世界のヤマハ!最新アコースティックギター・サイレントギター特集
日本最大の楽器メーカーといえば、誰もが答える『ヤマハ』の三文字。その徹底したクオリティは世界の『YAMAHA』となっておりますが、伝統的な大企業でありながら、圧倒的技術力と開拓精神は楽器にとどまらず、半導体・スポーツ用品・自動車部品等、様々な商品事業を展開し、その都度で数々の伝説を残しております。
今回は、その一端に触れながら、先進のテクノロジーが生んだアコースティックギターをご紹介致します。
ヤマハのとてつもない歴史
1888年(明治21年!)創業者、山葉寅楠氏が小学校からの依頼でオルガンを修理したことがきっかけで浜松にて日本初の国産オルガンの製造に成功。
1897年(明治30年)ヤマハ株式会社の前身である日本楽器製造株式会社として創立。『ヤマハ』ブランドとして楽器製造販売事業を展開。
1916年(大正5年)寅楠氏逝去、二代目社長天野千代丸氏が就任。
1921年(大正10年)楽器製作での木工技術を買われ、軍用航空機の木製プロペラを作るよう大日本帝国陸軍から要請。テストのために借りてきたエンジンが頻繁に壊れる為、社員が何度も修理をしているうちに技術が身に付き、もう作った方が早いということで、プロペラのテストのためだけについででエンジンを製作。後のヤマハ発動機設立の原点となる。
同年8月、西川楽器(西川オルガン)を合併。家具の製作に着手。
1935年(昭和10年、モーグシンセサイザー登場の28年前!)日本初の電子楽器「マグナオルガン」製作。
1937年(昭和12年)日本管楽器株式会社をグループ化。一大楽器総合商社に成長。
1938年(昭和13年)日本が支那事変の泥沼に突入したさなか、帝国陸軍管理下に置かれ、金属プロペラ生産の軍需工場となる。
1944年(昭和19年)11月 楽器類の生産を完全休止。
1945年(昭和20年)7月 イギリスの戦艦キング・ジョージ5世による艦砲射撃で浜松の工場が全壊。
1945年(昭和20年)10月(終戦からわずか2ヵ月後!)ハーモニカ、シロフォン製造開始。
1949年(昭和24年)5月 東証1部に上場。
1950年(昭和25年)川上源一氏(当時38歳)第四代社長に就任。多角化経営に乗り出す。
1954年 ヤマハ二輪車部門設立、初の自動二輪車『YAMAHA125(YA-1)』開発開始。
1955年(昭和30年)7月 二輪車部門が独立。ヤマハ発動機株式会社設立。
翌1956年(昭和31年)『YAMAHA125(YA-1)』が第3回富士登山レースに初出場で優勝。「赤とんぼ」の愛称で大ヒット。
1959年(昭和34年)二輪車で使われるFRP(強化プラスチック)加工技術の応用で初のスポーツ用品としてアーチェリーを開発。
1959年(昭和34年)12月 日本の狭い住環境に適した鍵盤楽器として『エレクトーンD-1』発売。同時にヤマハオルガン教室(現在のヤマハ音楽教室)が開講し全国展開。
1961年(昭和36年)FRP加工技術の応用でスキー板、住宅用浴槽発売。
1964年(昭和39年)鳥羽国際ホテルをオープン。その後次々とリゾート開発に着手。
1971年(昭和46年)に初のIC生産を開始。
1977年(昭和52年)FM音源を開発したスタンフォード大のチョウニング博士から製造ライセンスを取得。
1981年(昭和56年)にローランドなど電子楽器メーカー5社と共同で電子楽器演奏デジタル情報接続通信規格『MIDI』制定。
1983年(昭和58年)5月、FM音源採用のデジタルシンセ『DX-7』を発売し大ヒット。伝説の名器となる。
同年10月、MSX規格のパソコンを発売。その後MSX2、MSX2+、MSXturboR規格のパソコン発売に並行してパソコン関連機器を発売。とりわけ、パソコン用のFM音源ユニットは80年代のトップシェアを確立。
1987年(昭和62年)創業90年目にして日本楽器製造株式会社からヤマハ株式会社に社名変更。
1990年代、バブル崩壊により多角経営が行き詰まり、経営縮小。
2003年(平成15年)2月、音声合成技術『VOCALOID(ボーカロイド)』発表。
2005年(平成17年)CuBASEなどを手懸けていたドイツの音楽ソフト会社スタインバーグを買収。
2007年(平成19年)8月、クリプトン・フューチャー・メディアがVOCALOID技術を採用した『初音ミク』発売。その後、社会現象といえるほどの大ヒットとなる。
2008年(平成20年)オーストリアの老舗ピアノメーカー、ベーゼンドルファーがヤマハ傘下に。
同年6月、ヤマハ伝統と先進の技術を結集した手工アコースティックギター『LL36』発売。
2010年(平成22年)ヤマハ楽器製作技術と電子音響技術の結晶、サイレントギター発売。
2015年(平成27年)10月、サイレントギターが5年ぶりにフルモデルチェンジ。
な、長っ!これでもだいぶはしょりました・・・。
これは余談なのですが、ヤマハ株式会社とヤマハ発動機のロゴの違いってご存知ですか?実は・・・
YAMAHAの【M】の字の、真ん中が浮いてるほうが“楽器の方”のヤマハなのです!
