島村楽器立川店×第一興商(LIVE DAM)Let’s 自宅カラオケ!! Part.2

2022年06月06日

カラオケボックスのシステム構築について カラオケボックス。今ではどの駅近くにもある人気アミューズメントですよね。この記事を読んでいる方でしたら殆どの方が行った事があると思います。行ったらまず自分の声に合わせてマイクの音設定をされる方などとベテランの方も多いでしょう。そんな方に質問です。 どうやって自 […]

カラオケボックスのシステム構築について

カラオケボックス。今ではどの駅近くにもある人気アミューズメントですよね。この記事を読んでいる方でしたら殆どの方が行った事があると思います。行ったらまず自分の声に合わせてマイクの音設定をされる方などとベテランの方も多いでしょう。そんな方に質問です。

どうやって自分の声とカラオケ音源がスピーカーから出ているのか、精密採点がどのような仕組みで反映されているのかご存知でしょうか?これを知っているとあなたは更にカラオケマスターになれる事間違いなし! そして自宅カラオケシステム構築を感覚で理解出来るようになります。一つずつ解説をさせて頂きます。

①LIVE DAMというハード機はミキサー機能付きのネットワークプレイヤーだと考えると分かりやすい!

まずカラオケ機本体のLIVE DAM。これはあくまでネットワークに繋いであるオーディオプレイヤーに近い存在であり、デンモクより予約された曲は再生前に第一興商様の持つ音源保管サーバーより手元のLIVE DAMにダウンロードがされた後に再生される仕組みだと思われます。ただ通常の聴く事を目的としたネットワークプレイヤーと異なりLIVE DAMにはマイクの入力と出力機能が付いているのです。

この事からLIVE DAMにはマイクの入力に合わせた高品質マイクプリアンプとDSP機能搭載のミキサーが内蔵されている事が分かります。

DSPというのはデジタル・シグナル・プロセッサの略で簡単に言えばエフェクトなどの処理を得意とする専用のコンピューターと考えて頂くのが分かりやすいです。LIVE DAMには自分の声にエコーをかけたり、女性ボイスへの変更機能などがございますよね。これらがDSPと考えて頂ければ問題ありません。

②LIVE DAMだけでは音は出ない!

LIVE DAMにはパワーアンプ機能は搭載されていない為、カラオケ屋さん側が設置しているスピーカーに対応したパワーアンプを導入しております。

よくLIVE DAMの下にこのような機械を見かけないでしょうか。このパワーアンプにより、カラオケ機本体の音を大きな音へ増幅しています。基本的に、カラオケボックス等で使用されているスピーカーはパッシブタイプというもので、カラオケ本体にスピーカーをつないでも音はでず、このパワーアンプが必要になります。

③LIVE DAMと全く同じシステム構築を他システムで作る事は不可能

ここまで話していて自宅で同様のシステムが作れないってどういう事!?と思われる方も多いでしょう。どの部分で同様のシステム構築が出来ないのかをお答えしますと、これが精密採点の部分に響いてきます。

これは少しエフェクターシステムの話にも繋がるのですが、精密採点はエコーなどがかかっていない素のマイク入力音にて音程解析、ビブラート解析がされていると考えます。エフェクターなどの用語で直列接続、並列接続という言葉があります。これが大きく関係しておりこれを分かりやすく図解してみました。

LIVE DAMの場合、精密採点を認識しているのは並列接続にて繋がっている素のマイク音になります。自宅カラオケシステムを組む上ではどうしても直列接続でのシステム構築になる為、根本的な接続方法が異なります。

今紹介したカラオケボックスのシステム構築を理解して頂いた上で自宅カラオケにおけるサウンドシステム構築についてご説明させて頂きます。

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