【オーディオインターフェース】MOTU M2 VS Solid State Logic(SSL) SSL2どっちを選べばいいの?

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2020年02月08日

*今Twitterで話題になっている新作オーディオインターフェース。MOTU M2(M4)とSSL(SSL2,SSL2+)! ついに来ました!ようやくSSL2も入荷したのでこちらのレビューをしていきたいと思います。 MOTUとどう違うのか気になっている方も多いはず!早速いってみましょう!! *MOT […]

今Twitterで話題になっている新作オーディオインターフェース。MOTU M2(M4)とSSL(SSL2,SSL2+)!

ついに来ました!ようやくSSL2も入荷したのでこちらのレビューをしていきたいと思います。

MOTUとどう違うのか気になっている方も多いはず!早速いってみましょう!!

MOTU(Mark of the Unicorn)って?

MOTUはアメリカにあるオーディオインターフェースやDAWを作っている会社です。

10年以上前からDTMをされている方にはとても馴染み深い定番メーカー。WindowsXP時代は中~上級者でオーディオインターフェースを選ぶならどこがいいか?と聞かれればまず候補に上がっていました。

昔は使い方が難しい等、機材に詳しい方でないと敷居が高いイメージでしたが使用者からはその圧倒的音質で多大な支持を集めていました。

SSL(Solid State Logic)って?

SSLはイギリスのコンソールメーカーです。日本の大きなスタジオでは恐らくSSLの卓が多いのではないでしょうかというくらい

J-POPシーンでは切っても切り離せないほど信頼性の高いメーカーです。

よくWAVES等のプラグインでもソフトとして登場する等、世界の音楽シーンの歴史でこの名前を耳にしないことはないほど素晴らしい機材を数多く世に出し続けてきました。

今なぜこの2メーカーが注目を浴びているのか?

それはどちらのメーカーもこの価格帯で商品を発表するのはとても異例なことだからです。

MOTUでも最低5万円以上~、SSLに至ってはオーディオインターフェースを出す段階で既に驚きですが最低価格はどれも20万円を超えるような機材ばかり!それは期待値も高まります。

これら2機種は具体的にどこが優れているのか?

20000円~40000円辺りのオーディオインターフェースの中では破格の性能を持っているから

内容としては

  • 入力部分(マイクプリアンプ)の性能
  • 出力部分(DAコンバーター)の性能
  • USB Type-C端子による電源の安定性が向上
  • 高サンプリングレート、低レイテンシーを実現

どれももう1~3ランク程高いオーディオインターフェースに搭載されているものをふんだんに使用しています。

MOTU M2/M4 SSL SSL2/SSL2+
AD/DAコンバーター Sabre32 Ultra™DAC AKMコンバーター
入力(マイクプリアンプ) -129dBu EIN -130dBu EIN
メイン出力 120dB 112dB
ループバック ×

MOTUは前回の記事にてスペックが分かります。MOTUはApogeeと同じメーカーのAD/DAを、SSL2は日本の旭化成エレクトロニクスのAD/DAを使用しています。(ZOOM tac-2やArturia AUDIO FUSE等)

USAサウンドとUKサウンドの好みでも分かれそうです。(個人的にUSAはシンセ等無機質なサウンドが得意でUKは生楽器が強い印象です)MOTU、SSLでもその違いが出ていて非常に面白いと思いました。

大きさ比較

大きさはSSLの方が奥行、高さがあります。横幅も少しだけSSLの方が大きいかな?という感じです。

持ち運びだとMOTUのほうに軍配があがりそうです。

どんなジャンルの人が買えばいい?

※見た目、大きさ、ジャックの配置場所を除いて判断します。

EDM等トラックメイキング,生配信,音楽鑑賞,ライブでの同期演奏なら

MOTU M2がオススメ!!

※同期演奏の場合はM4を推奨します。

選んだ理由

まず、MOTU M2はループバック(ステレオミキサー機能)付きのオーディオインターフェースなので

配信にとって必要なPC内のサウンドと入力をミックスすることが可能です。

入力部分も非常に癖のないクリアなサウンドのため何かを録るということに関しては『どれでも綺麗でクセのないサウンド』が録音できるため、サンプリングの音を録ったりするのにも良さそうです。

また、出力(ヘッドフォンアンプ、マスターアウト)のゲインが高めに作られているのでライブPAに送るサウンドもフルパワーで再生されます。SSLに比べて持ち運びもコンパクトで取り回しが利きやすいのもポイントですね!

ギター、ベース、ボーカル等楽器の録音をするなら?

SSL2がオススメ!!

選んだ理由

SSLは自宅での制作時に重宝するオーディオインターフェースだという印象を受けました。

SSL2のマイクプリアンプには4kというSL4000というシリーズのアナログコンソールをイメージした完全アナログサウンドの機能があり、本来のデジタル変換されたサウンドとは違う図太い音で録音可能です。

SSL2のマイクプリを試しましたが、しばらくはこの価格でこのインターフェースを超える音で録音できる機材は出てこないのではないかと思います。ギターを試しに録ってみましたがプリアンプの性能が恐ろしく高いです。普通だったら思いっきり回すととてもではないですが潰れてしまって使えない音になってしまいますがこのSSL2、3時くらいまで回しても破綻した音にならず、逆にアンプのゲインで作ったようなオーバードライブサウンドに変化します。波形的にはノリになっちゃってますがパッと聞いた印象では全く破綻していなく、非常に優秀だと感じました。逆にクリーンでクリップ寸前までゲインを上げたときはクリップ音が入るので要注意です。(こちらは普通のオーディオインターフェースでも同様)

低価格で録音の音、再生の音を即戦力で求めるならどちらでも申し分ないのですが、自分で編集したりしない方はSSLの方が録音後のクオリティを考えるとそのまま使えそうです。

次回入荷未定!現在店頭展示のみ行っています。
メーカー 型番 販売価格(税込) デジマート
MOTU M2 23,980円 ご注文はコチラ
MOTU M4 30,580円 ご注文はコチラ
Solid State Logic SSL2 28,600円 ご注文はコチラ
Solid State Logic SSL2+ 35,475円 ご注文はコチラ

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