とてつもない激動の歴史を経て伝統の技術を守りながら、攻めの新技術開発と応用を常に繰り返してきたヤマハ。時代の大波に翻弄され、幾度もの危機に陥りながらも不死鳥の如く何度も甦ってきたヤマハ。どうです?少しはヤマハが好きになってきたでしょう?
というわけでこの後は、ヤマハが長い歴史の中で培ってきた技術の粋を集めた最新アコースティックギター『LL36 ARE』と、サイレントギター『SLG200』シリーズをご紹介致します!
商品一覧
メーカー名 | 商品名 | 価格(税込) | 付属品 |
---|---|---|---|
YAMAHA | LL36 ARE | ¥330,480 | ハードケース |
YAMAHA | SLG200S | ¥64,800 | 専用ソフトケース、ステレオインナーフォン、単3乾電池x2本 ※電源アダプターは別売(PA-3C) |
YAMAHA | SLG200N | ¥64,800 | 専用ソフトケース、ステレオインナーフォン、単3乾電池x2本 ※電源アダプターは別売(PA-3C) |
YAMAHA LL36 ARE
- ヤマハが独自に研究・開発した木材改質技術(A.R.E.)採用アコースティックギター
- 新デザイン「ノンスキャロップ・Xブレイシング」構造トップ裏、スクエア・フレーム構造搭載のボディは全面ラッカー塗装
- 振動伝達効率の高い5層構造ネック、ボリュート加工を施した強度の高いヘッド
商品詳細
ヤマハのアコースティックギター「L36シリーズ」では、ギター製作の職人が長年培った技術と経験を元に、他とは比較できない広いダイナミックスレンジと音量バランスを再現します。手細工のインレイから極薄のラッカー塗装に至るまで、「L36シリーズ」のコンセプトである「ラグジュアリー(豪華)」というキーワードを、明確に表現しています。A.R.E. [Acoustic Resonance Enhancement]とは、ヤマハが独自に研究・開発した木材改質技術です。ギターのボディ材にこの技術を施すことで、長年弾き込まれたような豊かな鳴りを実現します。薬品類を一切使わず、温度、湿度、気圧を高精度に制御することにより、製材後長期間を経た木材の経年変化と同様の変化を短期間で生みだすことによって音の伝達と振動効率を上げ、中低音成分の伸びの促進と高音成分の立ち上がりの増大や減衰の高速化を実現します。このため、バランスが良く耳障りな倍音成分の少ない、熟成された温かみのあるサウンドが得られます。今回のモデルチェンジを機に、従来は手工モデルのみに採用していた「A.R.E.」を、全モデルに採用しました。新デザイン「ノンスキャロップ・Xブレイシング」構造のボディトップ裏やスクエア・フレーム構造を採用した胴内部サウンドホール周辺、全面ラッカー塗装のボディ、ボリュート加工により強度を高められたヘッド裏など、ヤマハが長年培ったギター製作技術がふんだんに盛り込まれた一本です。
スペック
ボディトップ材 | イングルマンスプルース単板(A.R.E.) |
---|---|
ボディサイド・バック材 | インドローズ単板 |
指板材 | エボニー |
ネック材 | マホガニー+ローズウッド5プライ *ボリュート加工・ヘッド裏化粧板 |
ピックアップ | なし |
カラー | NT |
スケール | 650mm |
フレット数 | 20F |
付属品 | ハードケース |
メーカー | 型名 | 価格(税込) |
---|---|---|
YAMAHA | LL36 ARE | ¥330,480 |
こちらの商品は島村楽器オンラインストアでも取り扱っております!
YAMAHA SLG200S
- ヤマハ製サイレントギターのニューモデル
- 共鳴胴を持たずフレームとエレクトリック部のみの軽量コンパクトなシンプルデザイン
- ヤマハ独自の「SRTパワードピックアップシステム」採用。高音質なアコースティックサウンドを実現。
商品詳細
常に最先端の技術の導入し、意欲的な製品を次々とリリースしている世界的楽器メーカーのヤマハが、先進のエレクトリック音響技術でアコースティックの常識を根底から覆した『サイレントギター』シリーズが5年ぶりのフルモデルチェンジをしました。当モデルはスチール弦を使用したモデル『SLG200S』です。アコースティックらしさと従来のアコースティックギターにはない斬新さを目指した当製品は、開発チームとデザイン研究チームの両者が共同して、モダンなデザインと高い演奏性を兼ね備えた独特なフォルムを実現。共鳴胴を持たない独創的なデザインはそのままに、全体の形状を見直した他、ボディにマホガニー、フレームにローズウッド&メイプルを採用。木の温もりを感じられる魅力的な質感となっています。そして、ヤマハ独自の「SRTパワードピックアップシステム」は、共鳴胴を持たないサイレントギターのために開発された電子技術とアコースティック音響技術の結晶です。各弦独立エレメント方式ピエゾピックアップが拾った振動を、抜群のレスポンスで自然なアコースティックギターサウンドに変換。胴鳴りの空気感や音色の変化まで忠実に表現します。旧モデルに比べさらに細かいサウンドコントロールも可能になっています。サウンドホールがないためハウリングにも強く、ステージでエレアコとしても利用可能。ボディはフレームをはずすことでコンパクトに収納可能なため、持ち運びにも優れています。旧モデルの良さを引き継ぎつつも、さらにブラッシュアップされた性能を持つサイレントギターです。
スペック
ボディトップ材 | (本体材質)マホガニー |
---|---|
ボディサイド・バック材 | (フレーム)ローズウッド&メイプル |
指板材 | ローズウッド |
ネック材 | マホガニー |
ピックアップ | SRTパワードピックアップシステム |
カラー | NT |
スケール | 634mm |
フレット数 | 22F |
付属品 | 専用ソフトケース、ステレオインナーフォン、単3乾電池x2本 ※電源アダプターは別売(PA-3C) |
メーカー | 型名 | 価格(税込) |
---|---|---|
YAMAHA | SLG200S | ¥64,800 |
こちらの商品は島村楽器オンラインストアでも取り扱っております!
