自宅で手軽に!アンドロイド、iOSで始めるDTM入門!

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2020年05月28日

今回は、自宅ですぐに始められる音楽制作についてお話します。 *iPadと機材を接続する方法 [#hub:title=iPadと機材を接続するには?] *iPadでのメリット -持ち運びがしやすい -アプリが無料(もしくは安い) -機材があまり必要ない *持ち運びがしやすい iPadは皆さんご存知のと […]

今回は、自宅ですぐに始められる音楽制作についてお話します。

iPadと機材を接続する方法

iPadと機材を接続するには?

iPadでのメリット

  • 持ち運びがしやすい
  • アプリが無料(もしくは安い)
  • 機材があまり必要ない

持ち運びがしやすい

iPadは皆さんご存知のとおりタブレットのためカバンに入るくらいの大きさとなっています。

機材もそんなに必要ないためだいたいがiPad一つで済ませられます。

アプリが無料(もしくは安い)

App Storeにあるアプリは高くても$49.99(Cubasis)等、PCやMacで使用するソフトに比べると非常に安いのが特徴です。アプリ内で音源の追加購入ができますし、それ以外はApp Storeでダウンロードするのがオススメです。

iOSアプリにはinter appという機能があり、これを使用すれば外部アプリのサウンドをDAWソフトに流して録音することが可能。ギター用のエフェクトアプリで音作りをして別のアプリで作成したトラックに録音したり、外部アプリのソフト音源をDAW内で流したりということが可能。

機材があまり必要ない

iPadはAppleが開発したCore audioというシステムで動いているため、オーディオインターフェースがなくても発音による遅延が少ないのが特徴です。

楽器やマイクを録るときには必要になりますが基本的に本体のみ、もしくはMIDIキーボードがあれば十分に制作が可能です。

スタッフ南が実際に使用しているソフト

Steinberg Cubasis3(¥6,100)

あの有名なCubaseを開発しているSteinberg社のDAW。見た目のレイアウトは完全にCubaseとそっくりなので、Cubaseを使っている方にとっては馴染み深いのではないかと思います。

もともと付属している基本音源に加え、エフェクトもついているのでちょっとした楽曲制作が可能。

因みにCubaseユーザーであればプロジェクト読み込みも対応しているのでデモを外で作って自宅に帰ったらCubaseで仕上げる、なんてこともできます。

Apple Garageband(無料)

Appleと言えばやっぱりこのGarageband。もともとインストールされているソフトの割に簡単な楽曲制作なら十分可能なのがすごい。

ループ音源、シーケンサー、各楽器も最低限揃っており、楽器をタッチして演奏したりもできます。

こちらもApp Storeで追加音源を購入することができます。

UVI BEATHAWK(¥1,220)

最近人気の音源メーカー、UVIのiOSソフト。直感的なビートメイキングやピアノロールでの打ち込みも完備、ループパターンを複数作っての展開付けも可能です。

私がこのBEATHAWKを選んだ理由がUVIというメーカーに対するソフト音源のクオリティの高さやAbleton LiveやMaschine2.0のようなビートメイキングがしたいと思ったからです。

オーディオサンプラーの機能までついており機能だけでいうとかなりクオリティが高いです。

(唯一追加音源を購入したソフトでもあります)

効率よくiPadで作業するには?

必要なもの

  • オーディオインターフェース
  • MIDIキーボード

が必要になります。

オーディオインターフェース

PCやMacでの制作では必須のオーディオインターフェース。

iPadでは必要なのかというと必ずしも必要ではありません。

先ほど記述したようにiPadはMacと同じくCore Audioというシステムで動いているため発音による遅延も少なく、音質もそれなりに良く作られています。

ではオーディオインターフェースが必要になるタイミングはどういう時なのかというとやはり録音になります。

iPad付属のマイクは無指向性のため音がぼやけますしギターはそもそも接続する場所がないのでオーディオインターフェースがないと録ることが出来ません。

録音を考えている人はオーディオインターフェースを検討してみましょう。

オススメオーディオインターフェース(ギタリスト向け)

IK Multimedia iRigシリーズ

(※画像はiRig HD)

iRigはiPadで手軽にオーディオ録音ができるツールです。

オススメはLightningケーブルで接続できるタイプですが最新のiPad ProはUSB Type-C端子でイヤフォンジャックが廃止されているのでiRig2は使用ができません。

(HD2~DUOはUSB端子を変換すると使用できます)

iPadの接続に関しては藤本健さんのDTMステーションにて紹介されています。
メーカー 型番 販売価格(税込)
IK Multimedia iRig2 5,500円
IK Multimedia iRig HD2 13,750円
IK Multimedia iRig Pro I/O 21,450円
IK Multimedia iRig Pro DUO 29,480円

Line6 SonicPortシリーズ

Sonicport

sonicport VX

Line6 Sonicportシリーズはギタリストにとって嬉しいオーディオインターフェースです。

私も以前コンデンサーマイクもついているSonicport VXを使用していましたが、マイクも使えてLine6専用のエフェクターも無料でアプリとして用意されているので購入してすぐにiPadでエフェクトを使って演奏したりできます。

