スネアドラム・ヘッド交換レポート

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2024年03月28日

こんにちは!島村楽器浦添店、ドラムアドバイザーの城間です!今回はお店で行ったスネアドラムのヘッド交換の様子をお伝えいたします。 スネアドラムに限らず、タムタムやバスドラムも承ることが可能です。 CONTENTSヘッド交換料金ヘッド交換 今回交換するスネアはこちら。 そこまでひどくは見えませんが、コー […]

こんにちは!島村楽器浦添店、ドラムアドバイザーの城間です!
今回はお店で行ったスネアドラムのヘッド交換の様子をお伝えいたします。

スネアドラムに限らず、タムタムやバスドラムも承ることが可能です。

ヘッド交換

今回交換するスネアはこちら。

そこまでひどくは見えませんが、コーティングの剥がれや打痕、裏ヘッドにはスネアワイヤーの跡が付いてしまっています。
今回はヘッド交換だけでなく、シェルのネジチェックやボルトにグリスを塗る「デラックスプラン」で行います。

①ヘッドを外す

まずは古いヘッドを外します。対角線上に少しずつボルトを緩めます。
外した状態がこちら。外したヘッドはボルトとワッシャーを置くのに使います。ワッシャーは無くしやすいので注意しましょう。

②ネジチェック・クリーニング

ラグやストレイナーを固定しているネジはシェル内部からしか締めることができないため、ヘッド交換時にやるのがおすすめです。
また、シェルのエッジやフープのクリーニングも外した時にします。

フープを平らな面に置いて、歪(ゆが)んでいないかをチェックします。フープが歪んでいるとチューニングのしやすさ精度に関わってきますので、あまりにも歪みが酷い場合は、交換をお勧めします。

今回は割れているワッシャーがあったので交換します。

割れたワッシャー。強い力が加わるため、古いドラムのワッシャーが割れていることは少なくないです。

③ボルトのグリスアップ

古いグリスを拭き、新たにグリスをつける作業です。古いグリスはボルトの滑りを悪くし、新しいグリスの邪魔をしてしまうため、拭き取ってから新たにつけます。

YAMAHAのパーカッションオイルを使い、古いグリスを拭きとり...

金管楽器用のスライドグリスをボルトの先に付けます。

新しいドラムには必要の無い工程ですが、古くなってボルトが回しにくくなった楽器にはオススメのオプションです。

④新しいヘッドの取り付け

いよいよ新しいヘッドを取り付けます。以前張っていたのは中央にドットがありアタックが強調されるヘッド(CS-114BA)でしたが、今回は全体的な音圧アップを狙って、2枚重ねになっているヘッド(114BE)を張ります。裏面は標準の厚みのもの(114SA)を張ります。

REMO 114BE

今回はスネアワイヤーの状態に問題が無かったため、付いていたものをそのまま使います。平らな面に置いた時に、ワイヤーが歪んでいたり錆びたりしているものは変え時なので、一緒に換えることをお勧めします。

⑤チューニング~完了

両面張ることができたら、適切なテンションにチューニングします。深めの金属シェルに厚めのヘッドという組み合わせなので、高すぎない音程にチューニングし、よりパワーを感じることのできる音色になりました。

料金

今回行ったヘッド交換の料金はこちら。

料金(税込)
ヘッド交換(デラックスプラン)¥3,850
打面ヘッド(REMO : 114BE)¥3,000
裏面ヘッド(REMO : 114SA)¥2,560
Pearlメタルワッシャー¥275

合計で¥9,685になりました。

プランを変えたり、交換するものが増えたりすると料金は前後します。楽器の状態を見ながらのご相談も可能ですので、是非お気軽にお申し付けください。

※記事中に販売価格、在庫状況が掲載されている場合、その情報は記事更新時点のものとなります。店頭での価格表記・税表記・在庫状況と異なる場合がございますので、ご注意下さい。