カラーバリエーションもご用意!
TBS
TBL
YAMAHA SLG200N
- ヤマハ製サイレントギターのニューモデル
- 共鳴胴を持たずフレームとエレクトリック部のみの軽量コンパクトなシンプルデザイン
- ヤマハ独自の「SRTパワードピックアップシステム」採用。高音質なクラシックギターサウンドを実現。
商品詳細
常に最先端の技術の導入し、意欲的な製品を次々とリリースしている世界的楽器メーカーのヤマハが、先進のエレクトリック音響技術でアコースティックの常識を根底から覆した『サイレントギター』シリーズが5年ぶりのフルモデルチェンジをしました。当モデルはナイロン弦を使用したエレガットギタータイプのモデル『SLG200N』です。アコースティックらしさと従来のアコースティックギターにはない斬新さを目指した当製品は、開発チームとデザイン研究チームの両者が共同して、モダンなデザインと高い演奏性を兼ね備えた独特なフォルムを実現。共鳴胴を持たない独創的なデザインはそのままに、全体の形状を見直した他、ボディにマホガニー、フレームにローズウッド&メイプルを採用。木の温もりを感じられる魅力的な質感となっています。そして、ヤマハ独自の「SRTパワードピックアップシステム」は、共鳴胴を持たないサイレントギターのために開発された電子技術とアコースティック音響技術の結晶です。各弦独立エレメント方式ピエゾピックアップが拾った振動を、抜群のレスポンスで自然なクラシックギターサウンドに変換。胴鳴りの空気感や音色の変化まで忠実に表現します。旧モデルに比べさらに細かいサウンドコントロールも可能になっています。サウンドホールがないためハウリングにも強く、ステージでエレアコとしても利用可能。ボディはフレームをはずすことでコンパクトに収納可能なため、持ち運びにも優れています。旧モデルの良さを引き継ぎつつも、さらにブラッシュアップされた性能を持つサイレントギターです。
スペック
ボディトップ材 | (本体材質)マホガニー |
---|---|
ボディサイド・バック材 | (フレーム)ローズウッド&メイプル |
指板材 | ローズウッド |
ネック材 | マホガニー |
ピックアップ | SRTパワードピックアップシステム |
カラー | NT |
スケール | 650mm |
フレット数 | 19F |
付属品 | 専用ソフトケース、ステレオインナーフォン、単3乾電池x2本 ※電源アダプターは別売(PA-3C) |
メーカー | 型名 | 価格(税込) |
---|---|---|
YAMAHA | SLG200N | ¥64,800 |
こちらの商品は島村楽器オンラインストアでも取り扱っております!
カラーバリエーションもご用意!
TBS
TBL
ご試奏はお気軽に!
いかがでしたでしょうか?伝統技術の蓄積と先進技術の開発と融合を常に見せてくれるヤマハの魅力的な商品。ご試奏は営業時間内ならいつでも受け付けておりますので、お気軽に当店スタッフまでお申し付けくださいませ!
お問い合わせ
店舗名 | 島村楽器 梅田ロフト店 |
---|---|
電話番号 | 06-6292-7905 |
当社HPからの問い合わせ先 | お問い合わせ先 |
担当 | 鈴木 |
島村楽器梅田ロフト店のツイッターではいろいろな商品やイベントの情報を配信中です
フォローお待ちしております
お支払い方法
店頭でのお支払いは以下の方法をご利用頂けます。
- 現金
- クレジットカード
- デビットカード
- ショッピングクレジット
お振込みでのお支払もご利用頂けます。
店舗までのアクセス・ご来店のお客様
〒530-0013
大阪府大阪市北区茶屋町16-7
梅田ロフト8F
- 阪急「梅田駅」 徒歩5分
- 各線「梅田駅」 徒歩10分
※記事中に販売価格、在庫状況が掲載されている場合、その情報は記事更新時点のものとなります。店頭での価格表記・税表記・在庫状況と異なる場合がございますので、ご注意下さい。