皆様こんにちは!
アミュプラザ長崎店の井上です。
今回より弦楽器についての情報を発信する「弦楽器なるほどNavi」を更新していきます。皆様のお役に立つ情報を発信していきますので、是非ご活用下さい!
今回は「弦交換のタイミング」をご紹介いたします。
弦交換のタイミングはココを見る!
弦の色が変色している

一番左のG線をご覧下さい↑
他の線とは明らかに色が違います。
長く張りっぱなしにしていると、松脂の粉や手の脂などで弦が錆びて変色してしまいます。こういうときは弦交換を行ったほうが良いでしょう。
弦がほつれてきた

奥から2つ目のA線をご覧下さい。弦の巻線がほつれてきています。
こうなると、いつかのチューニング時にいきなりバチンッと切れる恐れがありますので、見つけたら交換する事をお勧めいたします。ほつれてくる原因は、弦の劣化だけではなく、上ナットの溝がきれいに彫られていなくて、巻線が引っかかり、ほつれてしまっている場合もあります。
弦を替えたばかりでもこのようなことが起こる場合は、バイオリンリペア工房にお持込み頂くか、またはお近くの島村楽器にお預け下さい。
前回交換してから3ヶ月以上経っていて、弾いた感じや音質が変わってきた
弦の寿命は種類にもよりますが、早いものでは3ヶ月程度と言われています。
楽器を弾く頻度にもよりますが、長くても半年に一回くらいの頻度で交換される事をお勧めします。
弦はピッチが安定するまでに少し時間がかかりますので、直前ではなく、ナイロン弦で大体3日前から1週間くらい前に交換すると、ちょうどピッチが安定した時に、新鮮な弦で本番を迎えられると思います。
弦交換の仕方
弦の交換は、一本ずつ行えばご自身で安全に交換できます。
4本いっぺんに行うと駒が倒れてしまい、最悪魂柱も倒れてしまう恐れがありますので、「必ず一本ずつ」です!
それではこれから写真と一緒に弦の交換方法を書いていきます。
まずテールピースに弦を引っ掛け、ペグにあいている穴に差し込む


上の写真のようにまずテールピースに引っ掛けます。
もし弦が太くてテールピースに入らなかったら、ペンチで少し平たく潰しても大丈夫です。
が、やりすぎないよう注意して下さい。

ペグには弦が通る穴があいていますので、その穴に弦を差し込みます。
手前から奥に向かってペグを回し、1巻き目は内側に巻く

弦を穴に差し込んだら、手前から奥に向かってペグを回します。
鉄棒で言うと、「前回り」です。※「逆上がり」ではいけません。
最初の1巻き目は弦を通した穴よりも内側に巻きます。
2巻き目からは外側に向かって巻いていく

2巻き目からは外側に向かって巻いていきます。
ペグを押し込むようにして巻いていくと良いでしょう。
最終的には、壁にくっつくようにするとペグがきちっととまり、戻りにくくなります。
【番外編】弦の通る穴が大きくてすぐ抜けてしまう場合

弦の通る穴が大きいと、巻いているうちに抜けてきてしまう事があります。
そういう時は穴に通した弦を少し長めにして、1巻き目を内側に巻いた後、2巻き目からは、弦の先を巻き込んで外側に巻いていくと、良いでしょう。
交換は1本ずつ行いましょう。いっぺんに行うと駒が倒れ、場合によっては魂柱も倒れてしまいます。
1本交換が必要になったときは、なるべくセットで全弦交換しましょう。
伸びてテンションの下がった弦と真新しい弦では、弾いた時の音のバランスが悪くなってしまいます。新しくした弦だけ飛び出して聞こえるかもしれません。
ご自身で対処できない状態になってしまったら、お気軽にアミュプラザ長崎店までお問い合わせください。
※店舗より工房へ発送いたします。
弦楽器アドバイザー井上
2022年入社。
中高6年間吹奏楽部でクラリネットを演奏していました。
島村楽器入社後、学生時代からやりたかったバイオリンを始めました。
どんな小さなお悩みでもお気軽にご相談下さい。
皆様のご来店をお待ちしております。