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普段コンパクトエフェクターを使っているけど、マルチエフェクターには「操作が難しそう」「歪み系の音がデジタルっぽそう」というイメージを持っている方も多いのではないでしょうか。
BOSSの「GX-1」は、直感的な操作性と、マルチエフェクターならではの多彩な音色を両立したギター用マルチエフェクターです。

COSMからAIRDへ。進化したアンプサウンド

GT-1などに採用されている「COSM(Composite Object Sound Modeling)」に対し、GX-1には新世代の「AIRD(Augmented Impulse-Response Dynamics)」テクノロジーが採用されています。
AIRDはアンプの音色だけでなく、ピッキングの強弱やギター側のボリューム操作に対する反応、弾き心地まで含めた自然なアンプサウンドを目指しています。
GX-1には23種類のアンプタイプと146種類のエフェクトを搭載。エフェクトカテゴリーごとのボタンやカラー液晶ディスプレイにより、マルチエフェクターに慣れていない方でも音作りを始めやすい設計です。
歪み系は実機に近い印象

マルチエフェクターの歪み系サウンドに対して、「デジタルっぽさがある」と感じる方もいると思います。
実際にGX-1を試してみたところ、実機のペダルに近い自然な音に感じられ驚かされました!オーバードライブやディストーションは硬さや平面的な感じが少なく、ピッキングの強弱にも反応しやすい印象でした。
一方、ファズに関しては、オーバードライブやディストーションと比べると少し違和感を覚えました。ファズは音のつぶれ方や暴れ方に個性が出やすいため、好みが分かれる部分だと思います。。。
オーバードライブやディストーションはマルチエフェクターの歪みに抵抗がある方にも、一度試していただきたいサウンドです!
飛び道具的なエフェクトも一台で使える
マルチエフェクターの魅力は、定番の歪みや空間系だけではありません!
GX-1には、音をリズミカルに刻むスライサー、ギター音を人間の声のような音に変化させるヒューマナイザー、音程を変えるピッチ・シフター、などもたくさん搭載されています。
通常なら、演奏する曲中の一瞬だけスライサーを使いたいといった場面でも、スライサー機能のコンパクトエフェクターを買い足さなければいけません。GX-1ならそんな悩みも解決してくれます!
あらかじめ音色を作ってフットスイッチに割り当てておけば、演奏中に必要なエフェクトを必要な場面だけ呼び出すことも可能です!
GT-1、GX-10との違い
GX-1と比較されることの多いGT-1(販売完了)、GX-10との違いは以下のとおりです。
| GX-1 | GT-1 (販売完了) | GX-10 | |
|---|---|---|---|
| アンプ技術 | AIRD | COSMを含むGTシリーズエンジン | AIRD |
| エフェクト数 | 146種類 | 108種類 | 170種類 |
| ディスプレイ | カラー液晶 | グラフィックLCD | カラータッチディスプレイ |
| Bluetooth | 本体に搭載 | 非搭載 | 別売りBT-DUALが必要 |
| センド/リターン | 非搭載 | 非搭載 | 搭載 |
| 電源 | 電池、ACアダプター、USB | 電池、ACアダプター | ACアダプター |
| 重量 | 約1.2kg | 約1.3kg | 約2.2kg |
GT-1と比べたGX-1
GX-1は、GT-1よりも新しいAIRDアンプサウンドやカラー液晶、Bluetooth、USB Type-Cを搭載している点が特徴です。
一方、GT-1より新品価格が1万円近く高く、電池駆動時間が約5時間(GT-1は約7時間)と短いことがデメリットと言えると思います。
GX-10と比べたGX-1
GX-10との大きな違いはタッチディスプレイとセンド/リターン端子の有無です。さらに、より多くのエフェクトブロックが使用できるので、外部ペダルを組み込みたい方や、複雑な音作りをしたい方にはGX-10が向いています。
一方、GX-10に比べ重量が約1.2kgと軽量で、電池での使用も可能です。持ち運びやすさや手軽さを重視するなら、GX-1が有力な選択肢になります!
ついに搭載されました!Bluetooth機能!

GX-1にはBluetooth機能が本体に搭載されています!
※GX-10では【BOSS Bluetooth® Audio MIDI Dual Adaptor BT-DUAL】(別売)を使用することでBluetooth接続が可能。
スマートフォンから音楽や動画を再生し、曲に合わせた練習や、動画を見ながらの練習にも便利です。
また、BOSS Tone Studioを使って、スマートフォンやタブレットから音色を編集することもできます!
センド/リターンは非搭載

センド/リターンは、外部エフェクターをマルチエフェクターのチェーン内に組み込むための端子です。

【 SEND → 外部エフェクター (歪み系や空間系など) → RETURN 】と繋げることで
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WAH (GX-10内エフェクト) → SEND RTN (外部エフェクター : ODなど) → OD (GX-10内エフェクト) → CHO (GX-10内エフェクト)………
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GX-10内のエフェクトとエフェクトの間に外部エフェクターを入れ込むことができます!
愛用のコンパクトエフェクターを組み込みたい方は、センド/リターンを搭載したGX-10のほうが適しています!
まとめ
GX-1は、コンパクトエフェクターの沼から抜け出して、シンプルに楽しみたい方にぴったりの一台だと感じました!
正直、試奏する前は「初心者向けのマルチエフェクター」という印象を持っていましたが、実際に使ってみると「これ一台で十分事足りる」と思えるほどでした。コンパクトエフェクターを使ってきた中級者の方はもちろん、エフェクター選びに迷っている初心者の方にもオススメできるマルチエフェクターです!
とはいえ、「歪み系はコンパクトエフェクターを使いたい」という方もいると思います。僕もその一人です。そんな方には、GX-10や、本記事で紹介できなかったGX-100がオススメです。
AIRDによる自然なアンプサウンドに加え、オーバードライブやディストーションも実機に近い印象。スライサーやヒューマナイザー、ピッチシフターなどのエフェクトを、必要なときだけ呼び出せるのも魅力です!!!
外部ペダルとの連携を重視するならGX-10、それ以外ならGX-1を選ぶのが良いと思います!!
ぜひGX-1をお試しください!
ギターアドバイザー山本(やまもと)
エレキギターを弾いてます。
本当はFear, and Loathing in Las Vegasが好きですが、都合により東京事変ばかり弾いてます。