル・DTM担当です。

2021年に発売され、ビンテージサウンドを手の届く価格で実現したことで大きな話題を呼んだUniversal Audioのデスクトップ・インターフェイス「Volt」シリーズ。その第2世代となる「Volt Gen 2」が登場しました。

「初代のアナログ回路からDSPへ刷新された意味とは?」「32-bit対応で音はどう変わったのか?」「自分にはVolt 1とVolt 2のどちらが適しているのか?」といった疑問をお持ちのクリエイター・プレイヤーに向けて、公式スペックの事実に基づき、現場目線でフラットに比較・解説いたします。

① 最大32-bit / 192 kHz コンバーターへの進化

Gen 2における最大の基礎体力アップが、コンバーター設計の刷新です。

解像度が32-bitへと拡張されたことで、入力信号の微小なダイナミクス、リバーブの消え際、高域の空気感がよりシビアにモニター・収録可能となりました。

※本機は録音ゲイン不要の「32-bit Float」ではなく「32-bit固定小数点コンバーター」仕様です。そのため、歪みを防ぐレベルセッティングが依然として重要になりますが、後述のVolt 2のアシスト機能がそれを強力に補います。

② 3つのアナログ質感を切り替える「Tone Shaping」プリアンプ

初代の「Vintage Mic Preamp(アナログ1系統)」から大きく舵を切り、専用DSPによって3つのスタジオ定番トーンをボタン1つで切り替え可能になりました。
[写真:TONE切り替えボタンとSmart Displayのカラー変化]
Warmth(チューブ系): 中低域に太さと心地よい倍音を付加。ボーカルの芯を太くしたい場合や、ベースのライン録りに最適。
Focus(ソリッドステート系): トランジェントのアタック感を明瞭に整える。アコギのストロークやカッティング、歯切れの良いラップに有効。
Shine(ブリティッシュ・クラスA系): 煌びやかで抜けの良いトップエンドを強調。モダンなポップスボーカルや、空気感を含ませたい楽器収録に適合。
DSP処理化されたことで、アナログ回路特有のホワイトノイズが極限まで抑えられており、高ゲイン設定時でもクリアな録音テイクを確保できます。

③ 直感的な操作を支える「Smart Display」と「オートゲイン」(Volt 2 Gen 2のみ)

Volt 2 Gen 2には、筐体中央にフルカラーの「Smart Display」と統合操作ノブ「Smart Knob」を新搭載。
Assistive Auto-Gain: 演奏や歌唱の入力音量に合わせて、最適なゲインを自動で素早く算出。
クリップ・プロテクション: 突発的なピーク入力によるデジタルの音割れを未然に防止。

実機サウンド・実用性の検証(Volt 1 vs Volt 2 の選び方)

Volt 1 と Volt 2 の決定的相違点

「入力が1つか2つか」という違いに加え、操作体系とアウトプット設計が明確に異なります。

比較項目Volt 1 Gen 2Volt 2 Gen 2
ディスプレイLEDインジケーター仕様フルカラー Smart Display
ゲイン調整独立アナログノブ(手動)Smart Knob(Auto-Gain機能搭載)
ライン出力2系統(メインL/R)4系統(メインL/R + ライン3/4)
同時入力マイク/ライン/Hi-Z × 1マイク/ライン/Hi-Z × 2

どちらを選ぶべきか?

・Volt 1 Gen 2 を選ぶべき方:
主な用途がボーカル単体録音、ギター/ベースのライン録り、配信・ナレーションなど単一ソースである方。
ゲイン調整は手動ノブで十分であり、液晶ディスプレイよりも省スペース・コストパフォーマンスを最優先したい方。

・Volt 2 Gen 2 を選ぶべき方:
弾き語り(ボーカル+アコギ同時マイク録音)や、ステレオシンセサイザーの収録を行いたい方。
レベル調整を手早く済ませたい方(Auto-Gain機能はワンマン宅録において極めて強力な時短ツールになります)。
メインスピーカーとは別に外部アウトプットをルーティングするなど、4系統出力を活かした環境拡張を見据えている方。

あえて留意すべきポイント(購入前の確認事項)
・スタンドアロン動作について: 初代VoltはPC接続なしで単体マイクプリとして動作可能でしたが、Gen 2は現時点でPCやモバイル端末とのUSB接続が必須となります。
・Tone Shapingのパラメーター調整: モードごとの効き具合を連続可変するツマミはありません(オン/オフのプリセット方式)。細かな追い込みはDAW内のイコライザー等で行う設計です。

Universal AudioVolt 1 Gen2

Universal AudioVolt 1 Gen2

Universal Audioの「Volt 1 Gen 2」は、上位譲りの高品位な録音環境を最小スペースで手に入れる1イン/2アウトのUSBオーディオインターフェイスです。最大32-bit/192 kHz対応コンバーターを採用し、微小なニュアンスまで忠実にデジタル化。DSP駆動による「Tone Shaping」機能を備え、暖かみを与えるWarmth、輪郭を強調するFocus、抜けを付加するShineの3モードで録音段階から好みの質感を付加できます。物理ツマミによる直感的なゲイン調整と堅牢な小型ボディで、マイクやギターの単体録音、ナレーション・配信用途に最適です。

¥27,500税込

Universal Audio Volt 2 gen2

Universal Audio Volt 2 gen2

「Volt 2 Gen 2」は、視認性と操作性を大幅に高めた2イン/4アウト仕様のUSBオーディオインターフェイスです。中央にフルカラー「Smart Display」と統合操作の「Smart Knob」を新搭載。入力レベルを瞬時に最適化する「Assistive Auto-Gain」と歪みを防ぐクリップ・プロテクションにより、演奏に集中したまま確実なゲイン管理が可能です。マイク/楽器入力を2系統備え、弾き語りの同時録音やステレオ収録に対応。4系統のアナログ出力を活かしたモニターのルーティング拡張など、一歩進んだ宅録制作を支えます。

¥39,600税込

さいごに

Universal Audio「Volt 1 Gen 2」および「Volt 2 Gen 2」は、32-bitコンバーターによる解像度の底上げはもちろん、録音の入り口段階でアナログの質感を付加できる専用DSPトーン・シェイピングを備えた、現在のデスクトップ環境における極めて実戦的な選択肢です。

「自分の持っているマイクやギターを繋いだとき、Tone各モードの倍音がどう作用するか」「ボーカル録音時のオートゲインの精度を自分の耳で確かめたい」という方は、ぜひ島村楽器 梅田茶屋町店のDTMブースにて実機をご体感ください。

店頭のDAW環境(Mac / Windows)にて両機をセットアップし、同価格帯のインターフェイス(Focusrite Scarlett 4th Genなど)とのリアルタイムな比較試聴も可能です。普段お使いのヘッドホン、愛用マイク、楽器の持ち込みも大歓迎いたします。

【店頭試奏・在庫キープについてのご案内】

試奏のご相談、実機のキープ、DTMブースでの試聴をご希望の際は、必ず事前にお電話にてお問い合わせいただくか、店頭カウンターにて直接スタッフへお声がけください。

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