実はつい最近までSonicportはiOS13との互換性の問題で使用できなかったそうですがつい最近アップデートで解決されたようです。

Sonic Port/Sonic Port VXとiOS13との互換性について
メーカー 型番 販売価格(税込) 備考
Line6 Sonicport 12,540円 現在お取寄せ対応中
Line6 Sonicport VX 23,100円 現在お取寄せ対応中

オススメオーディオインターフェース(ボーカリスト向け)

IK Multimedia iRig Micシリーズ

iPadで声を録るならiRigシリーズが一番安いのではないかと思います。

ハンドマイク型のオーディオインターフェースなのでヘッドフォンを繋いで録音する音を聴きながらレコーディングが可能です。使い方も非常に簡単でiPadと接続してアプリを起動するだけでOKです。

※こちらもiPad Proの場合はUSB-Cでイヤフォン端子なしのため、イヤフォンジャックを使用するiRig Micは使用できません。
メーカー 型番 販売価格(税込) 備考
IK Multimedia iRig Mic 8,250円
IK Multimedia iRig Mic HD 18,150円 現在お取寄せ対応中
Apogee Hype Mic

マイクとオーディオインターフェース、周辺機器を別々で購入すると結構予算がかかってきます。そう考えた時、どうせお金が掛かってしまうなら1台で全て賄えるクオリティの高い機材を揃えるのも一つの手です。

こちらは配信の記事でもご紹介したApogee社の高品質マイク、オーディオインターフェース機能を揃えたオールインワンな機材です。

マイクにはクリッピング(音割れ)を防ぐためのコンプレッサー機能も完備。録音した音が割れてしまっては元も子もないのでこの機能は素直に嬉しいですね。

メーカー 型番 販売価格(税込)
Apogee Hype Mic 49,500円

ソフトや機材をもっとシンプルにしたい方にオススメ

iZotope Spire Studio

Spire StudioはiOS専用のオーディオインターフェースです。本体とWifi接続し、専用のアプリでの使用。どちらかというとMTRといった感じでしょうか。

楽器演奏に自信がある方ならばこちらのほうが簡単に音を録って、綺麗に調整ができます。

メーカー 型番 販売価格(税込)
iZotope Spire Studio 49,500円

MIDIキーボード

KORG Microkey Air25~61

当店でも大人気のKORG Microkeyシリーズですが、こちらのAirはBluetooth対応のMIDIキーボードになります。

もしあなたがオーディオインターフェースをすでにiPadに接続しているなら、このMicrokeyは無線で追加接続できます。

価格もキーボードの中では非常にリーズナブル、持ち運びもしやすいミニキーボードタイプのため自宅でも、外出先でも場所取りに困ることはありません。

メーカー 型番 販売価格(税込)
KORG Microkey 25 Air 8,108円
KORG Microkey 37 Air 13,750円
KORG Microkey 49 Air 17,050円
KORG Microkey 61 Air 20,350円

iPadと機材を接続するには?

先ほどちらっとお話しましたが、iPadはLightningケーブル(iPad ProはUSB Type-C)による接続を必要とします。

Lightningケーブルをお使いの方はまずAppleで

Lightning-USBカメラアダプタ(2,800円税抜)

または

Lightning-USB3カメラアダプタ(4,500円税抜)

を購入しましょう。

※最近は機材によっては低価格のカメラアダプタの場合機材の消費電力が高くなり、上手く接続できない事例があります。

無難にUSB3で給電もできる後者のカメラアダプタの方がオススメです!

あとはApple純正品を必ず購入しましょう!(非正規品は動作しない可能性があります。)

iPad Proをお持ちの方

USB-C-USBアダプタ(1,800円税抜)

もしくは

USB Type-C マルチハブ

を購入しましょう。

マルチハブはiPad Proと互換性があり、且つ価格が安いものがたくさんあります。

さらに複数のデバイスを接続できるため、MIDIキーボード、オーディオインターフェースだけでなく、画面出力やメモリースティック、SDカードまで接続できます。

USBハブを購入する際の注意点!

USBハブを購入するといっても様々なものがあります。ここではiPadProで購入するべきでないUSBハブの特徴を説明します。

絶対購入してはいけないもの!PD接続できないUSB HUB

PD接続とは?

USB PD(Power Deliveryの略)はスマホやタブレット等、皆さんよく目にするUSBを介して行う充電方式の最新規格です。

このPD対応のUSB-TypeCがついているUSBハブを使えばタブレットを充電しながらアプリを使用することが可能になります。

また、外部接続機器にもパワーを送れるのでオーディオインターフェースやMIDIキーボードが安定した動作をすることが可能です。

速度等はどのメーカーも同じように転送速度:5Gbpsと書いていますが処理速度が微妙に変化しますのでレビュー等を参考に選んでみるのがいいでしょう。

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