クラシックな私が弾いてみましたシリーズ⑩~ピアノ音源「Pianoteq」弾き比べ~

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2022年03月03日

[http://www.shimamura.co.jp/umeda/index.php?itemid=186299:title=] 皆様、こんにちは。ピアノインストラクターの吉武です。]]今までクラシック畑な環境で育ってきた吉武ですが、最近は様々なジャンルの曲にも耳を傾けるようになり、]]他のジャン […]

ピアノ インストラクター 弾いてみた

皆様、こんにちは。ピアノインストラクターの吉武です。
今までクラシック畑な環境で育ってきた吉武ですが、最近は様々なジャンルの曲にも耳を傾けるようになり、
他のジャンルにも魅力を感じ始めたので、その魅力をクラシックの視点を混ぜながらお届けしていきたいと思います。

さて、第1回目~第9回目はご覧いただけましたでしょうか。
まだご覧になっていない方はこちらも合わせて是非ご覧ください。

【ピアノ演奏動画あり】クラシックな私が弾いてみましたシリーズまとめ

さて、第10回目の今回は、スタッフおすすめのピアノ音源「Pianoteq」のお気に入りの音色を様々な角度から弾き比べをしてみましたので、ご紹介したいと思います。

Pianoteq(ピアノテック)とは

Pianoteqはモデリングピアノ音源です。最新のPianoteq 7はサウンドエンジンと物理モデルにさらに多くの改良を施し、アコースティックピアノ、電子ピアノのほかにも数々の歴史的な名器、クロマチックパーカッションなど、あらゆる楽器のリアリズムと音響的な存在感を向上させています。インストールに必要な容量もわずか50MBと、サンプリングベースのソフトシンセと比較しても極端に少ないのも物理モデルの特徴です。詳しくはこちらもご覧ください。※メーカー公式HP


Pianoteqの魅力3つ

➀世界最高のピアノメーカーとのコラボレーション

Steinway & Sons, Steingraeber, Bechstein, Blüthner, Grotrian and Petrof,といった世界最高のピアノメーカーとのコラボレーションを行っています。有名なピアノの音色を求めるピアノ演奏家や作曲家にとって、とても魅力的ですね!私はこの中でも特にSteinwayの音色がお気に入りです!

➁ピアノの音色が自分好みに作り出せる!

ハンマーの硬さ、ピアノの大きさ、響板の性格など非常に細かい項目まで調整が可能です。多彩な表現力とレスポンスの良さから、DTMだけでなく電子ピアノなどにつないで利用される方もいらっしゃるそうです。自宅のピアノはこまめに買い替えることは少なく、様々な練習環境を探すのには一苦労ですが、これなら様々なピアノの音色、状態、響き方で本番をシミュレーションして練習できそうです!!

③インストールサイズが軽い!

動作、容量が非常に軽いため、低スペックのPCでもサクサク動いてくれます。パッと浮かんだメロディをメモするなど、ちょっとしたメモ書き程度の作曲にも手軽に使える所も魅力的です。

弾き比べ

音色は全て「Steinway D Prelude」の状態で、部屋の広さ、マイクの数、ピアノ蓋の開閉など条件を変えて弾き比べしてみました。今回は響きの違いを感じるためにペダルを使用せず演奏しています。

①Steinway D Prelude標準設定

スタインウェイのピアノは普段なかなか弾く機会がないので、気軽に弾けるのは嬉しいですね!ほどよい音の伸びでどのような曲にも合いそうな音でした。

②Steinway D Prelude標準設定+Large hallに変更

音が良く伸び、まるで広いホールで弾いているかのような残響が心地いいです。

③Steinway D Prelude標準設定+Clean studioに変更

音があまり伸びず、あっさりとした音色でした。残響がない分、タッチ感や強弱がよく聴こえます。

④Steinway D Prelude標準設定+ピアノ蓋全閉

蓋を閉めるとまた少し響き方が変わりました。少し丸く?優しい?ような音色になります。

⑤Steinway D Prelude標準設定+マイク5本

マイクの本数を増やすと、残響とも少し違った響きの立体感が出せると感じます。

吉武のお気に入りセッティング

弾き比べた中で良いと感じたものを組み合わせました。

Steinway D Prelude+マイク5本+ピアノ蓋全開+Large Hall

広いホールで弾く響きで、豊かな音の伸び、残響、細かいニュアンスの変化が体感できました!

今回の検証結果

ピアノテックは非常に細かい調整ができ、自分好みに最大限まで近づけられるピアノ音源でした。ピアノ弾きの方には様々な音色、セッティングで練習するのにおすすめです!ホールでの響きを想定したペダリングの練習などにも使えそうです…!ただ、自分の鳴らしたいニュアンスで弾くにはMIDIキーボードへの慣れが必要です。作曲をされる方には気軽なメモ代わりから本格的な音色での使用まで、様々な用途で楽しめるのではないでしょうか?

ピアノを弾いてみたくなった方は、挑戦してみませんか?私と一緒に音楽を楽しみましょう♪

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インストラクター自己紹介

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ピアノインストラクター吉武栄里子

お問い合わせ

店舗 島村楽器 梅田ロフト店(梅田ロフト8F)
電話番号 06-6292-7905
担当 吉武(ヨシタケ)

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